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投稿者:鎧編み - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家の本を初めて読ませていただきました。面白く読ませていただきました。この方の作風なのか、人物は話を進めるための駒として設定されている感じ。人間ドラマというよりは歴史ドラマですね。何がどうなったかはわかるけど、感動はしませんでした。
人物に立体感が無い
2017/02/09 11:34
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物に全く感情移入ができませんでした。みんなに血肉を感じ無かった。破綻が無いだけのあっさり風味。
あまり興味をもって読めなかった
2016/03/17 21:55
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投稿者:ガンダム - この投稿者のレビュー一覧を見る
聖徳太子の話かと思って読みましたが、宗教的解説や教義等、むつかしくて、ちょっと期待外れで、もっと歴史的な内容が盛り込まれていればよかったかと思います。はっきり言って期待外れでした。
思ったのと違いました
2015/10/24 20:07
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投稿者:たこやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
遣隋使プロジェクトと帯にあったので聖徳太子が出てくるのかと思ったのですが、ほんの一瞬出ただけで、期待外れでした。ヒロインの活躍もいまいち不完全燃焼気味で残念なことになっていました。
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遣隋使派遣にいたるまでのいきさつ。
宗像一族の若き姫巫女がヒロイン。
このご時勢のせいで、十七条憲法の
「和を以って貴しとなし、諍うこと無きを宗とせよ」
が胸にしみる。古来より和をもつことは、かくも難しい。
日本が続けていた「不戦」は、本当に尊いものだと思う。たとえまやかしだとしてもだ。共に戦うのではなく、共に和平を、共に和平のふりをと願うのは夢物語か。
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607年の第2回遣隋使派遣(正使:小野妹子)の経緯を、宗像一族の若き姫巫女を主人公に描く。聖徳太子がこの遣隋使を派遣した目的が、倭国と朝鮮半島の三国とが隋の冊封下に入ることで戦争を抑止することにあったという著者の発想は壮大で面白いのだが…。隋や唐の冊封国になるためには仏教的政治を行うことが条件とされていたというのが興味深い。あと、中国では算盤を発明したのは関羽だという伝説があるというのも。
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遣唐使の事情あれこれと,宗像一族の巫女伽耶と新羅の王族円照のほのかな恋だけど,あまりにもさらっとしていて,あっけなかった.
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興味対象外の時代ですが、読んでる途中は面白く、スイスイ読めてしまいます。でも残りページが少なくなると、あれ、これちゃんとオチるの?と心配になり、それが実現しますw 連載モノなので、ある程度しょうがないんですかね。でも、それまでが面白かったので、評価3です。
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聖徳太子が、隋に派遣した小野妹子。
太子が遣隋使を派遣するまでの経緯、国内の権力争い。
そして、朝鮮半島での勢力争いなど、当時の中国、朝鮮、日本を、朝鮮半島で生まれた巫女、女神の成長とともに描く。
各々の部族、そして権力者の争い、力で押してくるタイプのリーダーと切れ者の僧侶など、登場人物もなかなかに多彩。
舞台劇のために描かれた作品ということで、終わり方に若干の唐突感はあるが、すっきりと面白かった。
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遣隋使
時代背景が興味深い
大和朝廷、対馬沖ノ島一帯の豪族、朝鮮半島
それぞれの対立
聖徳太子の政治にも隋との約束がらみとか
ストーリーは単純で肩透かしかな
