おもしろかった!
2022/12/26 01:10
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人類滅亡の未来を見据えながら少しでもタイムリミットを延ばすべく、人に死を求める鬼と戦う人類の物語2巻目。
1巻目から話が壮大だったが、2巻目はさらに広げてきた感じ。
鬼と戦ってきた3つの組織のうち1巻目に出てこなかった3つめが襲撃してきて門部は落ち、たった7人で逃走するまで。
戦ってるの鬼なのか同じ人類なのかはっきりしろォ!
鬼だけでも厄介なのに危険思想の同類を相手取るのしんどすぎない?
ただあらすじの絶望感よりは実際読むといくらか軽妙で読みやすいのは安堵する。
SF部分もうちょっとわかりやすく解説してほしい。
ラノベよりSF色強し。
2015/09/30 09:41
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投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る
この人はラノベの人というよりもSFの人である。宇宙人に吸血鬼に異次元からの介入にタイムマシンに登場人物の半数くらいが「ザ・ワールド!時よ止まれ!」ができたりと、やりたい放題なのに物語や設定が存外破綻していないあたり、そこらのラノベ作家に収まる器じゃないぜ!と思わせるものがあるのだが。いかんせん女の子キャラの魅力の無さと言ったらもう。本当にラブコメ的なところを全部排除してSF的な面白いところだけ取り出してみたら文句なしなんだけどなぁ。
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鬼狩りを担う組織THE EYEから門部へ突きつけられた白鬼引き渡し要求。期日の迫る中、結の思い出作りのために圭たちは門部のレクリエーション施設に出かけるがそこにも鬼とTHE EYEの魔の手がーー。
強大な敵による絶体絶命の状況、つかの間の休息、真意を読ませず暗躍する間白田、そして迫るTHE EYEの門部侵攻。緩急を効かせた展開でグイグイ読ませるし、魅力的な味方キャラと敵キャラ、バトルシーン、満足感しかない一冊です。
阿黍宗佑、エース・シャター、パペッティアがヤバイ好き過ぎる
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14:つっら……。相当しんどい話というのは聞いていたけど、こっからどう続いていくんですか……( ;∀;)モモさん……。でもめちゃくちゃ面白いんだよなあ。
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SFてきな設定対決というより
こんなこともあろうかとで人間は科学を超えたのだの伏線対決である2巻
あざの耕平作品寄り
さくさく話がすすむのは大変良いが
ライトノベルとしてはキャラクタの魅力開陳がものたりず燃えにつながっていないかも
『円環少女』みたいに短い中に
魔法使い(=変態)的な盛り込みをしろとまではいわないけれども
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#日本SF読者クラブ 登録し忘れていた第2巻。toi8さんの描く表紙。水着で戯れる女の子たちがいい。しかし、以降の巻の展開を考えると…
第7巻を読むのに備えて、以前の巻を復習中。
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人間同士が日本の組織〈門部〉と
海外の組織〈ゲオルギウス会〉とで
利権を争ってるってことでしたが
今回は三番目の組織が登場。
そこがまた、ヤバい連中で…。
という背景はあるんだけど
前半は〝白鬼〟に取り憑かれて
〈門部〉の庇護&監視対象になった
女子高生の結ちゃんが
最後の夏休みを楽しく過ごせるよう
みんなで協力しよう〜! お〜!
