永遠のチャレンジャー
2018/05/04 06:44
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
未知の世界に旅立っていく、チャレンジャー教授の心が伝わってきました。自然への敬意を忘れないところも良かったです。
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ホームズのコナンドイルの名著の”失われた世界”。
初めて読みました。
回りから完全に隔離されたアマゾンの奥地に
恐竜。新種の昆虫や魚類、大型ほ乳類、そのうえに
類人猿、原始人が混在する。こんな世界は?
と誰もが子供のころに想像したことがあるような世界を
生き生きと描かれてある冒険小説。
新訳もなかなか読みやすく、引き込まれるような内容でした。
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数十年振りの再読。台地の傍らに屹立する塔のような岩山から丸木橋を渡してロストワールドに入り込むシーンが、ビジュアルを伴い強烈に印象に残っていたが、それは挿絵によるものだったことが分かった。良質の空想科学小説はこの歳になって読んでもとても面白かった。舞台のモデルとなった岩山がギアナに実在するとは…。
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この作品以後、ロストワールド物というジャンルが確立。隔離された世界での、4人のキャラ立ちした冒険譚。100年前に書かれた古臭さはない。大英帝国的世界認識や英国紳士像の時代性は、これはこれで面白い。
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H31年大河ドラマ「いだてん」に出てくる天狗倶楽部が活躍するSF「人外魔境」を読んでみようと思ったので、元ネタのこちらを。
なお、天狗倶楽部SF本はHGウェルズ「宇宙戦争」を元にした「火星人類の逆襲」もあります。
「失われた世界」は子供の頃少年少女版で読んだことがあり、ほとんど覚えていました。
題名が格好いいですよね。「The Lost World」で「失われた世界」。
こちらの版は新訳と言うことでとにかく読みやすかった。コナン・ドイルってこんなに読みやすかったっけ?という感じだ(笑)。そしておそらく当時の出版本に載せられていた挿絵も使われています。
しかしコナン・ドイルを読むとどうしてもキリスト教白人男性至上主義のような観点を感じる。意識した差別ではなく本当にそれが当たり前の時代が鑑みられるというか。巻末の解説によるとコナン・ドイル自身は人種差別により冤罪となった移民の弁護を引き受けているらしい。白人男性にとっては下位である混血や移民を守るのも当然だったのか。
***
イギリスの学会は騒然とした。
チャレンジャー教授が「アマゾン奥地で古代に失われた巨大生物を見た」と発言したのだ。
明確な証拠がなかったため、学会や市民はチャレンジャーを山師扱いする。
主人公でこの物語の書き手は新聞記者のマローン君。20代前半で若造扱いされる彼は、愛しい女性のハートを射止めるため、チャレンジャー教授と共に冒険に出ることになった!
冒険のメンバーは誰もが個性的。
チャレンジャー教授は、見かけは毛深いゴリラで性格は怒った雄牛のよう。小柄だが声は大きく、統率力はたぶんあるけれど、反対意見に対しては暴れる。彼が学会トップの頭脳の持ち主なんて信じられないが事実そうなんだ。
破天荒なチャレンジャー教授と対照的なのはサマリー教授。60代で細身で神経質で良識派。しかしアマゾン奥地に調査に赴く一行に入ると、強靭な精神力と持久力を見せる。実際に自分の目で「失われた世界」を見た時は素直にチャレンジャー教授に自分の誤りを詫びて、珍しい生物を見たら二人で手を取り合って喜んだりしている(笑)
ジョン・クロストン卿は40代で名の知れた冒険家。アマゾンにも何度か訪れて活躍している。
彼らはアマゾンを遡り、困難ののちに、台地の上に遺された“失われた世界”へ行き着いた。
そこは太古の恐竜が生き、猿から人間への進化の途中で歴史上“失われた環(ミッシングリング)”である野蛮な猿人がいて、そして台地の下から紛れ込んでしまい出られなくなったインディオ達がいる。
調査隊一行は、翼竜や恐竜たちからの攻撃をかわし台地探検を続ける。
猿人たちは恐竜と同じくらいに危険な相手だ。そして台地インディオたちとは長年に渡る熾烈な戦争が行われている。
探検隊たちは、猿人とインディオの戦争に加わった。その戦いはインディオの勝利に終わり、それは人類が動物に勝ち動物の頂点に立つ瞬間を目撃したということだった。
イギリスに帰った彼らは学会で「失われた世界」を発表し、喝采と混乱を起こす。
探検隊の4人は、それぞれが新たな目的を持ち物語は幕を閉じる。
…マローン君の���の結果?それはまあ…まだ彼は若いからね。
