紙の本
シリーズ6
2017/09/03 16:12
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは、常にですが、人間の本質や社会問題をテーマに、その弱い部分に焦点を当てて、ストーリーが作られているので、思わず、引き込まれていきます。
今回も、どこにでもありそうな話から、犯罪に発展していく、という、悲しいストーリーですが、読み応えがありました。
伊織と青目の関係は、どうなっていくのでしょうか?
電子書籍
マメちゃんが成長
2017/08/17 19:37
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マメちゃんが成長してます。見た目が中学生から高校生レベルに。でも可愛いです。
今回、カイは出てこないのかなぁ。お休み巻かなぁ・・・って思ってましたが、そんな事ないですよー。
紙の本
伊織先生ぎっくり
2017/08/17 19:32
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性を不当に扱う男性が殺される事件が続きます。共通点がない事件、でも・・・。
伊織先生が何やらお怪我なさってるようで・・・ギックリですって。
どうしてギックリになったのか、事件の裏のさらに奥には何が潜んでるのか、などなど。
相変わらずいろんなトラップがあります。けど、なかなか兄弟の決着はつきません。
紙の本
切なく痛い花
2022/09/20 07:49
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
(ミステリー要素もある作品なので
その部分はネタバレしないようにします)
前巻はかなり内側に凝縮していた話(マメの件だった)の印象が強いのですが
今回は外側に拡散しているようなしつらえ。
青目の編む糸(描く絵)の趣向が少し変わっている。
青目の執着は切なく痛く感じる
児童虐待・介護・いじめ・…とちりばめられ
そこに容姿とか幸せとかも一緒にちりばめられている。
主語がない彼女たちのモノローグはリアルに近くにある言葉で、
痛くてたまらない。
縁が広がってみたいな感じで話が進んでいたかと思ったら
遠縁の彼女との関係は深くは広がらないのですね。
(甲藤が惹かれる原因はわかったけれど)
今回は甲藤きっかけだった感があるのに
メインのところでは甲藤出てこなくてちょっと可哀想なんて思いながら読みました。
(がんばれ、甲藤って思わす言ってしまいそうです)
そして、「伊織さんが大変!」ってところで終わってしまった。
☆4.5
電子書籍
引き込まれる
2018/10/03 22:00
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投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズをますごとに洗足先生の存在への憧れとか尊敬とかが増していくし
青目さんの悲しい程の執着ぶりが本当に引き込まれる
何よりも今回は自分も経験したからか
家族間での介護の問題とか
ホラーでありファンタジーであるこの作品があまりにもリアリティがありすぎて身につまされる気持ちになりました
人間って本当に難しいですね
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シリーズ第6弾。待ってました。
やっぱり人の心って怖いなーと実感。
職場で皆でイジメをするとか、心が麻痺してその痛みと恐怖をまた別な誰かにぶつけたてしまったりとキリがない。
青目の伊織への執着もまた怖い。
さらに怖いのは、飲み込まれそうになる伊織さんか。
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ほとんど出てこないのに青目の存在感がすごい。
伊織がどんどん傾いていってる気がするので次巻を…!早く…!!きになるー!!
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楽しみにしていただけあって一気読み。
これは途中で止められないな……
異様に和菓子が食べたくなるのと、春に満開の桜を感じながら読みたかったなぁというのと。
マメが高校生化してきたのは伊織さん的にどうなのかなそれでもやっぱり可愛いんだろうな
夷さんとの花見のシーンの色気よ……綺麗すぎる……さすが榎田さん。あのシーンだけ中村明日美子さんに挿絵描いていただきたい……
毎回のことながら主語のない(隠された)モノローグ、とでもいうのか、回想というのか、それを主語を推理しながら読んだり、読み返すのが楽しい。
最後までチョコたっぷり!な書き方も一気に勢いで読める理由なのだろう。
チョコというかたっぷりなのは青目だけどね!!!
