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投稿者:ベニエ - この投稿者のレビュー一覧を見る
モチベーションについて、なんとなく感じていたこと、知らなかったこと、意外だったこと、線を引きたい箇所がたくさんありました。おすすめの本やサイトなど、使える情報もたくさんあって、満足です。
読みやすく説得力あり。お薦め。ただし、実現は難しい・・・
2019/12/04 01:15
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投稿者:しょひょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で見つけ、面白そうだったので電子書籍で購入して通読。
アメとムチ、金銭的報酬によるモチベーションは長続きせず、自律・内発的な本来人間に備わっている欲求によるモチベーションが必要、というのが主張。
「金銭的な報酬は、その活動への本心からの興味を失わせる」と。
(以下の2から3への移行の必要性を訴える)
モチベ―ション1 生存欲求
モチベーション2 報酬と処罰(アメとムチ)による欲求
モチベーション3 自律・内発的欲求
多くのビジネス書(最近だと「ティール組織」などもこの系譜か)が同じような主張を述べているが、本書は著名人の語録を豊富に用い、論理的にかつ平易、説得力を持って語られている。読んでいて楽しい。良書。
後半にはモチベーション3になるためのヒントや参考図書も掲載されている。「そんな理想を言っても実際にはアメとムチだよ」とか「成果主義にも課題はあるが、それを否定すると年功序列の悪平等だし」などと思いつつも、本書が提示する第三の道を試してみたくなる。
電子書籍で読んだが、紙の本の方が読み返しやすかったかもしれない。お薦め。
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投稿者:フィン - この投稿者のレビュー一覧を見る
わたしはモチベーション3.0です。なぜ会社に対してこんなにイライラするのかが、この本を読んで理解できました。会社は完璧なまでにモチベーション2.0で、今やビジネスは縮退しています。わたしとおなじような3.0の人たち(けっこう会社の指針を無視して自分で動いてる)は成果をおさめ、会社にお尻たたかれながら動いている人はバタバタしてる。いや、成果出せないからお尻たたかれるのか。。どっちが先なんだろう。目の前に人参ぶらさげて走らされるような働き方はもういやだ、とハッキリ自覚させてくれた一冊。
モチベーション3.0の衝撃
2018/05/29 10:25
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
そもそも、モチベーション3.0とは何か?
その疑問から興味を持って本書を読んだ。
仕事をする動機。従来の動機がモチベーション2.0 。それがどのようなもので、どのように効果があったかを説明している。そして21世紀になり、モチベーション2.0が機能しないなり、モチベーション3.0が求められる社会に変わりつつある。
本書の内容に衝撃を受けた。働き方改革の進むべき方向を本書が示唆しているかもしれない。
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停滞を打破する新発想!
〈モチベーション3.0〉とは何か?
コンピューター同様、社会にも人を動かすための基本ソフト(OS)がある。
〈モチベーション1.0〉…生存(サバイバル)を目的としていた人類最初のOS 。
〈モチベーション2.0〉…アメとムチ=信賞必罰に基づく与えられた動機づけによるOS。ルーチンワーク中心の時代には有効だったが、21世紀を迎えて機能不全に陥る。
〈モチベーション3.0〉…自分の内面から湧き出る「やる気!=ドライブ!」に基づくOS。活気ある社会や組織をつくるための新しい「やる気!」の基本形。
21世紀版『人を動かす』はこれだ!!
20世紀の半ば、数人の科学者が、人間には従来とは異なる動機づけもある、と主張するようになった――いわゆる「内発的動機づけ」だ。その後数十年の間、行動科学者はその原動力を解明し効能を説明してきたが、残念なことにビジネスの世界はこの新たな認識を十分に生かしきれていない。組織を強化し、人生を高め、よりよい世界を作るべく、ダニエル・ピンクが科学の知識とビジネスの現場の間に横たわるギャップを埋めた意欲作。
『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』ほか全米大ベストセラー
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アメリカのベストセラー作家が、人間を行動にかりたてるモチベーションを研究した本。20世紀のルーティンワークでは有効だった外的な報酬と罰を中心に構成されたモチベーション2.0の本質をまず述べている。成果を減少させ、創造性を破壊し、好ましい言動を阻害するとしている。21世紀で必要なものはモチベーション3.0で、自律性、熟達、目的が大切な要素になると説明している。内面からでてくる尽きることのないエネルギーによって尽きることのないやる気を引き出すことがポイントとなる。いろいろな実験の結果でわかりやすく説明しており、飽きることがない。
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現代のモチベーションの仕組みを科学的に記述している。重要なことは自律性、熟達、目標である。金銭は社内外で公平であれば、後は自分の裁量でできるか、熟達するに値するか、目標に沿うかが大事。
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新橋の書店で衝動買い。まあまあ面白かった。
モチベーション1.0は本能的動機、2.0は飴と鞭による賞罰の動機。そして本書のメインである3.0は、自律性(自発的と訳した方が良いと思った)、熟達を目指す、目的や意義からなる三つの内的動機。
2.0と3.0の長所短所をそれぞれ述べ、内的な動機によって熟練を目指す人になるために、フローの状態によって日々の研鑽をする…っと言うような内容。巻末に本書のまとめが書いてあるので、リビューには便利。
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様々な書籍で引用されていたため、気になって購入した本。
書評はブログにまとめました。
興味があればどうぞ。
http://tbpgr.hatenablog.com/entry/2016/06/27/004501
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教育の現場においても、企業においても非常に多くの示唆がある有益な書籍であった。内発性動機について書かれており、非常にわかりやすい。
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ビジネスの世界で必須なモチベーションについて発送の転換を促す名著。目からウロコだった。早速可能な範囲で活かして行こうと思った。
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*継続的にやる気を持つためには、内発的なモチベーションが必要でそのための構成要素として3つ
①自律性
3つのT(時間、タスク、テクニック、チーム)について自律的であるかどうか
②目的
目的を他者に置くこと
③マスタリー
学習目標として常に上達すること
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人を動かす「動機」は、信賞必罰、成果主義のモチベーション2.0から、内面から湧き出るやる気に基づくモチベーション3.0へ。お金でも地位でもなく、人の気持ちをドライブするもの。みんな薄々気づいていることを明確に示してくれる本。
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日頃の仕事において見直すべき点が多々ある。
直感的に気づいていたことを、科学的に、体系的にまとめ、実践につなげるもの。
・アルゴリズム:論理的帰結を導くために、既存の常套手段を用いる仕事
・ヒューリスティック:柔軟的な問題解決や創意工夫、概念的な理解が要求される仕事
・外的な報酬:遊びを仕事にする、視野を狭める
→仕事の質によって逆効果
→思いがけない報酬はデメリットが小さい
・献血を報酬制にすると提供者が減少する
・保育園の幼児引き取り時間超過を罰金制にすると超過が増える
・報酬が有効なときもある。
→その際の留意点
1.その仕事が必要だという根拠を示す
2.その仕事が退屈なものだと認める
3.それぞれのやり方で仕事を行うことを認める
・ザッポス:モチベーション3.0スタイルに合わない人を排除するために「交換条件付き」報酬を利用して、入社すべきでない人をフィルタリング、CSに裁量を与える。
◯一日の最後の問い「昨日よりも、今日は、進歩しただろうか?」
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モチベーション理論の現在とそこに至るまでがよくわかります。最後のほうでは、参考にある書籍を紹介するなど、実践につながる丁寧な配慮もあります。
モチベーション3.0を受け入れられるかどうかは、自身がタイプIかタイプXかでも変わってくるのかもしれません。