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みんなのレビュー383件

みんなの評価4.3

評価内訳

375 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ランナー・村上が目指すもの

2011/01/20 19:26

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ルルシマ - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上さんのエッセイというと、「村上朝日堂」その他で解るように、
小説から受けるイメージとは違って明るく庶民的。
彼の作品が重くていや、という人はエッセイを読んで欲しいと思うくらい、
自然な人となりが出ていてファンも多いのではないでしょうか。
でも今回のこれは、厳密に言うとエッセイではないです。
これは彼のランナーとしての現在・過去・未来への記録だと思う。

今までのエッセイではランニングのことはあまり触れず、
もっぱらスポーツといえばスイミングについて書かれていることが多かったように思います。
周知の事実で、彼は朝は早く起きて、簡素な食事に散歩やスイミング、
その合い間、というかほとんどは午前中の早い時間の執筆活動、といった生活について多くのところで書いています。

それがこの本で語る「走ること」については、珍しく熱くアグレッシヴに取り組んでいることが判ります。
でも本人は、「勝ち負けは頭にない」といいきり、大事なことは「自分の目標をクリアすること」だと述べているのです。

確かに彼の「走ること」の歴史はすばらしい。
20何年、毎年フルマラソンに出場していて、そのうちの何年かはトライアスロンにも参加している。

ボストンマラソン、ニューヨーク・シティ・マラソン、
サロマ湖100キロマラソンに、村上国際トライアスロンなどなど。

勝ち負けは気にしなくとも、自己目標をクリアするために、
何ヶ月も前から完璧にも思えるトレーニングと調整を続ける村上氏。
しかし、その折々に様々なアクシデントが彼を襲い、完走するも思ったような走りが出来なかった時が続くと
周到な準備にもかかわらず不発だった自分のランを様々な角度で分析していく。

そしてその度に彼が行きつくのは自分の「老い」。
ここまでして、調整も続けて、体調も悪くない。
ウエアも装備もシューズも完ぺきだ。
なのにダメだったのは、どうにもならない「老いた自分」。

写真で見る村上さんの若い頃のランニング姿。
彼は、「小説をしっかり書くために身体能力を整え、向上させる」と書いているけれど、
いやいや、どうして、かなりの本気です。
家で小説を書く「静」の自分と、
水泳やトレーニングやランで絞り切った「動」の自分とのバランスを上手くとることで、たしかにより創作活動はしやすいのでしょうが、
この本を読むと、彼の中で時としてランの方が執筆活動よりも熱いのでは?と思わずにはいられません。
そのためには自分の「老い」もきちんと受け入れ始めた村上さんが、自然体で今後のランナー人生を進まれる宣言のような作品だったと思います。

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紙の本

生きているという実感

2021/08/09 14:54

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹はフルマラソンをライフワークとして毎年1回は走っている。
絶対に歩かないで最後まで走る。これが心情。
トライアスロンもやる。
なぜ辛い思いをしてまで走るのか?
村上春樹は言う。
「この苦しさを通過していくことをあえて求めるからこそ、
自分が生きているというたしかな実感を、
少なくともその一端を、僕らはその過程に見いだすことができるのだ。」
私は、フルマラソンを2回走った。
1回目は4時間40分。2回目は5時間5分。
実に辛かった。本当に辛かった。レース後に実感した。まだ、生きている。
自分の身体の限界に挑戦する者たちは、
生を人一倍実感しているのは本当だと思う。

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紙の本

一途にまっすぐに。

2015/11/24 20:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雪空スウィング - この投稿者のレビュー一覧を見る

成長したいと日々願うことがある。
楽しさと、うまくいかないことへの焦り、それでもやっぱり好きなこと、永遠の片思いのような気持ち、その一途さ、まっすぐさがこの本には詰まっているよつに思う。
私に走る趣味はないけれど、村上さんにとっての走ることと私の好きなことを重ね合わせ、一緒に走っている気持ちになった。

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紙の本

何度でも読み返したい、勇気の湧く1冊

2021/11/28 22:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めてこの本を手に取った際には、確か就活真っ最中で、この本に勇気づけられた記憶があります。1冊を通じ、終始一貫して村上春樹氏の「ランナーとしての哲学」に触れることが出来る。レースに備え粛々と、着実に準備していく姿には敬意を表したいし、目標に向けストイックに取り組むメンタル面での強さは、「走ること」に限定せず見習いたいと思う。-もし僕の墓碑銘なんてものがあるとしたら、“少なくとも最後まで歩かなかった”と刻んでもらいたい-のコメントはしびれる。

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紙の本

学びたい背中

2020/10/07 00:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙を開くとすぐに、村上さんが走る後姿の写真があって、ハッとする。表紙の真ん中にあるのと同じもので、大きく引き伸ばすことではっきり見えてきた、感じの良い美しさを持つ背中。おおよそ考えられるすべての無駄をそぎ落とし、しなやかな筋肉に汗して走る。その写真に見とれた読者は多いんじゃないかと思う。
その背中を一生懸命追いかけるように本を読んだ。読書をやめない限り、その美しい背中はいつも私の視野の中にある醍醐味。様々なフレーズが自分の中から生まれては消えてゆく。長距離を走ったり歩いたりするときに、いろいろなことが自然と頭に浮かんで消えてゆく...あれと同じだ。
そして、途中から、村上文学が世界中のひとのココロを打つ理由は、マラソンランナーの日々の努力と似て、ストイックに日々積み重ねてきたことに過ぎなくて、あっけらかんとするほどシンプルなのでは?と思ったりする。
この本の帯に「少なくとも最後まで歩かなかった」とあって、もうただひたすらその通り。「学ぶべき背中」は、絶えず言っている、「自分次第なんだよ」と。

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紙の本

現代文学のトップランナー

2020/04/16 23:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

読書とランニングに明け暮れる日々に憧れます。健康な肉体を保つことで、旺盛な執筆活動を続けてほしいです。

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2010/06/16 22:07

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2010/06/10 21:57

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2010/06/20 01:28

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2010/06/16 14:24

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2010/06/18 21:53

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2010/06/20 01:02

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2010/06/20 12:39

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2010/06/26 00:23

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2010/07/07 13:45

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