無恋愛紳士（９） みんなのレビュー

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投稿者：ゆきちん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

可愛くて鈍い受に熱烈片想いする攻という
ARUKUさんのいつものパターンですが、
シチュエーションとストーリーがいつも凝っているので
毎回ハラハラドキドキ。
安定の面白さでした。

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投稿者：咲耶子　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

恋愛感情欠落者・蘇芳に毎日愛を囁く部下・日夏。
恋愛に否定的は蘇芳の心を開く事が出来るのか？日夏クン頑張れ！
ARUKU作品は字が多いけど表現が独特で楽しく読めます。
無表情で冷徹な蘇芳がどんどん可愛くなっていくのが微笑ましいです。氷が少しづつ溶けていくような作品ですね。

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投稿者：美優羽　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

常に問題提起してくるＡＲＵＫＵさん。今回もジェンダー問題をぶっこんでくるよね。お話的には高校時代に一度こっぴどく振られた後輩が執着片思いそのままに今度は部下として迫ってくるという定番話です。でも、あれだけ毎日好きですと言われ続けていると誰だって洗脳されますよね。すおうさん早く堕ちて頂戴っていじいじしながらも、最後はまぁ落ち着くところに落ち着いて良かった。すおうさんのギャップ度が凄かった。ハリセンちゃんＧＰＳいい味出してましたね。

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投稿者：Gトーマス　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

BLではゲイゆえの苦悩が描かれることも多いですが、無性愛（＝性愛対象が存在しない）という、
日本社会ではほとんど認知されていない概念を取り上げていることに興味を持ち購入しました。

作品を読む限り、作者のARUKUさんが無性愛について読者に啓蒙するまでの意図はなかったように思います。
（それでも無性愛について認知度が上がることに意味はあると思いました。
自分の知る限り無性愛の概念は比較的新しく、定義も複雑だからです。）

どちらかというと
「恋愛やセックスって、しなくちゃいけないの？恋愛しないと幸せになれないの？」
という、永遠に繰り返される疑問がテーマなのかもしれません。

無性愛についての理解を脇に置いても、自分が周囲の人間と異なることを理解し、
深い孤独と絶望を抱えながら生きる蘇芳さんの姿はとても切なくて、
自分の問題に置き換えて共感する方も多いのではないでしょうか。

今回この作品をレビューするにあたって何度か読み返したのですが、改めてよく練られた作品だと思います。
登場人物の心を、絵で捉えるよりモノローグでしっかり読みたいタイプの方にお勧めかな。
絵柄は確かにちょっと変なところがあるけど、私はむしろ面白いと思いました。