紙の本
愛に溢れたレシピとご飯作りの大切さ
2018/08/08 19:51
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投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とある路地に古い建物の一角にすみっこごはんというお店があります。そこは、やってきた人が、くじ引きで毎回料理当番を決めて、古いノートに書かれたレシピに従って料理を作り振舞うお店でした。失意の女子高生、居場所がなくなった留学生、出会いがないOL、頑固おやじなど色々な悩みを持った人が引き寄せられ、失敗しながらも料理するときは、嫌なことを忘れ取り組むようになります。毎回美味しそうに作られた料理について読むたびに、丁寧に作ることの大切さや心を込めて作る料理のおいしさを教えてくれます。
物語の最後に、このすみっこごはんがなぜ作られるようになったか明らかになります。レシピに込められた優しい愛情にジーンと温かい気持ちになりました。
紙の本
ほっこりひなたぼっこの。。。
2017/03/10 12:30
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投稿者:TetsuJin - この投稿者のレビュー一覧を見る
1話1話がどこかでつながっていて、最後に感動の時限を超えた出会い。ストーリーを追うごとに、冷えた心がほっこり、ほっこり、暖かくなって、読後はひなたぼっこしてるみたいになりました。「その後」も知りたいと、素直に思える作品です。私も、この共同台所のメンバーになりたいなぁ。どのメニューを作りましょうか?
紙の本
会員になりたい
2016/04/26 00:36
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投稿者:ひろこしゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰かのためにご飯を作る
誰かと一緒にご飯を食べる
ささやかな幸せに心がほっこりする作品
こんな場所が身近にあったらいいのにな
紙の本
ラストへ集束していく魅力
2015/09/08 19:33
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投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
探していた本が見つからず、ほぼタイトル買い。もちろん、腰巻の言葉も強力に後押し。目次後の“ルール”から引き込まれ、平日にもかかわらず早朝までの一気読み。面白かった。読前は小川糸や、伊吹有喜のような物語世界を想像したが、うれしく期待を裏切られ、キレのある文章にも書を離せず、トイレまで突き合わせてしまった。
個性ある人物設定・描き方もさることながら、何より伏線のうまさと、共用台所誕生の秘密?解明へ向けて、集束していく構成が秀逸。読後、冒頭からのページをつい拾い読みしてしまうところは、「F式蘭丸」をはじめとした昔日の大島弓子作品を思わせ、久々に開かずの書棚の整理でもしてみようかと、いらぬ感慨までも呼び起された。
ただ、最終章については、これが無かった場合と印象が変わる気もする。もっとも、最終章のせいで二度涙ぐむ羽目になったことは確かだが。いずれにしろ、また一人、追わねばならない作家が増えてしまった。
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手作りの料理を一緒に食べる共同台所「すみっこごはん」が舞台の5編の連作短編集。
良かった。色々な年代、境遇の人が集まって、一緒にごはんを食べる。なんてない家庭料理たちがとても美味しく思えて、何気ない日常がキラキラしてくる。
最後、思いもしなかった展開に涙腺が緩んだ。読み返すと伏線だらけだったなと思いつつ。
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東京すみっこごはん2巻目を先に読んでしまったので、あの2巻目で語られていたことが、1巻目でわかるかなーと読んだけれど。。。
期待をしていた感じの話はなかったが、やっぱり暖かい場所。
何かしらで行き場、居場所をなくした方々が集い、前向きになれる場所。
2巻目を先に読んでいた結果、何人かの未来を知っている形になったので、未来を考えながら読むと、ニヤニヤしてしまいそうになる(笑)
みんな、よい未来だよー!
