10の意味は・・・
2022/04/17 16:35
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投稿者:沖田圭介 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラグビーの神髄を掘り下げて考えさせられる作品であるのではないか。
クドクドとレビューを読むより本書を読んでみよう。
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投稿者:焚き火料理人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
キャプテンとは?監督とは?そんなことを考えさせられました。「五郎丸一気読み」の帯に惹かれて買い、ホントに一気読みしました。ラグビーのルールは読後もよくわからないままでしたが、終わり方が続編につながります。-10-2 ? なんじゃそりゃ!?
10俺たちのキックオフ
2015/12/18 17:24
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラグビーワールドカップの後に読みました。ラグビー小説は初めてですが、堂場さんはなんでもOKJなんですね。スポーツ小説コレクションはいつまで続くのか楽しみです。
ラグビーを題材にした珠玉のスポーツ小説
2015/08/17 12:32
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投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学ラグビーでリーグ4連覇を目指す強豪の城陽大ラグビー部。弱小チームだった城陽大を3連覇に導いた監督がシーズン開幕直後に急死し、コーチ七瀬が新監督に。前監督のノートを読んだ七瀬は前監督が目指したラグビーが、実はそれまでの城陽大ラグビーとは全く相反するスタイルであることを知り、亡き監督の思いを実現させようと行動を起こす。従来のスタイルに固執する選手達とOB会。リーグが佳境になるにつれ、従来のスタイルでの戦いに限界が見え始めたとき、選手たちは自らのプレースタイルを変えることができるのか。そしてその選択は勝利につながるのか…。いろんな種類のスポーツ小説がありますが、ラグビーが題材の小説は珍しい。あとがきにもあるように、1チーム15人、試合では両チーム合わせて30人の選手が関わり、そしてラックやモールといった密集での駆け引きが多く、臨場感のある描写が困難という高いハードルがあるからでしょう。でも、この本は読んでいたら、ラグビーの試合をテレビで見ているがごとく、疑似体験できます。そして監督がフィールドには入れず、試合が始まれば選手自身が状況や戦術を考えて判断しなければならないというラグビーの特徴をあますところなく表現しています。最終学年で迎えるシーズンが特別であるという学生スポーツ独特の雰囲気も良く伝わってきます。
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大学ラグビーでリーグ4連覇を目指す強豪の城陽大ラグビー部。弱小チームだった城陽大を3連覇に導いた監督がシーズン開幕直後に急死し、コーチ七瀬が新監督に。前監督のノートを読んだ七瀬は前監督が目指したラグビーが、実はそれまでの城陽大ラグビーとは全く相反するスタイルであることを知り、亡き監督の思いを実現させようと行動を起こす。従来のスタイルに固執する選手達とOB会。リーグが佳境になるにつれ、従来のスタイルでの戦いに限界が見え始めたとき、選手たちは自らのプレースタイルを変えることができるのか。そしてその選択は勝利につながるのか…。いろんな種類のスポーツ小説がありますが、ラグビーが題材の小説は珍しい。あとがきにもあるように、1チーム15人、試合では両チーム合わせて30人の選手が関わり、そしてラックやモールといった密集での駆け引きが多く、臨場感のある描写が困難という高いハードルがあるからでしょう。でも、この本は読んでいたら、ラグビーの試合をテレビで見ているがごとく、疑似体験できます。そして監督がフィールドには入れず、試合が始まれば選手自身が状況や戦術を考えて判断しなければならないというラグビーの特徴をあますところなく表現しています。最終学年で迎えるシーズンが特別であるという学生スポーツ独特の雰囲気も良く伝わってきます。
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ワールドカップを契機にしたラグビーブームに乗ったわけではありませんが、読んでみました。
かれのこのシリーズの作品って、必ず、登場人物間の対立がありますよね。この作品も例外ではありません。そう言うことがないと物語にならないということはあると思いますが、何となく、パターン化してしまっている気がします。
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日本代表の活躍もあり、ラグビーに興味を持って借りてみました。
ピッチでの選手同士の激しいコンタクトプレーが生き生きと描かれていて臨場感がありました。
新監督〜、体育会系の人間にそれはあまりに回りくどいよ、とキャプテンがかわいそうになった。監督の気持ちも分かるけど、なかなかそこまで察する人はいないよね。
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偉大な父/監督と戦う男達の物語。
ポジティブに終わる感じが、スーッと入りすぎて印象が薄くなりました。
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熱いラグビーの話。
何となく、一昔前の明治を思い起こさせますね。前へ前へ。それにこだわりすぎて長らく低迷。
カリスマ指導者の功罪、ありますね。
スポーツはやはり楽しみながら勝つ、これが一番。何が何でも勝つとかいうけど、そういうやつに限って、何もやらず何も変えずに、何も考えていない。
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日本開催のラグビーワールドカップがかなり盛り上がりを見せ、巷では「にわかファン」なんて言葉も流行り、
とにかく注目されたラグビー。
私もその「にわかファン」の1人です。
作者のスポーツ小説は何冊か読んだ事あり。
大学ラグビーを舞台にした話なのだが、OBやら伝統やら
やたらとしがらみが多くて面倒そう。
紳士のスポーツ、男性らしい情熱的なスポーツと言われているけれど、それ故に粘着質な部分が見えてしまうと
そのギャップに少しげんなりとしてしまう。
しかし新監督である七瀬が最後まで貫き通した
「試合は選手のもの」という言葉の本当の意味が、ラストの試合で実現し、思わず胸が熱くなった。
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試合とは監督のものか?選手のものなのか?
