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投稿者:ムック - この投稿者のレビュー一覧を見る
せつないですが、読了後のなんとも言えない優しい気持ち。
せつないですが、読了後の泣きたい気分。
悲しいけど優しい、温かい、ココロの奥がポッと優しい光が灯る感じ。
ハナとセイ。
2人のこれからの「はじめまして」も輝いたものでありますように。
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投稿者:sui - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わって涙。
主人公たちの掛け合いが良かった。
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投稿者:skm - この投稿者のレビュー一覧を見る
地下鉄の車内で読んでて、泣きそうになって危なかったです笑 でも、いっそ泣いてしまってても良かったなって思える作品でした!
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投稿者:きよっちゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
買ってきたその日の夜に読みきりました!
自然と涙が流れて、最後は暖かい気持ちになれてすごくよかったです!
悲しくて切なくて…でもあたたかい
2016/03/29 19:37
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投稿者:LOVEstoryは突然に - この投稿者のレビュー一覧を見る
目がウルッとなりました。現実でも話の中にあるような恋人とお付き合いしている方がいるのだろうなぁ…と思ったりしました。
お互いの仲が深まるけれど、でも遠くなっていったりする話が何とも言えない気持ちでした。
でも、あたたかい気持ちになりました。
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投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
『1週間フレンズ』が、記憶が1週間しか保てない話…
そして、こちらは記憶が1日しか保てない話…
最近、こういう「記憶」を題材にした物語が多いような…(『記憶屋』とか…)
それだけ、みんな「なくしたい記憶」を持っていたり、反対に「失いたくない思い出」を持っていたりするのでしょうか。
けれど、どの物語も味わいがあり、うまく人のもどかしい気持ちを表しているように思います。
こちらの小説は、記憶を題材にした物語の中ではあっさり系で、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
正直、私も物足りなさを感じました。でも、こちらは文章の美しさ、人の感情の繊細な揺らぎなどを堪能する物語のような気がします。
余韻は残りませんが、心の中がサラサラと浄化されるようなあたたかい物語でした。
少女漫画のごとくキラキラした世界観
2016/08/21 23:57
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投稿者:nawade - この投稿者のレビュー一覧を見る
途方に暮れ噴水の縁に佇んでいた少女に声をかけた彼の優しい笑みの裏には秘密があってという、閉塞感に囚われた少女と、どこか浮世離れした少年のボーイ・ミーツ・ガール。
世界は美しいのか美しくないのか、それは見る者の心の持ち方次第だ。
それと同じく、作者が描写するこの透明感あふれる世界を綺麗と感じるか、綺麗事と感じるかも、読者の心の持ち方次第。
この作品は、そんな己の心を映す鏡のようなものなのかもしれない。
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世界は淀んでいる
消えたいと思う私と
世界は美しい
記憶していたい君の
ピュアで儚いラブストーリー。
自分の心のシャッターを押す代わりに
カメラのシャッターを押し
心の引き出しにしまう代わりに
アルバムに写真たちをしまう
そんな君に救われた
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ドキドキして読めた。
ハナの雰囲気がとても好き。柔らかい雰囲気。
セイの口調のが少し乱暴だったんだけど、自分自身もそうだから親近感を覚えた。
カメラや写真が物語のキーとなっていた。
私が写真を撮る理由が、ハナが写真を撮る理由と同じだったので嬉しかった。重みは違うのかもしれないけど。写真に残す良さを改めて気付かされ、物語を読み始めてからカメラを持つ機会が増えた。
ただ、心の中で多かった相手を呼ぶ際に使われていた「きみ」という代名詞は最後まで引っかかった。タイトルにもきみとあるし、この小説の特色だとは思うんだけど。
あとこれはネタバレだけど、最後のお兄さんの行動はちょっと…。走り回って探さないの?って思ってしまった。
色んな曲を思い出した。
あとがきが丁寧で作者さんに好感が持てた。
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ネタバレあり
1日しか記憶が持たない少年ハナと出会った主人公のセイ。
とてもピュアな2人の話。
中高生が好みそうな話です。
いろんなことを忘れても、セイの存在はわ覚えていて、都合のいいところだけ記憶があるんじゃないかと思ったり。
しかし今は1日ある記憶も、だんだんと症状が進行して、記憶できる時間が短くなってしまい、ついにはセイのことも分からなくなってしまう。
でもセイはハナの元に通い、「はじめまして」を繰り返す。
「きみが忘れてしまっても、わたしがきみのことを憶えてる」
話の冒頭は投げやりだったセイが、報われないけど前向きに立てるようになったの、すごいね。
本当にピュアな話。
表紙イラストはカスヤナガトさん。
この方のイラストはいつも素敵です。作中に出て来るシーンが織り込まれていて、読後に必ず見返したくなります。
しかしながら、オトナになってしまうと、どうしても矛盾点が目についてしまう。
記憶が1日しか持たないのに、どうして地元で有名な、お金持ちと優等生だけが通える私立高校に入れたんだ?
