大事なのは読むではなく察すること
2016/07/25 12:34
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
超能力の方たちで構成する探偵事務所の話。一人ひとりの話で全7話の短編。それだけに皆の個性が浮き彫りで、皆魅力的。かつ超能力という通常のミステリーにない要素が加わり、すごく新鮮な小説でした。超能力は何でもできると思われる反面、結局、人を救うのは超能力でなく、人としての温かさや普通の能力ということかなぁと思いながら、読みました。シリーズ化されているようですので、まだまだ期待のオススメ小説です!
えー!こういうの書くんだ!!!
2022/03/21 23:50
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投稿者:ひとみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういうの書くんですね!!!が第一印象。
おもしろかった〜。漫画読んでるみたいな感覚。
特にChapter1は漫画ですか???ってかんじだったな。
ただ面白いってところからなんとなく変わるのは明美ちゃんのChapterからでしょうか。
パラリンピックとか見てても人間の力って無限だなとか思っちゃって障害や性別でカワイソウって意識なくしてかなくちゃな。と思うChapterでちゃんと誉田哲也の本だな〜。と思える小説でした。
各Chapterで主人公が変わって、まるで話しを通して人物紹介をされている感じでした。
うん。これは続編ありきで書いたかな?っていう。
誉田哲也だいすきな警察さんもちょろっと出てきてとってもいい味だしてるの。
すごいよかった。
続編買っとけばよかった!!!
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結構面白かった!タイトルそのまんまだけど。
超能力ってあったらいいなとは思うけど、今まで読んだ話はすべて辛い話が多かった。やっぱり異端視されるしコントロールできなくて人を傷つけてしまったり。悪事に使おうと狙われてしまったりってのもあったな。
これは、超能力をうまく事業として成り立てている話。明美の話はつらい。。性ってなんだろうって思った。
続編期待!もっと彼らに活躍してほしい。
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【信頼と実績の当事務所が超能力でお悩み解決!】超能力が事業認定された日本で、能力も見た目も凸凹な所員たちが、浮気調査や人探しなど悩み解決に奔走。笑いとほろ苦の連作短編集。
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可もなく不可もなくといった感じ。まだまだ序章なのだろう。次巻に期待。
あらすじ(背表紙より)
日暮里駅から徒歩10分。ちょっとレトロな雑居ビルの2階にある増山超能力師事務所―。所長の増山率いる、見た目も能力も凸凹な所員たちは、浮気調査や人探しなど、依頼人の悩み解決に今日も奔走。超能力が使えても、そこは人の子。異端の苦悩や葛藤を時にユーモラスに時にビターに描く人気シリーズ第1弾。
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つか、
新しいシリーズか。。。
と、
いうか、
他のシリーズを完結させてからにしませんか?
武士道とかさ!
元々ムーのホラー作家出なんで、
こういった、
超能力者とか宮部みゆきさんばりに書くかもと思っていたら、
書いてらっしゃったのね。。。
短編集!
1・初仕事はゴムの味
篤志君が主人公?
今は、
無能力者ですが、
2級超能力師に受かって増山超能力師事務所で正式採用されました!
と。
超能力師の主な仕事は探偵と同じ!
浮気調査とかなんだって!
つか、
夢がない!
つか、
探偵の探偵みたく、
超能力師の超能力師が現れたりして笑
で、
篤志君の初仕事は浮気調査!
つか、
確かにゴムの味かも?!
シリコンの味?!
つか、
男ってさぁ。。。
でも、
気持ちわからんでもないよ。。。
2・忘れがたきは少女の瞳
中井健は超能力で悩んだくち。
増山超能力師事務所が居場所になってるのって、
いいことよ!
3・愛すべきは男の見栄
宇川明美は、
増山超能力師事務所に就職希望!
つか、
オカマさんですか?!
女装さんですか!?
でも、
新しく社員を増やすのは経済的に・・・。
で、
増山圭太郎さんが頑張る!
それこそ、
見栄を張って、
男の、
社長の、
超能力師の見栄を張って頑張る!
良いと思うけどねぇー。
4・侮れないのは女の勘
川口の魔女!
そう呼ばれていたのは増山超能力師事務所の増山さんの愛人でもある、
住吉悦子ですな!
高校生の頃からヤンチャしてて、
超能力でヤンキーを束ねてました!
つか、
パイロキネシスですか?!
燃やしちゃうのね!
モルダーもびっくり?!
と、
そんな彼女を囲ったのが増山圭太郎ですな!
