紙の本
一巻との比較
2001/10/20 03:02
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
天智天皇と天武天皇は、実は兄弟ではなかった。とか、天智天皇は暗殺されたという説を学会批判によって強く主張。別に主張自体は興味深いと思うのだが、なにぶんにも学会批判が強いことと、一巻の出来がよかったのとで少し評価を落としてしまう。
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逆説の日本史第二巻
聖徳太子、天智天皇、天武天皇と持統女帝を扱っている。天皇家の覇権争いで生まれた悲劇を著者独自の視点と切り口で論じている。
相変わらず、読むたびに目から鱗状態である(笑)
「聖徳」という称号にこめられた歴史の事実と陰謀にただただ感心するのみであった。また、天皇家の覇権争いの凄まじさ…。奈良の大仏建立にはどんな意味があったか?そして、日本人しか持たない独特の宗教観…う〜ん
そーいえばそう言う民族だなぁ日本人て…と思わずにはいられなかった。
とにかく面白い!
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井沢元彦というひとは、歴史学者でもないのに、よくこれだけ調べて自分の説を作れるなぁ、と、力量に感心するやら呆れるやらです。この本では、聖徳太子から始まって、怨霊についてそのほかの謎解きをしてみせてくれている。怨霊というキーワードは、日本史には欠かせないウラの知識だから、これを鍵にして読み解く日本史は、眼からウロコです。
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天皇の送り名に「徳」があるのは憤死した天皇だから。すごい!
今読んでいる『The Da Vinci Code』と共鳴して私の頭の中はカッカ状態。睡眠時間が減ってしまう。大変!
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なんか、もっともらしい説を聞くと、なんでも、
「そうだったのか!!」
とか思ってしまう今日この頃。
簡単に、信じてしまってはいけません(笑)
でも、こういうお話を聞くのは、やっぱり楽しいのです。
このあたりのわたしの歴史の知識は、山田ミネコと長岡良子でてきています(笑)
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聖徳太子の死因をごぞんじですか?
奈良の大仏の存在理由は?
天皇家の秘密。。。
ハマります
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2008年2月読書分。
30代最初の読書です。
教科書では学べない日本史を教えてくれます。
歴史を考えるきっかけをくれます。
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1巻に引き続き、夢中になって読み進めてしまった。新しい視点で見ることができるようになると、その視点から実際にその場所へ足を運びたくなってくる。興味が広がる本。
(2008/02/25読了)
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3月10日読。 日本史が勉強したくなります。
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話があちこち飛ぶところなど、まあ連載をまとめた本だから仕方ないのか、読みにくいところやくどいところがある。
しかし、内容は興味深いものであった。
聖徳太子、天智天皇、天武天皇、持統天皇、聖武天皇、平城京、大仏の謎がわかる。
怨霊信仰の国。日本。
教科書には載らないことがたくさん。
2008年04月26日読了。
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聖徳太子以降、徳の字がおくられた天皇は不幸な死に方をしていることに注目し、聖徳太子がなぜ聖徳という字がおくられたのかを解明している。
また、奈良の大仏の意味を解説したところも納得させられたところが多い。
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聖徳太子は本当に徳高き人であったのかというのを,代々”徳”の付く天皇の死と対比しながら読み解いて行く。すると,徳という諡が与えられるのは,みな不遇な死を遂げた天皇ばかりであることに気付く。徳という諡を付けて,怨霊を鎮魂しようとしたのである。
次に,天智天皇の死について,天武天皇のクーデターにより天智は暗殺されたと,文献での記述の不可解さや墓の場所,当時の朝鮮とのかかわりなどを元に,現代の認識と逆説的に解き明かしていく。
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怨霊、言霊、穢れから日本史を見据える《赤松正雄の読書録ブログ》
日本史をおさらいするうえで比類なき面白本をようやく見つけた。歴史の書というよりも歴史推理小説といった方がいいかもしれない。かねてからの「歴史通」や、今はやりの「歴女」には、何を今更と言われよう。このシリーズが世に出てもう10有余年も経っているのだから。しかし、恥ずかしながらその存在を私は知らなかった。井沢元彦『逆説の日本史』1~12である。未読の方は、まず文庫の第一巻を購入されることをおすすめしたい。
日本史を追う井沢さんのキーワードは、怨霊、言霊、穢れの三つ。彼はことごとくをこれで抑えていく。見事なまでに。彼にかかれば歴史学者は形無し。木っ端微塵にやっつけている。宗教の本来的な役割を知らずに、文献至上主義に陥ってることの弊害を事細かにまた繰り返し飽きもせずに説く。読んでる端から忘れがちな私のようなものには、まことにこれは助かる。しかし、この手法ではさぞかし正統な歴史学者や同業他者から嫌われよう。であるがゆえに、あまり世の中に評価されていないように思われるのは、著者ならずとも口惜しい。
近眼の人が寝ぼけ眼に顔を洗ってメガネをかけた時のように、ぼんやりしていた歴史絵巻が忽然と姿を現すのは嬉しい限り。というのは少々ほめすぎかも。だが、古代から中世にかけての日本人たちにとっての、様々なる神社仏閣の存在や「和歌」の持つ意味が判明するのは大きな収穫であった。軍事について現代日本人がとかく敬遠しがちなのは、何も戦後に始まったことではなく、古代からの歴史に根ざした伝統であることを知ったことも大きい。
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聖徳太子の称号の謎
・聖徳太子編―「徳」の諡号と怨霊信仰のメカニズム
・天智天皇編―暗殺説を裏付ける朝鮮半島への軍事介入
・天武天皇と持統女帝編―天皇家の血統と『日本書紀』の”作為”
・平城京と奈良の大仏編―聖武天皇の後継者問題と大仏建立
主張がブレるところもあるが、この章がいちばん井沢元彦の真骨頂を読めるのではないだろうか。
時代が下るにつれ、単純に事実を追う記述が多くなっていくが、ここではまだ怨霊についての記述で厚みがある。
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2011年の1冊目。
正月ダラダラしていたため、なかなか進まず…。
まだ2巻だけど、1巻同様、歴史に詳しいともっと面白いだろうなと思う。定説を知らないので、否定できない。
でも、出てくる歴史や場所を調べたり、巡ってみたくなる。