0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
冤罪を生み出す不当な取り調べをしたとの疑惑をかけられたまま病死した刑事の二人の息子の物語。父親の死後別々に育てられ、21年後刑事と検事として再会する。再会直後はギクシャクした感じでしたが、同じ事件を担当することにより互いの想いを理解し打ち解けていく。まるで不協和音のような二人の取り調べは見事です。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都府警捜査一課に所属する川上祐介。亡くなった父も同じく捜査一課に所属する敏腕の刑事だったが、自白を強要したことが理由で警察を追われる。祐介は父を信じ、その事件を見直そうと考えている。祐介はある事件で検事の唐沢真左人と出会う。なんと検事の真佐人は祐介の弟であった。祐介は母の実家で過ごし、真佐人は養子に出されていたため、名字が違っていたのだ。刑事と検事で父の汚名を晴らすため、動き始めるのだが・・・・・。
祐介と真佐人は兄弟でありながら性格等が真逆ですね。この二人がどのようにして父の事件を調べ直すのか楽しみにしたいと思います
続編は、あるのかな?
2020/03/06 12:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:neige - この投稿者のレビュー一覧を見る
刑事だった父は、本当に冤罪を生んだのか−。
京都府警捜査一課の川上祐介と、その弟で検事の真佐人。
幼き日に訣別した兄弟が、反目し合いながら事件の真相を突き止める。
父の死によって、祖父母に引き取られた兄・父の親友に引き取られた弟。
別々の人生を歩んできた兄弟が、ある事件で刑事と検察官という立場で再び出会った。互いの父への思いを軸に、事件を解決していく様が書かれている。
ドラマ化ということで購入したが、なるほどドラマ化しやすい作品ですね。
面白かったけど、父の真相については分からずじまい。
モヤモヤも残る作品でもあった。
投稿元:
レビューを見る
幼い頃、刑事だった父親のおこした冤罪事件をきっかけに別々に育てられた兄弟、兄は刑事に弟は検事となり同じ事件に向き合っていく。京都太秦署を舞台にした連作ミステリー。
五作品がどれもなかなか面白い。人間の心理の裏側、人の心の複雑さを表現しながら事件の展開の面白さばかりでなく、刑事と検事というある意味協力体制にふたりが、実は兄弟であり心情的には対立しているという複雑な関係性をはらみ、作品に深みを与えている。いろいろな事件の面白さと共に、本当に父親がおこした冤罪事件なのかまたはそこに別の真実があるのか、兄弟ふたりがどのようにそれを解決していくのか、新たな作品が出来ることを楽しみにしたい。
投稿元:
レビューを見る
主人公は、刑事の兄と検事の弟という異色な組み合わせ。
違法捜査を疑われ失職した父を持つ兄弟が、互いに反駁しながらも事件を解決する連作ミステリー。
父親の事件の謎がまだ残り、続編がありそう。
投稿元:
レビューを見る
評価は4.
内容(BOOKデーターベース)
刑事だった父は、本当に冤罪を生んだのか―。京都府警捜査一課の川上祐介は、妻を殺したと自白しながら、黙秘に転じた被疑者に手を焼いていた。そこへ、京都地検から「不起訴」の連絡が届く。それを決めた担当検事は、父が違法捜査を疑われて失職した際に別の家の養子となった弟の真佐人だった。不起訴に怒る祐介に、真佐人は意外な一言を返す。刑事と検事の信念がぶつかる連作ミステリー。文庫書き下ろし。
この一冊では結局お父さんが冤罪を出したのかどうか分からぬままでモヤモヤ。この先が読みたくなる内容であった。
刑事と検事の絡みは興味深い。なかなか面白かったがこれはシリーズ化はされない?(されていない?)
投稿元:
レビューを見る
真面目な刑事だった父が起こした違法捜査。
それが原因となり、幼い兄弟は、別れて暮らすことに...
長じて、兄の祐介は、京都府警の刑事となり、弟の真佐人は、京都地検の検事に。
そして、ある事件をきっかけに、2人は出会う。しかし、性格は合わず、事あるごとにぶつかり合う。
果たして、本当に、父は違法捜査を行ったのか?
