潰された自分が読んで
2017/01/16 23:04
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投稿者:ほう - この投稿者のレビュー一覧を見る
クラッシャー上司や会社に潰された経験がある人、もしくは潰されそうな人には「第四章 クラッシャー対策 その暴力から身を守るために」だけでも読んでほしい。
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投稿者:iehik - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうにもならないクラッシャー上司への対応で救われた。
クラッシャーというレッテルを貼るだけで、撤退線を引ける。やはり物理的距離を出来るだけ取るのが最善かと思う。
いるいる、こんな上司
2017/02/09 14:13
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投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
部下を潰して成り上がる、そんなクラッシャー上司が何故生まれるのか、彼らの精神構造はどうなっているのかが、とてもよく分かる。
そして、そんな上司が何故成り上がっていくのか、という会社の構造も解説している。
一方、クラッシャー上司に対応する手段も一応書かれているが、どれも「そんなにうまくはいかない」(実際、自分の経験上から)こと。
逆に、自分がクラッシャーにならないように気を付けようと思う。
是非、人事担当者が読んで、会社のあり方を考えるための一冊として欲しい。
それだけで「働き方改革」は、かなり進むのではないかと思う。
世の中、クラッシャー上司が多過ぎてウンザリして購入しました。
2019/07/30 19:05
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投稿者:@99 - この投稿者のレビュー一覧を見る
地位や金や立場を利用して、集団圧力に口裏合わせて完全犯罪をしようとする。本当に良心のある人間なんだろうか。
私も幾度となくあり得ない嫌がらせを受けていますが、鬱病にならなかっただけマシかもしれません。身近にパワハラやイジメで自死した人もいました…。
但し、職歴はボロボロになってしまいました。
共感できたりしますが、最近のクラッシャーは手口が巧妙な為、対策な逃げる他ないかなと思います。
上司と部下とのあいだで
2021/06/06 18:03
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投稿者:たかゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の上司は威圧的。みんなの意見を聞きたいといいながら鶴の一声で黙らせる。こんな影響を受けたくない部分が自分にしみこんではいないか、同じような言動を部下にしていないか。される側の気持ちにする側は気づけているか、そんなことをセルフチェックしようと思って読みました。
こういうのって、会社内だけでなく家でも、上司部下だけでなくさまざまな人間関係でもありえるよなーとあらためて思いました。
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投稿者:じゅんべぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る
身に覚えがある話でした。
いますよね、こういうパターンの人、という感じです。
他人は変えられないので、聞き流すのが一番、という分析にはある意味納得です。
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投稿者:ぴょんきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさに、我上司がクラッシャー上司です。他の同僚と対策を練るために購入!
でも、なかなか難しいです。
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奇天烈な上司の奇行を列挙し嘲笑する本かと思いきや、「クラッシャー上司」となる要因や家庭環境を分析しつつ、作者なりの仮説や解決策を考えている点に好感がもてる良書です。
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本人は「正義はわれにあり」「あなたのだめだから」と強烈な使命感をもって過剰にがんばるが、客観的に見るとそれははげしく部下に高い品質や強烈な指導をしすぎてるだけにすぎない。そういう上司をクラッシャー上司と命名。豊富な実例のなかで紹介。読むにつれて、これあるある、とか自分にもおもいあたるところが、、と背筋が寒くなる箇所も多数。
後半の「なぜ死ぬまで働かせる会社が存在するのか?なぜそこまでする上司の存在が許されてるのか?」これはおもいといだ。
仕事ができる、できないという分類を会社ではしがちだが、もうひとつ、人間的に成熟してる、未成熟という分類を提示。危険なのは、仕事ができて未成熟なタイプの上司(や部下)。仕事はできるが他人との関係性がうまくつくれなかったり、相手の気持ちへの共感性が欠如してるケースがおおくクラッシャー上司になったり未熟性うつになる。
未熟さは時として会社のみならず家庭すら崩壊させていくケースもあり、仕事ができる未熟な人よりも仕事のできない成熟した人のほうがよりよい生き方だ。
なぜクラッシャーを放置するのか?は日本企業全体が過労死などでゆれるいまこそ問われる問いだ。働き方改革で新しい制度をいれるのもやるべきだが、いまそこにいるクラッシャー上司への対処をまずやらねば、問題の先送りになるであろう。
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★2017 年2月25日読了『クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち』松葉一葉著 評価A
久しぶりに新書で良い著作に出会えた気がする。
実は、私の近くにもこの著作に出てくるような管理職がおり、その対応に苦慮した経験、また私自身も危なくその状況に巻き込まれかけたこともあるので、実感を持って読むことができた。
この本の優れたところは、医者である著者の知見がその医学的専門をはるかに超えて、深い日本社会の洞察にまで及んでいるところである。私自身もそこまでは自覚しておらずはたと気づかされた次第。
