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三月は深き紅の淵を みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー658件

みんなの評価3.9

評価内訳

651 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

稀覯本マニアなら一度は読んでみたい

2022/06/02 04:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本中の古書コレクターたちが血眼になって探している幻の1冊を巡って、4つの物語が同時進行していく展開が巧みです。決して手に入らないものを追い求めてしまう人間の哀しさと、読書を愛する全ての人への温かいメッセージが胸にしみます。

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紙の本

とある本を巡る4つのお話

2021/10/31 13:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏のメロン色 - この投稿者のレビュー一覧を見る

6番目の小夜子が再放送されていた縁で、初期作品を読み始めました。
一話目が一番好きですが、三話目もなかなか余韻が残りました。誰もが納得いくようなスッキリした締めかたではないけれど、それも含めてミステリアスな世界に魅了されました。

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紙の本

面白い

2021/10/29 22:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Pana - この投稿者のレビュー一覧を見る

1冊の本「三月は深き紅の淵を」をめぐる連作短編集。
1つの本について、こんなに話ができる仲間がいることがとても羨ましい。

4作品が収まていますが、どの作品も面白かったです。

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電子書籍

概ね面白い

2017/06/19 20:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は「入れ子式小説」のようで、小説について書かれた小説です。稀覯本「三月は深き紅の淵を」を巡るエピソードが4つ収録されていますが、うち第3章「虹と雲と鳥と」は、いきなり女子高生2人の転落死から始まる古典的なミステリー展開で、それだけでも楽しめます。幻の小説はこのエピソードではまだ書かれていない、近い将来書かれるであろう所で終わっています。
第4章「回転木馬」では、この小説の作者が今まさに小説「三月は深き紅の淵を」を書こうとしているところが書かれていて、稀覯本「三月は深き紅の淵を」の粗筋として暗示されていた部分や4部構成であることを受け継ぎつつ、全然違う物語が展開していきます。「こんな書き出しはどうだろうか」という疑問文が所々にさしはさまれるので、それで初めて自分が作中作を読んでたことに気が付いたりするわけですが、一人称で語られている部分(これは執筆中の作品「三月は深き紅の淵を」の視点と執筆中の作者の視点)と、彼女という三人称で語られている部分(これの位置づけがあまりはっきりしない。)と「理瀬は…」という固有名詞で展開される不思議な学園(そこは「3月の国だ」という)の話が、とりとめのない回想シーンが折り重なるように綴られていて、気を付けないと迷子になりそうな不安定な感覚に襲われます。

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電子書籍

麦の海に沈む果実を読む前に

2016/12/09 09:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んだ方がいいと思います。リンクしています。私はこれを読んで麦の海にはまりました。恩田さんの奇妙で不思議な世界観すごく好きです。

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紙の本

稀少本をめぐる連作集です。

2006/06/23 22:41

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 久しぶりに恩田作品を読んでみました。
本書は、恩田さんの初期作品で「三月は深き紅の淵を」という、
幻のミステリを巡る4作の連作集です。
 最後の作品で恩田さん自身と思われる作家の独白っぽい
ものがあり4作の位置付けが判るのですが
一作目は、サラリーマンが会社の会長が含まれるミステリの好事家
の会合に参加する話
これは、実は、こんな「三月は深き紅の淵を」というミステリなんか
ないんじゃないかと、いうお話し。
二作目は、女性編集者が、作者の謎を求めて、旅行する話
これは、ミステリを書いた作家を中心に添えたお話し。
三作目は、謎の死を遂げた、女子高校生を巡るお話しで
これは、このミステリが、書かれるかなり以前のお話し。
そして4作目は、小説を書こうとしている作家と、
夢の中のような不思議な経験をする少女の話。
これは、ミステリが書かれる過程というか、書く直前もしくは、書いている最中のお話しと、なっています。
どれも、一応、独立していますが、微妙にリンクしていて、
謎が、重層に絡み合って出来ています。
 恩田ワールドという言葉があるのですが、
久しぶりに読んで正にそんな感じだったなぁと思いました。
上手く説明できないのですが、恩田さんの書く言葉の霧の中に
取り込まれてぽわ〜んと、した雰囲気に飲み込まれる感じです。
霧の中に入ってぼんやりする感じですかね、、。
 その霧が、謎だったり、ミステリの仕掛けだったりするわけです。
 4作目の作家の独白が、恐らく恩田さん自身に近い、
感覚と感情の吐露で非常に興味深いです。
深夜に書いた文章は、かなり暴走していて、翌朝読み直すとあまり使い物にならない
とか、物語というものに対する、自分自身のスタンスなんかも、書かれています。
深夜に書いた、ラブレターって危ないって、言いますからね、、、。
 恩田ワールドに迷い込んでください。

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紙の本

読んで損なし!

2006/06/21 22:39

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:由季 - この投稿者のレビュー一覧を見る

恩田陸の新刊を読みました。いや〜これはいい!
恩田陸の会話形式(Q&Aみたいなやつ)に飽きてたけど、これはまるで違う!
小説って、物語自体の面白さや文章のうまさも大事だけど、「綴られ方」の新しいパターンを作るのが本当に難しいと思う。
ドミノやQ&Aしかり、あのパターンを生み出した恩田陸もすごいけど、今回の「三月は深き紅の淵をという、幻の作品を、三月は深き紅の淵をという作品で綴る」技法を生み出した恩田陸は同じ人だけどもっとすごいと思う!
読み進めば進めるほど面白い!
ぜひ一読あれ!