過去の成功体験に縛られ、変化を受け入れられない
などなど、仕事に置き換えると、考えさせられることばかりで、スポーツ小説でありながらも、ビジネス書を読んでるような充実感があった。
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面白かったです。
スポーツ小説はやっぱり堂場瞬一ですね。
刑事物より自分は好きです。
ラグビーを知らなくても楽しめました。
続きが読みたいです。
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初 堂場瞬一作品。
ラグビーは、冬の屋外でのスポーツでした。かつては、冬は今よりもずっと寒かった。
だから、観客席の私たちは、選手のプレイと一緒になって声援をあげていた。寒さを吹き飛ばすかのように。
フォワード中心の「テンマンラグビー」チームが、いきなり「フィジアン・マジック」には、いかんせん無理がある。百歩引いて、名監督後の新チームの立て直し、前監督の”指導”からの脱皮ストーリーとして捉えた方が無難かもしれない。
ラグビーに限らず、大学スポーツは在任期間が長い名監督が多い。その監督の後、暫くチームが低迷する場面をみかける。監督が代われば、それもまた仕方がない事なのでしょうか。「もしかしたら、別の可能性も?」に至るには、時間がかかり、本人の決断が必須なのかも。と感じる。
七瀬新監督の「自分の頭で判断して変えるのと、人から命令されて変えるのとでは全然違う。君たちに、自分の頭で考えるように言っただけだ」が的を得ている。ただ、”考える”ことがチームに浸透するには、もっともっと時間がかかるハズ。その計算はしなかったのだろうかと、気になるところです。
大学選手権に間に合うかどうかは、時間的に何とも言えないけど、来年以降の常陽大ラグビー部に期待できそうです。
ちなみに、モデルになった大学は、明治?かな?
印象的なフレーズは:
★お前、あんまり物を考えてないだろう。悩み足りないんじゃないか?考えないラグビー選手は大成しないぞ
★選手たちは、同じような高揚感を感じることがあるのだろうか。勝つ以上の魂の昂ぶりを。
★監督の言葉が、俺たちに限界を作ってしまっていたんだ
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タイトルの10(ten)は、
主人公の大学生ラグビー選手・進藤直哉
の背番号10番からきていると思われる。
彼を中心とするフォワード中心のラグビー。
城陽大学を強豪に引き上げた伝統の戦術だ。
もう一人の主人公・新任ヘッドコーチ七瀬は、
それに対してバックスを活かした
展開ラグビーを提案する。
フォワード戦にこだわるのか、
バックスを展開をおり交ぜていくのか。
物語はラグビー戦術の対立を軸に展開する。
事象はラグビーだけれど、
その構造はラグビーに留まらない。
伝統か先端か、継続か変化か、保守か革新か。
そうした対立構造はあらゆる組織や、
どんな社会にも多かれ少なかれあると思う。
伝統・継続・保守の旗頭である進藤直哉と、
先端・変化・革新の旗頭の七瀬。
二人のじりじりとした想いが交錯する。
著者はさまざな仕掛けで、対立を際立たせる。
前任ヘッドコーチは進藤の父で、
亡き父の遺志を継ぐというストーリー。
チームの事情とは別に、
強引に介入してくる外野であるOB。
そこにリーグ戦を戦うライバル大学も絡む。
二人の対立と葛藤に心と胃を掴まれる。
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「堂場瞬一」のラグビーを扱った長篇スポーツ小説『10‐ten‐俺たちのキックオフ』を読みました。
今月の20日にはラグビーワールドカップ(RWC)2019が開幕しますからね… ラグビー関係の作品が続いています。
-----story-------------
理想のラグビーとは何か。
頂点に挑む男たちの熱き闘い!
