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紙の本
引き揚げ成功かと思った途端に火山活動で船は深海へと沈んでいくが更なるどんでん返しが待っているというように、二転三転の展開も良い。
2017/04/27 11:06
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
学術的にも遺物を保存するには莫大な費用がかかる反面、現行の法規制を順守するなら当事者は1円の得にもならないという考古学の現実。そのために、逆にトレジャーハンターと呼ばれる謂わば「墓泥棒的発掘屋」が横行する現実はなかなか我々には知る機会の少ない世界である。そうした世界を垣間見せてくれるだけでも興味深い上に、歴史小説とビジネス小説の要素まで加味した流れで、二重三重に楽しませてくれる。そしてやっと引き揚げ成功かと思った途端に火山活動で船は深海へと沈んでいくが更なるどんでん返しが待っているというように、二転三転の展開にも感動させられる。さて、この作家、山岳小説を得意としてるものと思っていたら、何と警察・探偵ものが主流らしい。また、山岳小説と並んで海洋物も書いているらしい。『太平洋の薔薇』という作品も早速読んでみよう。
紙の本
遺産 下
2016/09/05 12:38
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっと引き上げか、それまでの経緯でヒヤヒヤしましたが、しかし火山爆発ですべてチャラかと思わせて最後はハッピーエンドでした。楽しめました。アドベンチャ小説を久しぶりに楽しみました。必見です。
紙の本
うーん、そっちか・・・という読後感
2016/09/20 09:09
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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻のレビューでも書きましたが、笹本作品の冒険ものの大ファンです。毎度どきどきはらはら、絶望に次ぐ絶望からの生還!に滂沱の涙を抑えられないものでした。この作品でもそこらへんを期待、したのですが。
上巻では水中遺産をめぐるアカデミックとビジネスの対決、のような様相で物語は進みました。400年前に海中に沈んだ沈没船。その学術的な価値を求めて船を丸ごと引き上げたいというアカデミックと、船には価値を見出さずに財宝を引き上げて商売をしようというビジネスの対決というのが骨子。しかしそこは笹本作品、きっとこの下巻のどこかで大冒険劇が始まるのだろうと期待していたのですが・・・。結局、そのアカデミズムとビジネスの対峙、そして融和のような所がテーマになって終わってしまいました。冒険劇的なものも入って来ますが、かつての名作と比べてしまうとやはりぼんやり。海を舞台とした作品では大名作「太平洋の薔薇」がありますから、あれと比べてしまうとなあという感じ。初めて笹本作品を手に取る方には、違和感はないでしょうけれど。
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