切なくなるラスト……そして青目に感情移入させる文章のせいで憎めなくなってきている……どうしてくれる……救ってあげたいけど無理だろうなぁ……伊織が青目を殺してしまう(意図せずorやむを得ず)エンドかなー辛いなーどうにかハッピーエンド……とまでいかなくとも、うまくまとまってほしいなぁ……
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シリーズ第6弾。
相変わらず伊織にのみ執着する青目。
伊織を手に入れるため、他人を傷つけることに何の罪悪感を持たず、なぜ罪悪感を持つのかも理解できない。それが〈悪鬼〉の生まれながらの性なのか、育った環境のせいなのか。
いずれにしても、作を重ねるごとに、青目を単なる悪者として憎めなくなってきている。
次で7作目。そろそろ進展が欲しいところだけれど、根本的なところで相容れない2人に和解の道はあるのか、次作以降に期待。
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と思ったらこっちの感想書いてなかった。
伊織と櫻はとても似合うなぁと表紙をしみじみ眺めつつ。そしてラストを読むと、その弟もまたとても櫻が似合うのだ。やっぱりどこか似ているのだろう。
自分が比較的フェミニスト思考なので、この手の話はもうどうしようもない怒りしかないので、極端に言えば「殺してくれてありがとう」と思ってしまう。バランスはさておき双方に否があることももちろんあるし、何があっても殺してはいけないのはわかっているが、絶対的弱者に対するそれらの仕打ちについては、死もしくは二度と立ち直ることなどできない絶望を与えるべきだと思ってしまう。せめてもフィクションにおいてはそれを良しとし、それが普通だと一人でも多くの人に伝えたいと思ってしまうので、今回はそれ以外にあまり理不尽な犠牲もなかったし、最後が最後なので、青目ありがとうと思ってしまってごめんなさい。
という偏った感想しか今回は書けないので、軽いところでいうと、ここらへんから犬がとても馴染んできていて、最近とても良い立ち位置にいる。憎めない。
そして毎回初版の明日美子先生のショート漫画が癒やしでしかない。明日美子先生漫画だと夷が結構キャラ崩壊しているけれど(笑)。
そんな私は桜餅は道明寺が好きです。
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シリーズ6作目。ネグレクト、パワハラ、老々介護など、今の世の中では他人事と済まされない社会問題が大テーマとなっていて、重みのある内容でした…
そんな中、救いは食堂でボランティアの仕事をして前向きに頑張るマメの成長ぶりでした。眩しい、かわいい。
麗花、春香、美亜とひとつひとつのエピソードと事件が、話が進むにしたがって繋がっていき最終的にはっとさせる結末になっていくところとかやっぱりすごいと思ってしまいます。
そして今回も伊織の鋭い推理力と洞察力があますところなく発揮されていて、事件解決には爽快感が。
…でも、犯罪そのものはやるせない気持ちにさせられました。傷つき傷つけられ、追い詰められた人間の弱さが辛かったです。
でも、伊織と脇坂のやりとりがまたまたパワーアップしててすごく面白かったです。伊織も脇坂に心を許しているからあそこまで言えるんですよね~?そして負けていない脇坂。ブルジュ・ハリファか洗足家ってところと、きびだんごってところで爆笑。
どんどん鍛えられてるw
青目が出てこないな…と思ってたら、最後でまた伊織への執着をしっかり見せてました…
ラストの青目の一言に、ここからまた何かが始まっているのかと大いにドキドキさせられます。
描き下ろしペーパー、すごく楽しかったです。
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事件そのものは、いつものように心をえぐる様な遣り切れなさは薄目だなと思いつつ読んでいましたが、どうしてどうして、溜まりに溜まった人の恨みなど闇を利用する青目の上手さは健在でした。ただね、今回の被害者には同情できないなあ。
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今回の青目の係わり方は控えめで許容範囲だったし,洗足家での相変わらずのやりとりも安定していて,ホームドラマを見るような安定感があった.そして,マメちゃんの成長が嬉しい.
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伊織さんに飲み込まれ体の一部になるであろう桜に対して初めて暗い妬みの感情もつ夷さん、伊織さんに対して悪意以外の感情で執着する青目さん
萌えが詰まってしんどい
今回は青目さんが主犯ではないけれどやっぱり関わっていたし、それは青目さんなりの捻じ曲がった恩返しのような感じだからなんとなくタチが悪い
青目さん子供いたのか・・しかも僅かながら愛情らしきものもあったのか・・・
母親はきっと彼がカッとなって殺してしまったのだと勝手に推測する
子供の首を絞める母親を自分の母に、締められている子供を自分に重ね合わせてしまったのかな
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どうでございと偉ぶるわけでもなく、さり気なく、さり気なく、茶の湯のマナーを知れるシリーズでもあるな、とまた思う回。
「人の為に」強く行動できる者は果たして「己の為」を思えるか?といった具合の印象を強く残した。事件に関わる者達だけでなく、同様の思いを基点に新しいことに挑戦し心体共に目覚ましく成長しつつある弟子丸マメの存在が、その陰影ゆえの悩ましさに光を差している。