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紙の本
やってくれた,社会の狭間に旋風を!
2014/08/17 05:09
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kwt - この投稿者のレビュー一覧を見る
私事なれども,「施設」と聞き,小学生の頃,友達に連れられて,彼の暮らす擁護施設に行った刻を思いだした。正に,運動靴が脱ぎ散らされた玄関と二段ベッドの部屋だった。たまたま,私の両親は二人とも教員であり,いろんな境遇の子供がいて・家庭があることは,幼心になんとなく理解はしていたが。それでも,薄暗い玄関から眺める運動場はきらめいて,転がっているドッジボールの球と遊ぶ下級生の姿が眩しく,望んではいけない羨ましさを感じたことも。その後,僕たちは外に遊びに出たはずであるが,もう,40年以上昔のこと故,彼のその後も含めて,記憶は定かではないが。
そんな記憶とともに,今,有川浩が,養護施設を舞台として,この国の将来を深く抉ってくれた。
併せて,読書というモノの価値さえ描き出している。図書館戦争で貸し出し禁止本の表題として挙げられた「荒野のカナ」が,本書では「奏子(かなこ)」として,銃ではなく,読書を武器として社会に立ち向かうかの如く。
多くの人に読んで欲しい作品である。
紙の本
施設の子共達は大人だった
2014/08/11 00:02
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とむおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までは色眼鏡で見ていた,施設に居る子供たちは、私たちが思う以上に、大人だった!!
子供たちがそうならなければ、ならなかったとしても、私たちよりも、余程 自分たちの置かれた状況を理解して居る事に、今更ながらに考えさせられました!
上から目線でしか!! 見られなかった事に、改めて反省させられました!
紙の本
幸せとは
2017/10/16 22:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
実情をよく知らない児童養護施設を今までよりも理解できた。そして、幸せとは何だろうと考えさせられました。
紙の本
優しい作品
2016/01/18 13:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜大阪 - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に重いテーマであるにも関わらず、次々と読ませる筆致。さすが有川浩氏!児童養護施設の事、私を含め詳しい人は少ないと思う。有川浩氏は、独特の優しい文章、優しいキャラクターを通じて、私たちに温かさ、豊かさ、そして大事なことを伝えてくれる。最後の作家に宛てた手紙は実際の話なのかな、と思っていたらやはりそうなんですね。いつも細やかな気遣いのキャラクターを生み出す有川浩氏の人柄も感じられました。カナのスピーチも、ヒサの宣言もかっこよかった!彼らに幸あれ! ツンデレ猪俣先生は、熱い部分も見せてくれ、結構好きでした。(笑)
電子書籍
読んでよかった
2015/11/18 19:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どどんどん - この投稿者のレビュー一覧を見る
児童養護施設のノンフィクションを読んでいるようでやっぱりフィクションで。これくらいのラブ要素でこんな楽しめるなんて有川浩は怖い。
紙の本
それぞれの旅立ち
2020/07/19 21:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
新米職員・三田村の成長が、頼もしく見えてきます。「かわいそう」という世間一般の偏見にとらわれずに、真摯に子供たちと向き合う姿が感動的です。
紙の本
児童養護施設
2016/06/20 14:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
児童養護施設のお話。
この施設はいい施設なんだなと思いました。
児童施設の子といってパッと思いつかないのだけれど、実際は会ったりしているのかな?
知る機会がなかったので少しでも知れてよかったです。
紙の本
施設のお話
2016/04/21 23:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:saya - この投稿者のレビュー一覧を見る
施設って実際どんなところなのか知らないけれど、こんなところだったら救われる子供達もたくさんいるんだろうなと思いました。奏子と久志の関係が良かった。
紙の本
施設の実態
2015/11/18 01:16
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
養護施設の取材を何度も繰り返し行った経験がある。子供たちには全く罪はない。いみじくも職員が口にした。「問題は親、特に母親です」。職員の仕事は忙しい。施設に密着して取材することに大きな違和感と、マスコミの横暴を感じた。自分自身、そんあマスコミの在り方から書いてみたいと思っている。
電子書籍
エアポケットのお話
2015/03/20 14:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
エアポケット、という表現が特に印象に残りました。また、題名はどういう意味だろう、と思いながら読み進めていましたが、読み終わると祈りにも似た意味を感じました。話の流れよりも、小さな描写の一つ一つの方が印象に残るお話だと思います。キンモクセイの香り、二日続くカレー、意外と高い靴下の値段、雑然とした靴箱を直さないということ。疑問に感じたことのない視点がたくさんありました。
紙の本
児童養護施設のことがよく解った
2015/09/02 23:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
とは言ったものの…作者の作品って、なんか、いつも真っ直ぐで、問題解決もスッキリ!という感じのが多いので、当然、施設の実態は、こんなもんじゃないんだろうな~という気はします。
多分、これって初心者レベルで、本当はもっと書きたいこともあったかも知れませんが、それでも、小説という形にすると、やっぱり自分の問題として考えやすくなりますね。読んで良かったです。