みたいなノリで、んんん?と思ったら
その中に敵が紛れ込んでました。
主役の圭と燈の兄妹に関わる話もいいけど
圭の先輩の姥山さんがツボっす(*^◇^*)
ラストで本拠地を失ってしまった
〈門部〉のメンバーたち。
1巻で予定されていた未来の地球が
どうやら変化してしまったのか。
今度は思いっきり続きありきですね。
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感想を書くのが遅れてしまい、先にシリーズを最新刊まで読んでしまった。よって、読了日は3月末くらい。1巻で3つのゲート組織の存在が明かされ、2巻では残りのもう1つの組織の襲撃を受けることになる。また1巻と同じような異能バトルが白熱するのかなと思っていたが、その期待を数段超えるような規格外の規模の話になり始めるのがこの巻からだ。そして、この巻からは、4巻で一区切りする物語の絶望の幕開けとでも言える話となっている。最新刊を読んでる身として、この頃から非常に緻密に練られていたんだなと感動を覚える。
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1巻時点では想像もできないくらい重い展開になって言葉が出ない……
絶望的な状況作るの上手いなぁ。そしてそんな絶望的だからこそ、それを打破する瞬間のカタルシスもめちゃくちゃ気持ち良い。
ので、きっとこの巻のラストもここから巻き返すための「溜め」なんだよね。そう思いたい思わせてお願いします
霧島さん好きです。
こういうキャラなかなかいないよなー、いたらかっこいいのになーって思ってたタイプのキャラが実際出てきて、実際かっこよかった!
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★「神サマ自身が・・・・・・何に祈るっていうんですかい」/「もちろん、人に、ですよ」(p.337)
・もうひとつの組織「THE EYE」から、結を渡なければ門部を制圧するとの通告/勝ち目はほぼない/結の心残りをクリアするため夏バカンス(名目は合宿)に出かける一行/予想外の青鬼出現/間白田俊彦がなにか暗躍している。/合宿先と門部本部の二か所で絶望的な戦いが始まる。
■門部についての簡単なメモ
【第一巻 一行目】時間の猶予は、わずかもなかった。
【第二巻 一行目】さあ、これを握ってごらん。ん? 何かって?
【青鬼】謀略など直接的でない要因により死を繰り返すと青鬼と呼ばれる存在になる。数は少ないが鬼になったばかりでも相当な脅威となるらしい。意識を失っていても反撃する。
【赤鬼】直接的な暴力による死を繰り返すと赤鬼と呼ばれる存在になる。
【燈/あかり】百刈燈(ももかり・あかり)。《門部》現当主。圭の妹。二十一歳だが十二歳くらいで停まっている。異星知性体に憑依されているが圭のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。
【阿黍宗佑/あきび・そうすけ】門部のナンバー2。圭や叶の師匠。指令を与える。アロハシャツの爺さん。使ってた停時フィールドは「久遠棺」。アニメ化するならCVは大塚明夫さんしかいない!
【悪魔】「鬼」の異なる文化圏での呼称と思われる。
【糸吐き】鬼の能力。他者の脳を操り憎しみを増幅させる。
【乾叶/いぬい・かなえ】→叶
【イルミナティ】とある組織。
【姥山冬九郎/うばやま・とうくろう】→冬九郎
【エース・シャター】THE EYEのエージェントのようだ。「棺殺し」と呼ばれる。
【エンブリオ】THE EYEのエージェントのようだ。
【荻窪童子二十七号】圭の家族を惨殺した鬼。その後も憑依相手を変えつつ活動し現在は行方不明。
【奥菜伊吹/おきな・いぶき】結と同じ天文部員。モデルもやっている。
【奥菜正惟/おきな・まさただ】阿黍宗佑のかつてのパートナーで停時フィールド「潜墨/もぐりずみ」を使ったベテラン封伐員だった。姥山冬九郎を育てた。二年前に命を落とした。伊吹の父。表の職業は刑事だったようだ。
【鬼】殺戮因果連鎖憑依体。「悪魔」とも呼ばれる。人間に憑依し超人的な能力を持ち人を殺す。不可視、不可触だが改造眼球「天眼」により映像化できる。死と、その死を与えた者への憑依を繰り返しだんだん強くなってゆく。直接的に死を与えた者ではなくても因果を辿り憑依できるようになってゆく。圭たちの「現在」から百数十年後に人類は鬼によって絶滅することがわかっている。脅威によって五段階に分けられているようだ。第二段階「そまりはじめ」、第三段階「はえひとり」、第四段階「つのならび」、第五段階「そまりおえ」。
【鬼退治】自分を殺した者に憑依を繰り返し憑依した者の同族を殺すのが「鬼」というプログラムなので殺すためには一旦殺した者に死を与え、さらに人類が滅びた一万年後の世界に送り出しプログラムの対象物をなくし自死させるしかない。
【朧筺/おぼろばこ】直方体で包み込んだ空間の時の流れを静止させるテクノロジー。���画『結界師』の結界みたいなイメージかと。外の時間で三秒間しか維持できないが射程距離も長く自由度も高い強力な能力。
【門部/かどべ】古来「鬼」を封じてきた組織。職員総勢八百一人。全国に監視員を持つ。
【叶/かなえ】乾叶(いぬい・かなえ)。門部討伐員。「蟬丸」の遣い手。十六歳の高校二年生。当初はあまりコミュニケーションを重視していなかった。格闘能力だけなら門部の中でもトップクラス。アニメ化するならCVは悠木碧さんあたりがよさそう?