≪ 荒海を 超えてこの国 平和にと ≫
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日経の文化欄(4/3付)に「今、古代史が熱い」的な記事があり、数冊の小説が紹介されていた。その中の1冊。著者の狙いは、
「当時の都は渡来人が多く、現代のニューヨークのように国際的だった。グローバル化が進む日本で育った現代人は、こうした物語にロマンを感じるだろう」
「日本の文化・文明は中国抜きには語れない。アジアの中の日本を描きたい。それは現代の中国や朝鮮半島との関係を考える上でも役立つはず」。
とのこと。確かに、このご時世、朝鮮半島、中国大陸との関係を古代史の歴史観を持ちながら眺めるのは面白いし、ヒントとなるものがあるようにも感じる。
時代は607年、2回目となる遣隋使の派遣前の大和朝廷国内外の様子を、九州の宗像一族の巫女を主人公に描く。あの「和を以て貴しとなす」の厩戸皇子こと聖徳太子が世の争いを抑止するために隋の冊封下に入ることを画策するというのが大筋。
どうにも時代の要請というか、現代の意図が強く出過ぎたというか、古代史を借景に創造された夢物語の域を出ていない。
出版社(文芸春秋)のサイトで見ると、
“福岡文化連盟創立50周年と「宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産登録支援として上演される舞台劇『姫神』のために書かれた長編“
とのこと。あぁ、“お芝居”なんだな。
なので、かなりザックリ分かりやすく歴史的考察も端折って、人間関係も善悪の対比を判りやすく描いている。うん、舞台の上でのお芝居を見るなら、これくらい簡略化されているほうが分かりやすいだろう。
遣隋使の派遣目的が、戦争の抑止力としての集団安全保障として隋の冊封下に入ること。
戦後アメリカや、核の傘下にあったことを当然連想させる。まさか、今は中華思想に庇護にすがれとは言ってないと思うけど・・・。
日中韓の関係を見直す、三国間の関係改善のため古代史を題材にする発想は面白いのだけどなぁ。
奈良県人としては、あの時代の話は面白い。瀬戸内を旅して難波にたどり着き、二上山の上から奈良盆地を眺めた俯瞰の情景描写などは、手に取るように眼前に風景が浮かぶ。
“八尾街道を東へ直進すれば龍田道、斑鳩宮に行くことができる。”
“二上山に向かう細い道は、竹内街道と呼ばれる都と難波を結ぶ最古の官道。”
こんな考古学的発掘、古代地理学的な表現はもっともっと描いて欲しかった(その点、お芝居用の簡単なストーリに終始してしまって、描き込みが足りない点が非常に不満)。
とはいえ、当時、これから国家としての成長を果たそうと聖徳太子たちの奮闘努力には、老いゆく今の国体にはない若々しい力強さがあり、今よりよほどグローバルだったのだろうなと思わせる人的交流が、時代の活力を感じさせる。
ともかく、他にも今、古代史を扱った本が次々と登場しているらしいので、もう少し読んでみようと思う分野。
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沖ノ島に興味を持ち、読んでみた。古代の話を小説として仕立てるのは、どんな小説家にとっても、あまりにも想像の部分が多すぎて、並大抵の工夫がなければ難しいだろうと思う。それを差し引いても著者の作風には「等伯」でも感じたが、いろいろ好きになれない点があって、読み終えるのに苦労した。相変わらず、登場人物らの、ことあるごとにすぐ「目にうっすらと涙を浮かべ」る描写の頻出など、全体的に登場人物の書き分けが類型的で、作話の技術としていかがなものかと思う。登場人物に演じさせた物語は、ファンタジーとしてみれば可も不可もないが、やはり展開の粗さ、辻褄合わせ感をあちこちで感じた。当時の朝鮮半島および日本をめぐる政治情勢をよく調べられているとは思うが、それらを物語の合間に教科書的な説明としてはさんでいる構成にも堅苦しさが残り、わざわざ小説仕立てにした効果をそいでいると思える。出身地を舞台にした小説の執筆に大胆に挑戦した労作だとは思うが。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2015/09/post-4634.html
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聖徳太子が和平のために遣隋使、小野妹子を使者として九州地区の宗像一族と共に奮闘する。ストーリーは初心者向けで面白く、聖徳太子の住んでいた頃の出来事をか知る上では充分すぎるぐらいの題材で楽しく読めた。