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投稿者:amami - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙とタイトルに惹かれて読み始めたら、いい意味で予想を覆された。
タイトルにもなっている、まぼろしのパン屋は東急沿線に住む働き盛りのサラリーマンの哀愁がジワジワ伝わってくるし、その奥様が無添加パン作りにハマる感じも身近な感じ。
独立短編でどれも仕事や人生の喜びと悲しみを大袈裟過ぎずに日常に落とし込みながら伝えていて面白かった。
まぼろしのパン屋 (徳間文庫)
2019/04/20 13:13
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投稿者:lakini - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレ
うーん。
まぁサクッと読めるからいいけど、あまり面白いわけでもない。
1作目の、まぼろしのパン屋は、タイトルにもなってるだけあってまぁ良かったけどね。
発想は少しだけ面白くて、
お仕事小説的な業務の詳細な描写があるのに、業務で悩んだり活躍したりする主人公ではなくてパッとしない設定の主人公だったり(笑)、さり気なく真面目な環境と開発の問題などに触れたかと思えば、いきなり死んだハズの人が焼き立てパンをプレゼントしてくれるんだったり(笑)。
何でもありでした。
3作くらい入ってて、全部独立短編。
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パン屋を始める人の話で
色々なパンのことを書いてあるかな~と
思いきや…
初っぱなから開発やら買収やら
予想外のキナ臭い話で躊躇
最後はよい感じだけれどね
その他二作も男性作家らしい作品
まぁ、たまにはこういうのもありか
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ほのぼの系の優しいお話だと思って読み始めたので、全然違った感じでがっかり。
最後まで読んではみたけど、ちょっと苦痛だった。
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表紙とタイトルに惹かれて購入。しかし、想像してたのと全然違った。軌道修正してこれはこれとして楽しもうと思った。人情話はけして嫌いではないけど、なんか違ったな。物凄く久し振りに、なんで私これ読んだんだろうって思った。
全部食べ物の話なのに美味しそうに思えなかった。かなしい。
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これ、いい!
泥臭い話が多いけど
どれも素敵で「うおーっ!」て叫びたくなる。
人が本当の幸せを 迷うことなく掴み取る。
見ていて こんなに嬉しくてたまらなくなる
話はないよね!
あー読んでよかったあ( ´ ▽ ` )ノ
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幸せの側には美味しい食べ物。心温まる3つの物語。面白かったです。
あらすじ(背表紙より)
朝から妻に小言を言われ、満員電車の席とり合戦に力を使い果たす高橋は、どこにでもいるサラリーマン。しかし会社の開発事業が頓挫して責任者が左遷され、ところてん式に出世。何が議題かもわからない会議に出席する日々が始まった。そんなある日、見知らぬ老女にパンをもらったことから人生が動き出し…。他、神戸の焼肉、姫路おでんなど食べ物をめぐる、ちょっと不思議な物語三篇。
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【2016/04/27読了】
三編がおさめられた一冊。ただ3つの物語の様子が全く違って驚きながら読み進めた。共通点は地名と食べ物がたくさん出てくるところ。若干ホルモンの話は気持ち悪さはあったけれど、パンの話は東急の中で小麦の匂いを感じられる気がした。どの話も普通ではなくて、それが面白さだったとは思う。
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表紙のパンのイラストがものすごく美味しそう&好みの絵柄だったので読みたくなりました。
『まぼろしのパン屋』
大手私鉄会社勤務の、けっこうな出世をしたサラリーマンと…
パン作りが趣味の域を超えそうな妻。
そして、宅地開発と、小さなパン屋。
途中から結末が見えたけれど、パンの描き方が、簡単な言葉なのに美味しそうだ。
『ホルモンと薔薇』
「腸」をこよなく美しきものとして愛する、高名な外科医。
ちょっとないタイプの主人公。
飲み屋での会話が面白すぎ。
関西人はみんなお笑い芸人なんだな(こういう誤解を嫌がる関西人ももちろんいらっしゃいますが)と思ってしまう。
結末の、目の前に展開される風景が、これまた派手でおバカすぎ。
『こころの帰る場所』
3編、毛色の違う短編集で、飽きさせないのは飽きさせないが、少々毛色が違い過ぎと言うか、食べ合わせが悪いのではないか。
ヤンキーの話なんか読みたくないのである。
しかし、機関銃のような語り口に、つい読み進んでしまう。
結末も、どこかで見たようなところに落ち着いた。
こういう話が好きな人もいるだろうから、次回も短篇集の予定があれば、もう少し組み合わせを同系列でまとめてみたらいいのではないか…
などと生意気な事を考えてしまった。
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食べもののタイトルに弱いので手に取りましたが、タイトルとカバーに期待しすぎてしまったのか、お話はあまり好みの味ではなかったかな。
2話目はホルモン大活躍で、医者親子と焼肉屋のちょっと不気味な会話が漫才のよう。テンポ良く、わりと読みやすかったです。
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朝から妻に小言を言われ、満員電車の席とり合戦に力を使い果たす高橋は、どこにでもいるサラリーマン。しかし会社の開発事業が頓挫して責任者が左遷され、ところてん式に出世。何が議題かもわからない会議に出席する日々が始まった。そんなある日、見知らぬ老女にパンをもらったことから人生が動き出し……。人生逆転劇がいま、始まる!
他、神戸の焼肉、姫路おでんなど食べ物をめぐる、ちょっと不思議な物語三篇。
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パン屋さんの物語とは思えないサラリーマンの悲哀満載の出だしなのだが、次第に「しあわせパン」の紙袋から香る焼き立てパンの香ばしさに魅入られていく。それぞれに日々は苦労の連続で、そんな中で出会うべくして出会った人たちが、人のためにしあわせを作り出してくれるようで、あたたかい心持ちになる。新しい「しあわせパン店」を探しに行きたくなってしまう。ほかの二編も、ラストのほのぼのぶりが胸に沁みる一冊である。
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なんとなく不思議な優しい物語。
2016.9.8
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パンの表紙に惹かれて買いましたが、内容にはあまりそぐわない感じ。でも、また違った雰囲気の中で、非常に楽しく読みました。気づけばページが進んでる面白さ。
別の本も読んでみたいかも。
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普通のそれも冴えないサラリーマンが通勤電車の中でパンを貰う。それから彼の人生は棚ぼた式に上昇していく。地上げに残ったパン屋を見てみるとどうも貰ったパンを売っていた店のようだ。調べると昔に地上げをされて失くなっているパン屋だった。実は次のパン屋として選ばれていた事を知る。出世を捨ててパン屋になってしまう、書けば陳腐な物語だが、最後はホロリとさせられる。
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表題作も含め、読み始めはイマイチ感情移入しにくい感じ。それが、ラストの数ページでグッと引き付けられて、涙腺を弛められてしまうような作品。