【貴治崎花/きじざき・はな】巧務の女医。好きな治療は「麻酔なしの開胸手術」。美貌の持ち主で三十路に入ったばかりだが不摂生がたたり肌は荒れ目の下に隈ができている。封伐員ではないが停時フィールド「磐長(いわなが)」を持ち接触した相手の時間を凍結し治療可能な場所につれていくことができる。アニメ化するならCVは遠藤綾さんとか田中敦子さんあたりでしょうか。
【霧島幸緒/きりしま・ゆきお】門部の封伐員。青鬼の専門家だとか。屋内最強と言われる。停時フィールド「檻漆」は三次元の網目のような最も精緻なフィールド。
【圭/けい】百刈圭(ももかり・けい)。内閣府宮内庁外院《門部》筆頭討伐員。チームリーダー。二十二歳。「朧筺」の遣い手。アニメ化するならCVは榎木淳弥さんあたりがよさそう。
【ゲート】門部地下深くに設置された、一万年後の世界とつながっているワームホールゲート。地球上に合計三つあり日本とヨーロッパとあとひとつどこかにある。
【玄関扉】圭の恐怖の対象。小学五年生のときドアを開けたら妹の燈(あかり)を除いて家族が殺されていたから。開けるまでは生死不明の箱はシュレーディンガーの猫ですね。
【巧務/こうむ】門部の部署のひとつで封務のバックアップを担当する。貴治崎花などが属する。
【黒鬼】大虐殺や戦争を起こす最も危険な鬼。白鬼を殺した者が黒鬼となる。
【殺戮因果連鎖憑依体】→鬼
【THE EYE/じ・あい】門部、ゲオルギウス会と並ぶもうひとつの組織。三体の異星知性体のもうひとつがつくっていると思われるが目的も規模もわかっていない謎の存在。奥菜正惟の遺体が行方不明になったのはこここ仕業ではないかと思われる。鬼を狩る目的は同じはずだがなぜか敵対している。メンバーは「覚者」と呼ばれほぼ不死で能力も人間をはるかに超える。鬼を兵器として使い運用する。いわゆるヴァンパイアという連中かと。
【捨環戦/しゃかんせん】なんか始まってしまったらしい戦争。
【サチ】掃除のおばちゃんみたいだが天眼を持つれっきとした職員。おそらく巧務メンバー。「サッちゃん」と呼ばれている。外での職業は保険の外交員のようだ。
【式務/しきむ】門部の部署のひとつ。当主の周囲にいる女官たちで当主にしか傅かない。九名いる。組織内の司法であり機密の管理と情報統制をおこなう。
【蟬丸】叶の使うテクノロジー。柄だけの日本刀から実体のない黒い刀身が伸び蟬のような音を立てる。
【角】鬼の角のように見えるのは憑依する人間の脳に突き刺すプラグのようだ。
【爪つき】鬼の能力。詳細は不明だが触れられたら終わりなのだとか。
【天眼/てんがん】改造眼球。不可視の存在を見ることができる。門部の証。
【冬九郎/とうくろう】姥山冬九郎。門部の封伐員。リーゼントが自慢。片目に眼帯をしている。独断専行、命令違反の常習犯。チンピラのような口調と見た目に反し自らの行動に責任を持ち誰にたいしても正当で優しく、皆から慕われている。停時フィールドは「震柱」。第二巻から登場。百刈圭と長くタッグを組んでいた。