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久しぶりに、ちょっと感動しました。
実は読み始めてすぐに、謎解きが
待っていることには気づいていましたが
とても素敵に終わってゆく物語。
丸山さんだけは、心残りです。
できれば彼の再会とその結末も
描いて欲しかった。
レシピどおりに作ること。
それをなぜかも知らずに繋ぐこと。
人に知られずに見守ること。
そこに偶然で加わった人たちに訪れる
とても幸福な瞬間に、私も居合わせた気分。
心の芯の温かみがじっくり寝かせている間に
じわじわと全身に浸み出してくる。
そんな素敵な物語でした。
いい本に出会うと
レビューにも力がこもります。
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心にしみじみと染み入るような、素晴らしい小説だった。
美味しいご飯が出てくる小説に目がないので、タイトルと表紙に惹かれて、図書館で借りたのだけれど。
最初の楓ちゃんの話は、昔の自分を見ているようで、本当に辛くて。でも、最後に少し救われる、その光が差してくる感じがとても良かった。
次の奈央ちゃんの話は、同世代だし(私は結婚してるけど)、結婚出来てなかったら、ああこういうことあるだろうなぁと、迫ってくるような話だった。
後半で、たくさんの謎が明らかになるけれど、ティッシュボックスをご用意の上読んでいただきたいです。
子供を思う母の気持ちに、もう涙涙でした。
続編も、ぜひ読みたい。というか、図書館で借りたので、ちゃんと購入したいですね。いい作家さんに出会えて、うれしいです。
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最後ぼろぼろ泣いてしまいました。ささくれていた気持ちがなんだかまるくなりました。
装丁がかわいく、また、すみっこぐらしが好きなので(全然関係ないですが)、本屋でずっと気になっていました。
「食べる人のことを想って食材に触れている姿って、絶対に美しいと思います」にぐっときました。誰かのために…。一人暮らしで忘れてしまっていた気がします。もちろん自分のためにも…食事の時間を大切にしたくなりました。
食べることをテーマにした小説、心に残るものが多いなぁ。
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普段あまり行かない本屋さんで何気なく目にとまって購入した本です。これはいい本でした。人と人が繋がっていって、そして続いていく。そんな何気ない話なんだけど、読んでいて気持ちがいい。
これ映画にして欲しいなぁ。
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どんな時でもおいしいご飯を食べなさい。
なんてシンプルでハートに刺さる言葉なんだろう。
ジャケ買いした本だけど当たりでした。
明日もおいしいご飯を食べてがんばろ。
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「すみっこごはん」。商店街の隅っこにあるそこは、集まった人達がくじ引きでごはんを作りあうという共同台所。
各短編で主人公を変えながら少しずつ話が繋がっていく。最後に謎が解けてうまくまとまったから続編はないのかな?じんわり暖かい良い話でした。
タイからの留学生がホストファミリーの息子のスケッチブックを見て、こんな風に景色が見えていたのかと感じる所の表現が良かった。
装画:石川のぞみ
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『すみっこごはん』という名前の共同台所に関わった人達の連作短編。
少しずつ、この風変わりな台所の謎が明かされていくので、最後の丸山さんの短編で、たぶん、ここと、あそこが繋がるのだろうなと予測しながら読んだ。
予想はほぼ当たったけど、ゆうたんのブログにはやられました。
そこは予想外だった。
文章はとても読みやすく、ライトノベルっぽいけど、素直に言葉が伝わってきて、ラストのレシピノートにはぐっときました。
一斗と奈央、楓と純也、ゆうたんなど、その後が気になるけど、これで終わりなのかな?
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ここのランキングレビューを見て購入。
評価通り大当たり!1人1人のエピソードが味がある上面白いし、ほっこりする。ところどころの謎もわくわくしながら読み進めて、最後綺麗につながるところもとても良かった。ラストは温かく、ついつい涙。
あとはとにかくご飯が美味しそう!丁寧な家庭料理が食べたくなる。うーん、あんなに心を込めて料理できたらなぁ…。自分も料理が好きというわけではないので奈央さんの気持ちがよくわかった(笑)。
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いわゆるほっこりなお話。
婚活の話は胸に刺さるなー!
ご飯が美味しそうで、何度も夕飯のメニューを決定させられている。笑