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投稿者:ベローナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いよいよまとめの最終巻。病に倒れた恭之助父に向けて恭之助と一弥は2人の解釈によって役を演じます。
感動的に幕を下ろし、その後の様子も書かれています。
お嬢さんの子どもと一弥のやりとりは涙なしではみられないほどとてもいい関係で、結果的にはみんな幸せになって本当に良かった!
こんな漫画に出会えることはなかなかないのでぴんとこなに出会えてラッキーです。
全力をもってオススメします!
電子書籍
色んな華があるもんで
2023/05/28 22:09
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投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
十人十色といいますが、華にも色んな種類がありまして。
『ぴんとこな』二枚目にも色んなタイプがありまして。
個人的には『猛』タイプの華に惹かれますが、それはたぶん、自分にはない愛され慣れた自信があるからだと思います。
冒頭で思われている程、挫折知らずではありませんが、根底に自分が中心に回ってきた世界があるんですよね。
だから直球でいられる。
花に例えるなら牡丹(私的感想です)。
『弘樹』は自分の力だけで這い上がってきた、見た目と反したど根性タイプ。
だからこそ迷いながら、夢の為に自分も他人も犠牲に出来る。
その薄情さが妖艶で美しく、私には少し怖く感じてしまった。
花に例えるなら芥子(私的感想です)。
そんな二人が唯一無二の相棒なんて、不思議な縁ですね。
違う道を辿ってきた二人が、同じ舞台で其々の色に咲き誇る感動のフィナーレ、泣けました...。
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投稿者:(o´ω`o) - この投稿者のレビュー一覧を見る
恭之助パパが最後に恭之助の舞台、それも連獅子を見れて良かった。恭之助も父の死を乗り越え、一皮向けた感じ。これからも2人で切磋琢磨して芸を磨いて行くだろう。頑張れ!
紙の本
歌舞伎入門をコミックで
2016/01/29 16:52
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投稿者:さいみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「絵がキレイな作家さん」ということで、大人買いしました。歌舞伎について初めて知ったことも多く、日本の伝統文化をコミックで学べました。
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投稿者:ぽんた - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌舞伎の世界は遠い感じでしたが、こんなにおもしろくて奥深い世界であることをこの作品を読んではじめて知りました。
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最終巻。楽しく読ませて頂きました。
というか段々ヒロインがあやめちゃんじゃなくなってしまったような?薄い本が沢山出そうな感じですが…まあ…いいか(笑)
豪奢な歌舞伎の世界が飛び出してくるような漫画でした。展開は昼ドラっぽい所もあったけれども少女漫画だしな。ヒロ君にもまともな恋愛…というか恋人が出来ると良いですね。それにしても綺麗な漫画でした。楽しかった!
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華やかな歌舞伎の世界を堪能出来てワクワクしました。
お小遣いを貯めて、一度でいいから観に行きたいな。
自然の美もいいけれど、張り詰めた弓の様な不自然な美にも畏怖を感じるし、溜め息が出る。同じ人間なのにどうしてそんな事が出来るのだろうと心動かされる。男の人なのに女の人を演じる歌舞伎。氷上で軽やかに舞う羽生君を思い出した。不自然な美は異常だから怖い位綺麗なんだろうなー。
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二人のような努力・成長が連綿と数百年続いているのが日本の歌舞伎
1巻の発売が2010年2月。6年近くに渡り、単行本を楽しみにしてきた作品が完結を迎えました。
月下の君で源氏物語に挑戦した嶋木あこが君は「好き」の代名詞 (フラワーコミックス)という短編で歌舞伎という題材へ。
この短編をもとにして、始まったのがこのぴんとこななのではないでしょうか。
帯裏の作者からのメッセージで
若者の成長を描いてみたいと始めたこの物語
と書かれているように、本作では恋愛ではなく猛と弘樹の歌舞伎役者としての奮闘、成長が軸に置かれておりました。
そしてそれよりも最後まで気にかかり、そしてそういう結末になったか、というのが田辺。彼は最終巻に及んで恐ろしい行為に出ます。
そして最終的にヒクツなままの人間だった。
それが逆に二人の魅力を増す結果となったといいますか、すべての人間が成長しなかったこともこの世界に流れる真実だと思います。
芸事で成長していくには血筋だけではなく、環境と何より本人の意思、そして稽古しかないのでしょう。
大きな問題になったお嬢さんの妊娠も、物語最大のどんでん返しになった父方の祖先と相まって、非常にしっくりくる終わり方。嶋木さんが前もってこの結末に向かって書いていたのだろうと思います。
出てこなくなったけど、山本さんは首にしたかなあ。あの人も成長はなさそうだから、歌舞伎から離れた方が周りの人たちが幸せになるよなあと。
今風姿花伝を読んでいて、この本の対象は能ではありますがひたすらに稽古に打ち込むこと。初心を忘れないことということの重要さは変わらないでしょう。
この二人のような努力・成長が連綿と数百年続いているのが歌舞伎なのでしょう。
落語にもチャレンジしたので、歌舞伎も見に行きたいなあ。
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途中色々無理だと思った事件もあったけれど(特に最終巻の刃傷沙汰なんて何事?)無事に連獅子を二人で踊れて良かった。しかし少女漫画なのに恭之助とあやめが初めて結ばれる所がロマンティックなんてこれっぽちもなく、あんなにアッサリで良かったのかしら?ヒロインの筈なのにあやめちゃんが不憫ww
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恭ちゃんが健気で可愛すぎて号泣。
お父さんに捧げる連獅子素晴らしかった…泣いた…。
それにしてもヒロインの存在感が空気。
そして一弥くんは恭ちゃんに対してガチすぎるwww
恭ちゃんと同じ血筋で「恭之助さんと同じ精神が流れている」子を大事に育てようとするとかもう…それはもう愛としか…ごちそうさま…
最初から最後まで恭之助だけを追いかけてたんだものなぁ。一途やんなぁ。
綺麗に完結したけどちょっと寂しいですね。
番外編とか来ればいいのに。
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完結16巻まで読了。
途中一弥の落ちっぷりにどうなのと思いつつ、やっぱりこの作品は好きだー。最後、恭之助の精神的な成長が見れて嬉しい。あやめちゃんとの関係も可愛らしくて良い。16巻で完了とい長さもちょうどよかったし、いつかまた一気に読んでみたい。
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ドラマ版をふわっと知っている程度だったので今回ちゃんと原作を読みたいなと思い全巻一気読み。少女漫画、というよりは恋愛要素のある歌舞伎少年漫画、という感じでした。恭之助が好きなタイプの男過ぎたんですが、メインの3人の三角関係もとても良く、二人とも道は違えど、あやめがきっかけで歌舞伎に入り込み、大切に思う気持ちを失くしていないのがよかった。欲を言うなら結ばれてからのあやめと恭之助をもっと見たかったな。終わり方は綺麗で、二人の背中を見つめるあやめ、という構図は物語で一貫していたと思います。他の作品もまた読みたいです。