0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にそにそ - この投稿者のレビュー一覧を見る
知人に勧められて読みました。優しいのにメッセージは力強くて胸に沁みます。光が差す瞬間とかが印象的です。
アヤシイ系です。
2016/02/23 17:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶっくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
自己啓発本だと聞いて読んだのですが、「夢を持とう!」とか、「今日もやる!明日もやる!」的な啓発本ではなく、スピリチュアル的な感じの本だと感じました。精神の肉体からの開放など、そちら方面の本を読んだことがある人が読むと、とても感慨深いものになると思います。
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学の頃、読書感想文のために読みました。今から40年以上前のことです。その時は、単純に他のカモメを超える飛び方へのあこがれを抱いたように記憶しています。
アラカンを迎えて、改めて完成版を読んでみると、やはり読むポイントが変わりました。和太鼓や民謡踊りを経験して、体の動かし方、そして体を動かしたときの手や足を意識することを覚えたことも影響していると思います。飛ぶ意識や、翼の使い方などを、我がこととして感じもしました。また、飛行高度ではなく、飛ぶ技術や誠信としての「高み」を目指すことへも思いをいたすようになっていました。
先生方はそんなことを、中学の読書感想文でも気づいてほしかったのでしょうね。
大昔に流行った本
2015/09/13 21:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:RASCAL - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生の頃読んだが、話の内容は完全に忘れていた。こんな話だったんだ。冷戦とベトナム戦争、軍産複合体による管理社会と疎外感、そんな当時の米国社会の雰囲気に風穴をあけた寓話といったところでしょうか。仏教というか、東洋哲学っぽいところも米国で受けた原因でしょう。これが日本でもヒットしたということは、当時の日本もまた閉塞感に満ちていたということ、時代の産物って感じの本。著者もさほど難しく考えて書いていないように思えるので、自由に解釈したらよいのではないでしょうか。とすると四章はやはり蛇足っぽいかな。
40数年ぶりのジョナサン
2019/11/14 09:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らずろ青木 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生の時に読んだ作品の完成版が、出版されたので購入しました。
当時の時代背景が思い出され、それなりに楽しめた。
第4章は期待感が大きかったせいか、こちらの感性が年老いてしまったのか、あまり感動できなかった。
神となったジョナサン
2019/04/09 12:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価が高かったので読んでみたが、あまり面白くなかった。
ジョナサンが神格化されていくストーリーで、私はそこから何も感じなかった。
投稿元:
レビューを見る
名著。飛行士の描く作品はなんて面白いのだろう。
「かもめのジョナサン」を、読んでいてふと、ハイロウズの「十四才」を思い出した。ああ、あれはかもめのジョナサンの事だったのかと。
ジョナサンを、人に、自分に当てはめて考えてみたり。
Part fourは、芸能人のジレンマみたいに感じた。膨らむ、崇高な念、でも「私もあなたと同じ人間だ」「きみもぼくと同じかもめだ」
握手して、舞い上がるより、「いいじゃん教えてよ」という姿勢が良い。
投稿元:
レビューを見る
努力とは、ある種の信仰なのかもしれない。
餌にありつくことを至上命題と考える群れの中で
ただ一人、飛ぶことの喜びを見出し、
飽くなき探究心で高度な飛行訓練を繰り返す
風変わりなカモメ、ジョナサンのお話。
短くて読みやすい。示唆に富んだ寓話。
1970年台にアメリカでヒットした時には
パート3までしかなかったのだけれど、
実は作家本人が、当時はふさわしくないと感じて書くのをやめていた
パート4が半世紀近くも眠っていて、
今回ひょんなことから完結編として掲載されることになった。
ということらしいのだけど、
読んでみるとパート4こそがこのお話の主題なんじゃないかとすら思える完成度。
現代の世相にバシッとマッチするこの完結編を、
今出してきた事、当時は出さなかったことを含めて素晴らしい知性を感じる。
特異な価値観のために群れを追われたジョナサンが、
努力の末に新たな境地を見出し、
それがいつしか群れからの崇拝の対象となり、
ジョナサンがいなくなると、次第にその教えが形骸化していく。
