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投稿者:kunkun - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者のエッセイはどれも好きですが、本作は野菜の奥深い世界や歴史を探った本。へえと思わずうなるような話がたくさんありました。
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投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
普段、日常的に目にする野菜と人類の長い付き合いが書かれていて、世界史が身近に感じられる。中でも、飢饉の話と奴隷貿易の話はつらかった。私が地味な食生活を選択しても何かが変わるわけではないけど、感謝と節制に努めようと思う。
野菜の魅力を再発見。
2015/02/02 18:41
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投稿者:うにょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
野菜のことを知り尽くした著者による一冊で、日本では馴染みのある野菜もそうでない野菜も知ることができる。ただ、単なる解説だけではなく、その野菜のエピソードについても書かれているため、大変興味深い。野菜と同時に肉、魚介類の話も出てくるので、読むだけではなく、紹介されている方法で作り、食べて楽しむことが出来るもこの本の魅力の一つなのではないかと思う。
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本の内容と帯=「この一冊で野菜通」とが一致しない。出版社等が売れると思って作ったからだろう、野菜のことに詳しくなる、手軽な百科全書的な内容を想像すると期待は裏切られる。こういった内容の本を希望する場合は他書を読むのが良い。
とはいえ、このことが本書の評価自体にはなりえないのだが。
さて、本書はいくつかの野菜を巡る逸話を中心にして書かれている。それを通して、おおざっぱな文化史がわかる。著書があとがきに書いている、「面白く思ってもらえることを大事にする」という目的は十分に達せられていると思う。が、1冊の本を通して、内容にバラツキがあるように思われ、その点でつなぎあわせ感は否めない。
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タイトル通り、世界の野菜を紹介する一冊。
私たちが何気なく食べている野菜や、料理の起源を教えてくれる。
へー‼と沢山思えるが、写真やイラストがないので、
はたして昔の野菜がどんな形をしていたのかなどは、文章から想像するしかない。
百聞は一見にしかずの、百聞しかないのが非常に残念。
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[ 内容 ]
この一冊で野菜通!
起源、伝播の歴史からおいしい料理法まで。
[ 目次 ]
第1章 赤ん坊はキャベツから生まれる
第2章 ジャガイモがタラと出会った日
第3章 トウガラシはなぜ辛いのか
第4章 ナスは貧乏人が食べる
第5章 サトイモのナショナリズム
第6章 テンサイがつくった砂糖
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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食に関する書籍は大好物!なので、書店で見かけて中を開き野菜の名前が目に入ったときには購入の決意をしていた。
人間が愛してやまない野菜の歴史が読みやすい文章で書かれている。どうも食材の起源となると堅苦しい場合があるのだが、この本は分かりやすい。日常お目にかかる料理や旅行エピソードがメインで、起源なんて頭の端にあればよい、みたいな。
どちらかというと旅行記に近いかもしれない。旅行記を読むときに料理の場面が出てくると、ぐっと身近に感じる。それを抽出したようなものなので、旅行記の飯の話が大好きな人にとっては楽しめる内容ではないのかな。
個人的には著者の旅行記を読みたい。
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野菜をとっかかりに、いろんな国を、旅した気分になりました。
世界だけじゃなく、日本のモチ派VSイモ派の熾烈な戦いも知り、赤白合戦の奥深さも知ってしまいました‥
野菜 奥深く面白い!
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キャベツ、ジャガイモ、ナス…。旅で出会った野菜を自らの農園ヴィラデストで栽培している玉村豊男さんによる、お馴染みの野菜の起源、伝播の歴史から、野菜の調理方法まで、野菜についての薀蓄がつまった一冊。
ひとつの野菜がその土地に会った姿に変化しながら、世界中に広まった経緯を知ると、野菜を食べるのがますます楽しくなります。
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著者の主観や思い出を交えながら、いくつかの野菜について、各国での食べられ方や扱われ方、伝播の歴史などが書かれている。
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普段食べている野菜のルーツがいろいろ紹介されている。ナスの原産地は南米だと思い込んでいたが、インドあたりであるとか、日本に白菜が入ってきたのは案外最近で、むしろキャベツの方が早かったとか、知らない話、意外な話が多かった。普通の世界史とは違う切り口が楽しめる。
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世界の野菜の歴史。
野菜の歴史よりも世界の郷土料理の描写が素晴らしく、とってもお腹がへってくる。
とくにブイヤベースの章がおもしろく、自分自身やってみたくなった。野外バーベキューより、野外鍋。これは流行るんではないか。
こういう内容でもっと日本の農家におとしこんだ本があれば読んでみたい。
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世界の野菜のルーツをたどる旅の本。
単なる野菜のうんちくだけでなく、その土地ごとで野菜がどう食されてきたか、人間と野菜の長年に渡る付き合い方を知れる本です。出てくる料理がおいしそうで旅したくなります。
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数少ないヨーロッパ旧大陸原産の野菜であるキャベツは、タマネギ、ニンニク、ソラマメとともに、近世に至るまでの、彼らの日常の暮らしを支えたのであった。
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いや、面白い本でした。野菜…と言いながら魚やスパイスなど野菜以外の食材の話も結構出てくるのですが…についての蘊蓄に著者の旅の思い出としての随筆的が散りばめられているような内容。
1つ気になったのは、アメリカに関して「エダマメはなぜ普及していないのだろう」と書かれている点。2010年の発行の本なのだけれど、今ではEdamameは英語として通用するくらい普及していて、冷凍パックだけでなくサラダバーにもほぼ必ずあるし、ファミリーレストラン的なところでもさやに入ったままのまさに日本の居酒屋で食べるエダマメがメニューにあるところも少なくないので、アメリカで枝豆が普及したのはわずかここ数年のことなのだろうか。