5・心霊現象は飯のタネ
元増山超能力師事務所にいたのが、
河原崎晃です!
現在は、
独立していて自分の事務所をもっていると。
以前、
問題になった「井山文乃事件」に類似した案件が飛び込んできたので、
その、
井山文乃事件をよく知る増山啓太郎の元に話を聞きに行く河原崎晃。
つか、
今回の件は井山文乃事件とは似てなかったまったく別の事件でした。
まぁ、
無事に解決できてよかったと。。。
6・面倒くさいのは同性の嫉妬
宇川明美の過去の話と今の話し。
お姉ちゃん、
良い人というか残念でしたねぇ。。。
つか、
この子は採用してていいの?
うちの、
占い事務所に居たらクビやで!
7・相棒は謎の男
で、
井山文乃の謎が明らかに!
ちょっと予想できたけどその通りでしたね。
これ、
2巻目に続くのでしょうか?
あえて飛ばしたけど、
無能力者というか普通の経理のおばさん大谷津朋江さんが、
メインになった時にでた言葉、
「人の心ってのはな、
読んだり、
覗いたりするもんじゃね・・・
察するもんだ」
と、
あるけど、
占いに来るほとんどの人の言ってやりたい言葉だ!
わたしコミュ障だから!
って、
逃げ込んでくる人はもっと察することができる人間になろうね。
まだ、
察しようとしてるならいい。
それすらも放棄した人はどうしようもないねぇ。。。
超能力師!
もっと、
こういった「人の心を覗く」仕事が法律的にありになったら、
本当に怖い世の中になっていくと思いますよ!
つか、
アンダーでありそうですなぁ。。。
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「超能力師」という専門職が成立している社会を舞台にした短編集。
超能力師たちは特殊能力で戦闘するわけでなく、探偵業を遂行するための補助能力として超能力を使いこなす。超能力師がそれほど特別ではなく、社会で普通に受け入れられているのは妙な感じだ。でもそれゆえにマイノリティとしての苦しみみたいなものも描かれていて興味深い。
連作としてキャラクターの背景が徐々に明らかになるのも面白かった。続編にも期待。
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新ジャンルも世界観はよく練られているなぁと言う感想。
思ったよりファンタジー感がうすく、いい意味で裏切られつつも、随所にほくそ笑む場面があり楽しめた作品でした。
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やっぱり誉田さんの作品は好き。
サクサク読める文体が好き。
姫川シリーズやジウみたいなバイオレンス系の話もおもしろいけど、こういうコメディ系もいい。
映像化したらおもしろそうだなぁ…どんな俳優さんがいいかなぁ…なんて思いながら読んでました。
増山所長は堤真一さんかな。
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そんなこと、見てりゃわかる。
でも、
どんなに悩んでも
わからないことはわからない。
凡人でいいじゃない。
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続きありそうだけど、文乃の謎は以外とあっさり明かされた。超能力っても、訓練して能力育ててる感じがちょっといい。
2016.6.3
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誉田哲也の超能力エンタメ作?
超能力が国家資格で認められた近未来?の探偵事務所を舞台に、所属するメンバーの活躍を連作短編形式で描いています。
警察小説でも青春小説でもホラーでもなく・・・ヤバいです・・・誉田氏、上手過ぎです(^_^;)
続編を期待したい・・・
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超能力が公認された世界。
探偵のように超能力を使って問題を解決する超能力師事務所の所員達のオムニバス。短編が主人公を切り替えて7本収録されている。
超能力といっても万能の描かれ方ではないのがこの話の面白いところ。
透視をするのにも、金属とプラスチックの複合物はやり辛い、カーテンが邪魔で見えにくい…等々シビアな制限が描かれる。
異能ものというと設定が馴染むまで取っ付きにくい作品も多いが、この作品は日常の中の一要素として上手く溶け込んでいた。
いかにも続編がありそうな引きの仕方で終わっている。所員一人一人魅力的だが、やはりメイン主人公は増山だろうか。
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超能力が国家資格なった世界の探偵事務所のお話し。
超能力があるのに便利でないので、ご都合な話にはなりません。
次も期待。
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超能力が公認された日本社会でのお話。
探偵事務所の面々がひとりひとり主人公になっていくオムニバス形式。超能力といっても万能ではなくて、資格試験があっていろいろ規約や制限があったりするのが妙に現実味を帯びていておもしろい。ひとつひとつのお話はしっかりしているものの、わりと終わり方はあっさりしているので探偵事務所の日常のひとコマという感じかな。