そんな失望感が漂い始めたラストに
再び現れるジョナサンの気軽さが
いろんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれます。
投稿元:
レビューを見る
Part Four を読んで、イエス・キリストとその弟子のことを思い浮かべた。キリスト教に限らず、あらゆる宗教において、この状況は当てはまるのかもしれない。
生きることに前向きな気持ちになれる、静かな希望に満ち溢れた作品。
投稿元:
レビューを見る
とても不思議な物語で、短いのですが、とても内容の濃いものを感じました。読んでいて考えさせられますし、主人公達に共感できるところも多く、引き込まれるように一気に読んでしまいました。後から読み返すと、所々引っかかる点もあり、訳者の方も指摘されているようなところも、あとがきを読んだ後では感じます。
自分が自分の能力をどのように高めていくのか、困難にどのように立ち向かうのか、それを考えるときには、本書の内容は役に立ってくると思います。
投稿元:
レビューを見る
こんな作品だと思わなかった。
多重に積み重ねられた寓話。
しかしそこには絶えず衝動と肯定、そして未来が満ち溢れている。完全版で第4章が追加されたが、これは蛇足ではない。むしろただの啓発本ぽく閉じられるような向きのあった本書を、正しく高みに乗せるものだった。
いつの時代も衝動を、高みを求めて足掻き、自分もそう足らんとして戦い、でも形骸化し、潰え。
しかしいつかまた、全ては巡る。
形骸化し死に絶えたはずの高みへの挑戦を、自らの思考と意志で再び目指す者が、いつかまた現れる。
それは、生きることへの賛歌だ。
投稿元:
レビューを見る
五木寛之さんの創訳で第4章が加わった完成版を読みました。
ジョナサンはかもめなんだけど、いわゆる「普通」のかもめとはちょっと違ったの。
飛ぶことが大好きで、それを追求しようとしたのね。
そんで、仲間から変かもめ扱いされて、群れから追放されちゃうわけ。
そんなジョナサンが同じように飛ぶことを追及して群れを追放された先達と出会って、自分は間違っていないと確信するの。
彼は研究と練習と努力に対して一切の手抜きをしないで、自分の限界をどんどん引き上げ、それを越えていくことに喜びを感じるんだ。
そのうちジョナサンは、この喜びを別のかもめたちにも伝えてあげたいって思うの。
つまり現役選手からコーチになるような感じ?
研究と練習と努力で壁を乗り越える喜びを次世代に伝えたいってね。
そして彼は伝説のかもめになって…。
作者のリチャード・バックさんは、飛行機のパイロットでした。
なんとなくテグジュペリさんの『星の王子さま』に通じるような雰囲気があるけど、テグジュペリさんも飛行機乗りだったよね。
すごく単純なことばで書かれた短いストーリーなんだけど、そのときの自分に必要な気づきが何かしら見つかりそうなお話でした。
定期的に読み返してみたいお話だったよ。
らじの背中には羽がついていないので、かもめのように空を飛ぶことはできません。
でも、翼はなくても、かもめはかもめ、らじはらじ。
今ある地べたから飛び立つ羽を心に生やすことはできるはず。
長く世界中で愛されているお子ちゃまにも読めるベストセラーって、やっぱり何か心に響くものがあるんだね。
読んで良かったです!
らじも頑張ります!
投稿元:
レビューを見る
まるで、ブッタやキリストの歩みを描いているようだと思った。自身の精神的な深化は人と共有できず、深化に努力しない人は偶像化されたものを信じ込む。
それでも、なぜ長老やジョナサンは伝えようとしたのか。私にはまだ分からない。
投稿元:
レビューを見る
かもめでありなが、飛行をひたすら極めることを生き甲斐としたジョナサンは、はたして特別なかもめであるのか?それは誰だってなり得ることができると物語は言っています。読んでいる間はジョナサンと一緒にそんな気持ちになる。話に引き込まれて自分が400キロで飛ぶ時、まさにその状態はそれが本を読むことで得られる、貴重なフロー体験をしているのではと思います
投稿元:
レビューを見る
カモメを主人公にした寓話の形をした自己啓発本の一種なのかな。
他のカモメは移動手段としての意味しかない「飛ぶ」ということを探究し、群れから離れ自分を磨いていくお話。
最終章ではそれまでの主人公であるジョナサンは神格化され、ただの偉人と人々から捉えられてしまう。しかし、それではだめだと本書は言いたいようだ。
過去の偉人であっても、結局は一人の人間であって、自分と同じようなものだ。過去の偉人はその人が尊いのではない。過去の偉人が行動にうつしたその思考の仕方が尊いのだ。
だから、その偉人の直弟子や聖地などをありがたがるのではなく、その人の思考の仕方を自分に取り入れて行動すべきだ。そのように伝えたかったのだと感じた。
確かに偉人伝などを読んでも「すごいなぁ」と感じる一方で、自分とは別の種類の人間なんだ、と思ってしまっていることは多い。しかし、そこで止まってはいけないのだろう。すごいと思ったことの後ろにある思考を想像し、その良い部分を取り入れて自身も実践してみるべきなのだろう。
私自身にも直すべきところが多々あることを認識させられた。