***
恐竜たちのことを「体に二等辺三角形の棘を並べた巨大なトカゲ」などと言われれば現代のわれわれには「ステゴザウルスかー」と思い浮かびますが、「失われた世界」が発表された当初はそのような恐竜研究もなく、まさに「なんだこれは!!」という感覚だったのでしょうね。
本編主要人物チャレンジャー教授を始めとするメンバーが冒険する話はこの後数冊続くらしい。
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面白かった
キング・コング、ゴジラ、ウルトラマン、ジュラシックパークにも影響を与えたらしいコナン・ドイルのSF大傑作(本書解説より)
まだホームズシリーズとこれしか読んでないけど、コナン・ドイルの作品は第三者視点じゃなくて登場人物視点の文章だからリアルを感じさせて引き込まれるんだろう。
後半のジョン卿の活躍が好き
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めちゃくちゃ面白かった。コナンドイルといえばシャーロックホームズの印象しかなかったが、SFまで書いていたとは知らなかった。
SFなのにあたかも本当にアマゾンには未知の場所があるんじゃないかと思ってしまうリアルさがいい。そしてチャレンジャー教授の強烈な個性も良い。
SFをあまり読んでこなかったがとても楽しめた
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・3回目の他県での読書会課題本!四国。
・課題本好きだなわたし。なんでだろう。
あ、みんなの感想きくのがたのしいから?かな。論評ならいろんな人が書いてるだろうけど何がちがうかな。
・光文社古典新訳文庫ワクワクします
・めちゃくちゃ面白かった!
・特に翼竜をはじめてみたサマリー教授の反応。秘境の大地の描写。危険な夜の散歩!
・恐竜あんまり興味ないと思ってたけど読んでみたら興味湧いて書店で図鑑をみたりした。
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シャーロック・ホームズの作者、コナンドイルが書いたSF小説。
メインキャラクターのチャレンジャー教授が、『羊をめぐる冒険』の羊博士や『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の博士に似てるよなと思ったが、言うまでもなく、こちらが元ネタなのであった。
彼を含め、主な登場人物のキャラクターが明確で(いわゆるキャラ立ち)、みんなが愛おしく思える。そういう点でも良い小説。
ハラハラする冒険譚で、途中から読み進む手が止まらなくなった。
どうやって話を終わらせるのかと思ったが、最後まで驚かせ、笑わせてくれる。流石の手練れという気がする。
野蛮な殺戮場面や人種差別的記述もあるんだが、一番かわいそうだなと思ったのは、子どものイグアノドンの扱いだった。
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ジュラシックパークの参考になったとも言われる小説。シャーロックホームズで有名なコナンドイルの作品。チャレンジャー博士という魅力的な人物像。アマゾンの奥地の探検。未知の生物や猿人との遭遇。ワクワクが止まらない。
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子供の頃に読んで以来、数十年ぶりに読んだが、意外に細部まで覚えていてびっくりした。それだけ子供心に強い印象を残す良作だったということだろう。報告会での翼竜の登場と最後のダイヤのくだりはやっぱりワクワクする。
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100冊ビブリオバトル@オンライン第7ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
2020.08.22〜23
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おもしろかった!
登場人物も愛しい。
特に、チャレンジャー教授。
教授は他の小説にも出てくるらしい。
翼竜は飛んでけるけどなーとツッコミたくもなったけど、冒険にワクワクした。
人間の脳って、素晴らしい
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コナンドイルが書いたということで手にとった。SFはあまり読まないけど面白かった。残酷なシーンもかなりあってドキドキ。何でも書ける人なんだなぁと思った。こういう人がいいって言って、すぐ違う人と結婚する人いるよね。
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めちゃくちゃおもろかった!100年前の小説とは思えないスリル!そして、魅力的な登場人物たち!さすが、コナン・ドイルやー!まだSFって言葉がない時代にこんな面白いSF冒険活劇を書いてたとはねぇ。