日々成長していく兄や、老いていく両親に違和感は持たなかったのか?
もっと素直に読める年頃に、この本と出会いたかったです。
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1日を精一杯生きて、その目に映した綺麗なものを忘れないように写真にとる。満足していたはずなのに、セイと出会って一緒に過ごしていくうちにそれだけじゃ満足出来なくなってしまうハナ。彼の涙があまりに切ない。互いを大事に想うふたりの純粋な関係に胸がギューってなりました。ラストは切ないはずなのに、とってもあたたかい気持ちなりました。
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帯の、「ああ、泣いた」というのに惹かれて購入しましたが、それほど泣けるってことはなかった・・・ただ、文章がすごくふんわりとしていて、なかなか掴みどころのない表現が多かったのがちょっと気になった。構成としては一日で記憶が無くなるという設定だけど、いざ自分がそういうことになったとしたら・・・・どうだろうと考えるとなんだか空恐ろしくなる。人間は辛いことも楽しいことも覚えているから生きていけると思ってるので・・・。
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“記憶が1日しか持たなぃ”系の他作品だと、
「博士の愛した数式」や、変わったところでは、
「忘却探偵・掟上今日子」が挙げられますが…、
本作品は、それらの他作品と比べてしまぅと、
残念ながら、格下感は否めなかったでそぅか…。
切なぃ系のピュア・ラブストーリーなんですが、
全編でフラットで、盛り上がるところがなぃ…。
特異な設定下におけるふつぅ感がいぃのかも…?
ですが…、おっさんの偏見じゃなぃけど…、
女子中高生が好きそぅな感じの作品だな~?と。
個人的には、エッセンスをぎゅっと凝縮した、
短編ぐらぃが、よかったんじゃないかな~?と。
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○セイの苦しみ、ハナの言葉。一つひとつが胸を「きゅっ」とさせる。
表紙の少女がしている物憂げな表情は、どうしたら救ってあげられるだろう。
きっと作品中のハナもそう思ったのではないか。きわめて本能的に。
帰りたくない自宅を避け、公園に向かったセイ。
そこで写真を撮影しまくるハナと出会う。
最初は失礼だな、と思った。でも"きみは綺麗だよ。きみが知らなくても、僕が知っててあげる。"(p29)と言われたそのときから、少しずつハナに惹かれていくセイがいることに、読み手も気づく。
ふと、2回目に同じ公園に行ってみるとやはりいるハナ。
なんでも、行かなかった日も公園にいたという。
ハナは一日しか記憶がもたないのだ、とそこでセイはハナから聞かされる。
しかしノートにはきちんと自分と出会ったことが書かれていた。
その後もハナは、出会っては毎日、写真を撮ってくれたしいろんな話をしてくれた。仲の悪い両親を避けるかのように。
ハナと会えば会うほど、自分の家族のことが嫌になった。
でも、ハナが言ってくれたことで、両親と向き合おうと決めた。
わたしを変えてくれたのはあなただった。だからわたしも、離れたくない。
そんなセイの気持ちは、届くだろうか。届いただろうか。
タイトルで「僕は何度でも、きみに初めての恋をする。」とあるがこの語り手がハナであるのに対し、本文中の語り手はセイであり、最初語りだしのところがやや混乱する。途中やや盛り上がりにはかけるものの、
けれど、そのタイトルの意味がわかってくる後半ではもはやどうでもよい。徐々にふつふつと沸いてくる、期待と不安がなかっただろうか。
何回だって、惹かれあう僕らは、僕らでありたいんだ。
ただただそうあってほしくない、と思った結末が訪れると、うっすらと涙かこぼれた。
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青春恋愛物のラノベ。タイトルと表紙から想定できる範囲の話だった。ターゲット読者は中高生であろう。
それでも50過ぎのおじさんが読んでおもしろかった。最後はもう少し悲しい結末かと思ったがそれほどでもなく、号泣せずに爽やかに読み終えられた。