大学リーグ四連覇を目指す強豪・城陽大ラグビー部が初戦に大勝した夜、名監督の誉れ高い「進藤元」が急死。
チームは、ヘッドコーチから昇格した「七瀬龍司」に引き継がれた。
「七瀬」は城陽OBではなく、「進藤監督」の高校時代の教え子で、半年前にヘッドコーチに就任したばかりだったが、亡き監督が生前、「七瀬」を後継者にしたいという意向を伝えていたのだ。
動揺する選手たちに対して「七瀬」は、従来の城陽の「型に縛られた」プレースタイルにとらわれず、選手の自主性を促し、相反する戦術を試みようとしていた。
そのことに、亡き監督の息子でもあるキャプテンの「進藤直哉」は反発。
OBも介入し、チーム内には不協和音が……。
新たな戦術にこだわる「七瀬」の真意とは。
そして、最後に栄冠をつかむのは誰か!?
ラグビー日本代表の「五郎丸歩選手(ヤマハ発動機ジュビロ)」も一気読み。
「激しいプレーでラグビーの魅力を伝えたい――僕と同じ思いが、この本に凝縮されている」と激賞する一冊、待望の初文庫化!
[解説/ 「大友信彦」]
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ラグビーを扱ったスポーツ小説って少ないと思うんですよね… わかり難いルールや表現し難い選手の心理状況やゲーム展開等が原因なんでしょうが、、、
著者がラグビー経験者ということもあり、それなりにリアリティがあり、愉しめる作品に仕上がっていたと思います… 試合の描写が多いので、ラグビーを観戦したり、経験していないと、なかなかイメージし難いとは思いますけどね。
シーズン途中で、大学リーグ四連覇を目指す強豪・城陽大ラグビー部の名監督「進藤元」が急死… 「進藤監督」の遺言もあり、半年前にヘッドコーチに就任したばかりの「七瀬龍司」が繰り上がり監督に就任、、、
恩師でもある「進藤監督」が本当にやりたかったラグビーを知っている新監督の「七瀬」は、従来のやり方に固執する前監督の息子でキャプテンでスタンド・オフを務める「進藤直哉」をはじめとする選手やOBたちとの間に確執を生じる… シーズンが進んでいくうちに、キックアンドラッシュで攻めるという常勝パターンは綻びを見せ始め、チーム内にも不協和音が生じてくる。
OBからのプレッシャーを受けながらも、選手たちに「今のプレースタイルのままでいいのか!」と疑問を投げかけ、気付きを促す「七瀬」だったが… やがて、リーグ戦の優勝をかけたライバル校・天聖大学との試合が始まる、、、
これまでの戦い方を貫こうとする「直哉」だったが、天聖大学には全く通用せず、前半を終了した時点で3トライを奪われ"0-19"と窮地に陥る… ハーフタイムでの「七瀬」の指示は? そして「直哉」等、選手たちの判断は?
ラグビー経験者立場か��見ると、監督と選手の微妙な関係や心理描写、バックスとフォワードの考え方の違い、試合中のメンタルの変化等は、共感できるほど巧く描けていると思いましたが、、、
得意な戦術がキックアンドラッシュ… それとドロップ・ゴール って、ちょっと現実味がないような気がしましたね。
(私が高校生の頃の戦術ですもんねー 監督に言われた通りで、選手が何も考えずにプレーしているところまで、ホントにそのまんまでした)
それで「直哉」はアンダー19やアンダー20の年齢別の代表にも選ばれている設定なんですからね… そんなこんなで気になる点はあるものの、それなりに愉しめました。
もっともっと… ラグビーを扱った作品が生み出されるとうれしいですね。