紙の本
良い本です
2024/03/31 10:59
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロシアの歴史や文化と日本との関わりについて書かれた本です。これはロシア側から見た日本なので、日本側から見たロシアの本も読んでみたいと思いました。
紙の本
21世紀の初頭に弾けた風船国家
2023/03/17 17:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が北の膨張国家について、
徒然なるままに綴った本です。
基本的にヮ論文でも歴史書でもないので、
何かを実証的に記した書物でヮないことに
留意しつつ読まなければいけない点ヮ、
著者の小説作品と同じであると考えます。
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小説ではなくエッセイ、なのかな。
なぜロシアはああまで膨張する意思が強いのか(北方領土然り)、っていう、そういう考察を書いてるんだけど、ものすごく面白かった。
文章としては多少、難しいからちょっと頑張らないと読めないんだけど、でもね、これを読んでると改めて、司馬さんってなんて公平な人なんだろう、って思う。
正直、ロシアなんて、私は好きじゃないです。
でも、司馬さんはまたロシアに対しても優しい視点で書いている。
一読の価値はあり。間違いなく。
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「坂の上の雲」「菜の花の沖」を読んだ勢いでこの本も読みました。
この1冊でロシアという国の成り立ちから現在までがよくわかります。
作者がモンゴルに精通していることもあってか、モンゴルに関する記述も多いです。
あと、北方領土とモンゴルの関連性など新鮮でした。
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ロシアの成り立ちや周囲の状況から、ロシア的な考え方が作られた理由を理解できた。「坂の上の雲」等でロシアに関して相当に調査した方の著であり、非常に詳しくわかりやすかった。
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旧ソ連時代の執筆だが今読んでも問題ない。ロシアという国の隆盛が如何にして成ったかという事がよくわかる。北方領土問題について密接に関連しているので、疑問を解く鍵になると思う。いまだに良く理解されていない隣国を知るのにちょうど良い本。
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日本とロシアとの主にシベリアと通した関係からみた、ロシアという国。そしてロシアの国から見た日本という国。なるほどーと思える内容が読みやすい文章で書かれていて、面白かった。
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男のロマン、文化人類学的散文というところでしょうか?
うーん、読み物としては面白いかもしれません。後半は、飽きてしまいましたが。
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前ロシアに行った後に購入して読んだ時はさっぱり入ってこなかった。だが、2度目今度は極東に行ったり、坂の上の雲を読んだりした後に読み返したら、つるつると入ってきた。
司馬さんの調査の緻密さもすごいが、開国期というか、ひとつの国家が発展し、外部に進出していく時のエネルギーやパワーに対する畏敬の念のようなものを行間から感じることができる。
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隣国ロシアについて語る。著者は「坂の上の雲」から「菜の花の沖」まで10年ばかりの間ロシアと付き合っていた。あとがきには、両国の関係史を煮詰めることでロシア像を取り出したかったとある。
著者は、モンゴル人のキプチャク汗国による260年にも及ぶ暴力支配「タタールのくびき」が、被支配者であるロシア民族にまで影響を及ぼしたとみている。
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ロシアの歴史は意外にも新しいが、中央アジアを駆け巡った騎馬民族の歴史、ロシア国家成立からの歴史、文化、地政学上の観点からの司馬さん独自のロシア民族考察は今後、領土問題等を抱えたロシアとの関係に少なからず参考になるのではないか?
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特に感銘を受けた内容は次のとおり。
①1945年に英、米、露が合意したヤルタ協定において、「千島列島のソ連領有」と「モンゴルのソ連傘下維持」が合意された。つまり、ロシアは北方領土を日本に返還すると、モンゴルを中国に返さないといけない論理になる。
②モンゴル人は中国が大嫌い。
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久々の司馬節です。やはり希代の詩人ですね。
今、再読すると司馬先生の先見性におどろく。
歴史は国を語りますね。
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なぜロシアは北方領土返還について頑なな態度を取るのか。国の成り立ち、置かれてきた歴史の違い。非常にためになるしおもしろい。本著のロシア語訳は出ているが、同じくロシアを描いた小説「坂の上の雲」のロシア語訳は出ていないらしい。12.8.4
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「坂の上の雲」「菜の花の沖」執筆の際ロシアについて調べ上げた著者が、その雑感を記したもの。結果的に欧露、シベ リア、モンゴルの歴史や支配関係、日露関係などがよくわかる。日本が騒いだところで北方領土は簡単には返ってこない、ということもわかった。