1. いったい彼らは何者か クラッシャー上司の実態
◇つきっきりの指導
◇表情一つ変えない雪隠詰め
◇薄っぺらなクラッシャー
2. クラッシャーの精神構造 未熟なデキるやつ
◇父親の言葉がクラッシャーを生んだ
3. クラッシャーを生む日本の会社 滅私奉公の時代の終わり
◇東芝の粉飾決算はクラッシャー上司と同じ心根
東芝を存続させるためにー自分達のやっていることは善であるという確信、他者への共感性欠如ゆえの鈍感性
◇日本企業の雇用は欧米と違いメンバーシップ型
雇用の際に重要なのは人間力 つまり自分の部下にしてもいい人。つまり使いやすい人に限りなく近く従順な頑張り屋は最大公約数のイメージ ゆえに滅私奉公することが善であるという価値観が共有されやすい。この価値観の起源はいざ鎌倉に始まる名こそ惜けれの武士の美学が根底にあるのかもしれない。
そこには、自らを滅ぼしてでも、主君、公に尽くさなければならない。我が身可愛さで公に尽くさないことは、恥であると感じる精神構造が内蔵されている。ここにクラッシャー上司は甘えつけ込む。
◇クラッシャー上司はイノベーションの芽をつぶす 『この部署は俺が俺のやり方で引っ張ってきている』と胸を張って言える社員は、そのひとの能力レベルまでは確実に業績を上げられる。だが、その人が想定できないような爆発的な成功は俺のやり方では絶対に収められない。上司がクラッシャーでは若者が持っているシーズに気づくことすらできないだろう
◇家庭も壊したケース
4. クラッシャー対策 その暴力から身を守るために
◇GRR Generalized Resistance Resource
(汎抵抗資源) ストレスに対抗するためのリソース
◇CSR Corporate Social Responsibility
(利害関係者との良好な関係を保ちながら経営を続ける)を適切に実行すれば、会社のGRRは必然的に高まる
◇SOC Sense of Coherence (首尾一貫感覚)
ストレス状況を乗り切る心の資源
・有意味感 (情緒的余裕)
・全体把握感 (認知の柔軟性)
プロセス時系列を見通せる感覚
・経験的処理可能感 (情緒的共感処理)
今までの成功体験に基づいて ここまではできるはずと確信し、ここからは未知の部分と早期に援助希求できる感覚
上記三つの感覚が備��っているSOCの高い人はつまりレジリンス自己治癒力が高い 強靭な精神力の持ち主
即ち強いストレス下にあっても、自分のGRRを上手に使って、突破していく。会社員であれば、社内リソースを使いながら、ストレスの山を乗り越えていける。
クラッシャー上司を減らす、或いはクラッシャー上司を生まない会社は、自分は善であると確信してしまうような危険性に自覚的で、よりよくあろうと志向する組織である。そのために、CSRを重視し、コンプライアンスに気をつける。各種ハラスメントが引き起こす会社の停滞に気づき、正しく認識することが重要。クラッシャー対策の根本はそこにある。
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個人として能力が高く仕事が大変できて、それが出世して管理職になっていって更に実績を出して上に上り詰めていく。それ自体はビジネスで、あるいは組織で生きるものとして良いことであるが、部下を犠牲にして独善的に出世していくタイプの人間がいる。そういった"クラッシャー上司"を中心にその病理と対処方法、あるいは現代の労働心理を記した新書がこの本である。おそらくは臨床経験が抜群にあるであろう著者が実経験を通じて書いているだけに、具体的かつ意見が奔放でなかなか面白い。というか、自分も多かれ少なかれそういう要素はあるのであろうし、モロにそういうタイプの人間も多数見てきているだけに苦笑が止まらない、でもちゃんと読まなければいけない本だと思えた。
兎にも角にも、自分がクラッシャー上司にならないためには、自分のそういう病理が無意識の内にないか、自分の育った環境や思いも含めて見つめなおすことと、日頃から"共感力"を育て置くことに尽きるかと思う。クラッシャー上司は部下を壊し続けるので最終的にはTOP of TOPにはなれないし、その独善性と共感力の低さは家庭崩壊おも招くことがこの本には書かれているので、ことは出世のみの話ではないとも思える。
そういう自覚症状が少しでも持つ管理職の人、あるいは明確なクラッシャー上司に悩む人、あるいはクラッシャー上司を部下に持つ社長さん、そういった方々はこの本を読んで自分なり、自社なりの処方箋をもたれるとよいと思います。
ああ、願わくばこういう上司になりませんよーに。
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部下を精神的に潰しながら出世していく「クラッシャー上司」。精神科産業医として活躍する著者が豊富な経験に基づいて、クラッシャー上司の具体例を紹介し、その精神構造、社会背景を分析しながら対策を述べる。
優秀かどうか分からないけれどそんな上司と働いていました。
自分が未成熟というところも感じるところがある。
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クラッシャーにならないためには、共感性を忘れないこと。
意味のない事も、面白いところを見つける意味づけ力や、全体を把握して今が全てだと思わない事、助けを求めることは、メンタルを強くする。
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文字通り、部下をうつ病などに追い込む上司について書いた本。
これまで部下や当事者がうつ病に追い込まれる話は数多く読んだけど、逆に発達障害などの上司を扱った本はなかったので、とても新鮮だった。
それと同時に、そういう人がどの企業でもはびこっており、それから逃れるのは至難の業だと感じた。
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過去にこういった上司を見てきたが、人が当たられてるのを自分が見て見ぬ振りをしていたのではと思ってしまう。
クラッシャーの地頭は良いが教養が無く未成熟というとヤンキーを連想してしまう
実務能力ばかりが評価される風潮の中でなかなか教養を身につけるのは難しくなっていると思う
自分が知る限りでもクラッシャーはスノッブというのは正にその通りと思う
3日間のプログラムの具体例は気になった
今は精神科もそこまでやっているんだとちょっと驚きでもあった