【朱鷺川ひかえ/ときがわ・ひかえ】前生徒会長。根も葉もない噂で保護者たちが学校に退学を迫っていた奥菜伊吹を弁護し退学を回避させた。圭は出会っていきなり、あなたが嫌いなので近寄るなと言われた。
【十束高校】叶、結、伊吹などが通う都立高校。門部の関係者をまとめて管理している学校のひとつ。
【朋之浦結/とものうら・ゆい】→結
【白鬼】日本で登場したことがなかった鬼。普通の鬼の角は二本だが白鬼は七十四本の角(プラグ)を持つ。白鬼の顕現を察知したバチカンが祓魔師三名を送り込んで来たほどの脅威ではあると思われる。バチカンの記録ではこれまで六体。どうやらのちに黒鬼に変じ大虐殺を行うことになるらしい(白鬼を殺した者が黒鬼になるようだ)。結が七体目、日本初の白鬼となった。
【バチカン】ゲートを持つ組織のひとつ。鬼のことを「悪魔」と呼び改造眼球のことを「真実の眼/オクルス・ヴェリターティス」と呼ぶ。かつての祓魔師=エクソシストの組織を解体再編した「ゲオルギウス会」はヨーロッパを中心に活動し門部よりも苛烈な闘いをしてきた。
【パペッティア】THE EYEのエージェントのようだ。
【バルトロメオ】バチカンの祓魔師。
【引き抜き崩壊/アンプラグ・コラプス】鬼が宿主から抜けるとき脳神経をズタズタに引き裂くのでほとんどが死ぬか廃人になる。生存率は三パーセント以下。
【柩使い】停時フィールドのひとつのタイプを使う者。
【封務/ふうむ】門部の実行部隊。圭や叶が所属する。封伐員は十二人しかいない。
【二江光一】結と同じ天文部の新部長。メガネのガリ勉タイプに見える。
【震柱/ふるえばしら】姥山が使う停時フィールド。サイズが安定せずチリチリ震えているように見える。うっかり触れたらサイズの変化に巻き込まれ皮膚などが削ぎ落とされてしまう。
【プロフェッサー】THE EYEのエージェントのようだ。
【外園隆/ほかぞの・たかし】朱鷺川ひかえのボーイフレンド。剣道部主将で風紀委員だった。
【間白田俊彦/ましらだ・としひこ】門部の巧務所属の分析官で科学者。引きこもりの髭男。アニメ化するならCVは大塚芳忠さんなんかがよさそう。
【斑の鬼】赤鬼と青鬼の両方の要素を持ち低レベルでは中途半端だが成長するとかなりの脅威になる。
【ミケーラ】バチカン最強の祓魔師。
【ミステリ】《それは人の社会で、ミステリがエンターテイメントとして成立する理由でもあった。欺瞞を見破ることで快楽報酬をもたらす回路を、人間はほかの生物よりも強く所持しているからだ。》《欺瞞を恐れる回路も、また然りだった。》第二巻p.195
【百刈燈/ももかり・あかり】→燈
【百刈圭/もりかり・けい】→圭
【結/ゆい】朋之浦結。叶の幼馴染み。明朗。叶をこの世に結びつけている唯一の存在。天文部員。アニメ化するならCVは花澤香菜さんあたりでしょうか。
【ワイデンライヒ,ジグマール】バチカンの祓魔師。