2人の思いは、常にそこの究明にある事を知る。
今後のシリーズ化、並びに、彼らの父の違法捜査の真実を知りたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
テレビドラマ化されるということで購入。
てっきり一つの事件を軸にした長編ミステリーかと思いましたが、全5章からなる連作短編集でした。連続ドラマ向きで、各章ごとで起きる事件を解決していく構成になっています。基本的には、これで解決?だと思ったり、捜査に行き詰まった時には弟からの謎の助言で、解決へと導く形式になっています。各章は、一時間の連続ドラマくらいの量なので、サクサク読めました。内容としては、事件が発生し、解決していく様が描かれ、時折、兄弟の過去のエピソードが加わります。
視点は刑事である兄のみで、検事の弟の視点はありません。
なので、弟の気持ちは実際のところどうだったのかは書かれていません。また、兄弟がバラバラとなった冤罪事件の真相もこの本では、解決されません。最後は、シリーズ化するのでは?と余韻を残したまま終わるので、歯痒さはありました。ただ、兄弟の関係は対立しながらも、回数を重ねるごとに微量ですが溶けていく様子が垣間見れます。そこがこの本の醍醐味なのではないかと思います。ぜひ続編が出てほしいです。
スペシャルドラマ?化されますが、もしかしたら連続ドラマの前哨戦なのでは?と読む限りでは、そう思いました。
完結するのであれば、冤罪事件の真相も描いてほしいなと思います。
投稿元:
レビューを見る
2020年ドラマ放送で話題
田中圭さんと中村倫也さんが生き別れの兄弟に、
ドラマスペシャル共演で話題の一冊!
投稿元:
レビューを見る
刑事だった父親が違法捜査で冤罪を生んだと疑われて亡くなった後、別々に育てられた兄弟。兄は刑事に、弟は検事になって再会するが‥
田中圭と中村倫也のドラマがよかったので原作を読んでみたところ、こちらもいい。
連作短編集で、さまざまな事件を兄弟がぶつかったり協力したりしながら解決していく。
父の冤罪事件は未解決だが、5月に続編が出るらしいので楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
この1冊だけではなんとも。
ただ兄弟で(結果的には)協力して数件の事件を解決した1冊。
解決しなかった父の冤罪事件、弟のチート感…
ぜひ続編が出てもっと味わい深い作品になってほしい。
でもつい最近スペシャルドラマが田中圭くんと中村倫也くんで放送されたのは知らなかった、見たかった…(笑)
投稿元:
レビューを見る
感情的で青臭さのある刑事 川上祐介と
冷静で論理的な検事 唐沢真佐人
同じ父親を持つ正反対な兄弟のやりとりのもどかしさ。
でもそれが良い味を出しています。
ドラマ化していたことを知っていたというのもあり、唐沢真佐人は完全に中村倫也の顔しか浮かびませんでした(笑)
京都が舞台になっていることもあり、周りの風景が浮かびやすい表現、季節の描写が印象的でした。
投稿元:
レビューを見る
5/19 慌てんぼ熱すぎ祐介に対し、真佐人がわざとヒールを演じ縁の下の力持ちとなり、祐介に手柄を立てさせる。最後に真佐人も冤罪を信じていることが分かり、非常に救いがある。良著。
投稿元:
レビューを見る
最初は「真佐人嫌なやつ〜」と思いながら読んでいたが、実は兄思いだったというのもジーンときたし、父の事件の真相を知ろうとしているあたりからも、素直になれないだけなんだなと可愛くも思えた。
父の件の真相が気になる。続編も必読。
投稿元:
レビューを見る
田中圭と中村倫也の顔を思い浮かべながら読む。
私は観てないけどドラマの方がおもしろかったかも。
兄弟の事情や父の冤罪?など、設定は興味深いものの、事件の解決のされ方がなんかしっくりこなくて、真佐人の鋭さにあたふたする田中圭の印象ばかりが残る。