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紙の本

恩田さんって本当に“サービス精神満点”の作家さんである。

2004/04/22 23:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

約3年ぶりに再読した。
恩田さんの作品って読めば読むほど味が出てくる。
本作は今となれば恩田さんの特徴が1番あらわれた作品といえるかもしれない。
とにかくこの方は本好きなのであろう。
本作を読むとそれがひしひしと伝わってくるのである。
一般的に言われている“引き出しの多さ”も彼女の本好きから生まれた所以であると体感出来る。

さて、内容的には「三月は深き紅の淵を」というタイトルの幻の本にまつわる話である。
たった1人にたった1晩だけ貸すことが許された本をめぐるさまざまなエピソード…
全4部からなる構成であるが、ワクワク感を持って読めるという点では本作は傑出した作品となっている。
イメージ的には“テレビドラマのオムニバス形式みたいな感じで楽しむべき作品”かもしれない。

やはり入れ子形式の作品として考えると構成力の素晴らしさが目につくのであるが、第1章〜3章までのそれぞれのストーリーも読者を釘付けにしてくれる点は忘れてはならない。
個人的にはやはり切なさが1番漂っている第3章が良かったかな。
いずれにしても、専業作家になる前に書かれた作品で作者の意欲が読者に伝わってくる点が嬉しい。

今回特に注目して読んだのは最終の第4章である。
初読の時ほど第4章に関して違和感を感じなかった。
1人称で語られてる部分があり恩田さんの“野心と本音”を垣間見ることが出来たような気がする。
ある程度恩田さんの作品を読まれた方にとってはきっと大きな収穫であろう。

第4章はまとまり感においては物足りない面も否めないが、きっと『麦の海に沈む果実』へのプロローグへと繋がる作品だと割り切って読むことが出来たからだと思う。
少しは恩田作品の知識も付いて来たかな(笑)

いずれにしても恩田さんのサービス精神満点なところがギュッと詰まった1冊だと言えそうです。

トラキチのブックレビュー

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紙の本

本好きにはたまらない本

2002/04/21 19:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かずね - この投稿者のレビュー一覧を見る

「三月は深き紅の淵を」という幻の本がある。作者は不明。たった1人に1晩だけ貸す事が許されているという本。読み出したらやめられない、そんな魅力を持った本にまつわる物語です。入れ子構造になっていて、少し複雑ですが、それがまた逆に心地よかったりします。この幻の本にまつわるエピソードを読んで行くと、どんどん引き込まれてしまいます。本好きの人なら、この本を手に取ってみたいと思うのではないでしょうか? ただ、最後の章が話の視点がころころと切り替わるので、読みにくく、また少し理解しにくかったです。けれど、久しぶりに読むのにはまった、そんな1冊です。また、「麦の海に沈む果実」と話がリンクしているので、先に、「三月は〜」を読んだ方がいいようです。

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紙の本

セット読みが楽しめる本

2001/11/10 18:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:藍桐 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 一冊の幻の本をめぐる、不思議な物語四編というのがこの本。ところが、最後の話を読んでいると、どこかで読んだことがある! という部分がたくさん出てきます。それは同じ著者の「麦の海に沈む果実」という物語の一節。この「麦の海に沈む果実」を私は先に読んでいて、そこにこの「三月は深き紅の淵を」という本の存在だけが登場するので気になって手にとったのですが、この二つの物語が、互いに微妙に関係しあっているその微妙さに惹かれました。
 別に二冊とも読まなくては話がわからないわけではないし、二冊とも読むことがそんなに重要なわけでもないのに、それなのに二つの物語の中でお互いが大きな存在感を持っている。そんな不思議な関係でした。
 是非、これを読んだ方は「麦の海に沈む果実」を、そして「麦の海に沈む果実」しか読んでない方はこの「三月は深き紅の淵を」を読んで、その二つの作品の微妙な関係を楽しんで欲しいと思います。

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紙の本

本にまつわる不思議な、フシギな物語

2001/07/29 15:20

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投稿者:上六次郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 読書好きの人にとっておもしろい本があるという噂を聞けば、是非読んでみたいと思うのではないだろうか。まして、その本が幻の名作と呼ばれているようなものであれば、なんとかして手に入れたいと思うのではないだろうか。書店や古本屋を探し歩き、最近ならネットを使っての検索などの努力を惜しまないのではないだろうか。マニアとか○○中毒とか呼ばれている人たちの行動は一般人の常識を超えた、はた迷惑なものであることが多い。

 第一章の「待っている人々」では読書が趣味であるということで鮫島が会社の会長の別宅に招かれることになる。そこで読書好きの会長とその友人たちから十年以上探しても見つからない本「三月は深き紅の淵を」の話を聞かされる。そして別宅の中からその本を探し出すことを依頼される。

 本書は「三月は深き紅の淵を」にまつわる話が他に三編収められており、それぞれは独立していながらも「三月は深き紅の淵を」という本によって結び付けられている。それぞれの話は直線的に繋がっているのではない。螺旋階段を登るように、もとの位置に戻ってきているようではあるが、実は違う空間へと連れていかれたんだという印象を与えてくれる。

 作者は第二章で書いている「物語が物語自身のために存在する」、そして「本に作者がいることに気付かない」ような本を捜し求めているのかもしれない。本書はその実験の一つなのかもしれない。

 なんとも不思議な感覚が残る一冊である。

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2010/05/06 22:33

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2011/01/30 03:32

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2009/11/04 22:50

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2010/01/17 13:17

投稿元:ブクログ

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