紙の本
オススメです
2017/10/08 22:02
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投稿者:本都ユーザー - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋の世界を舞台にしたミステリーですが、一気読みでした。
タイトルの盤上はわかるが向日葵は何を意味するのか、作品の中でどうかかわってくるのか、興味をもって読み進めていきましたが、なるほどそうつながってくるのかと。
本の帯にもありますが、殺人犯は一体誰なのか、殺人に至った経緯を解きほぐしていく過程がとても面白かったです。
紙の本
成功者の影
2018/01/21 09:35
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山中で発見された白骨と名工作の将棋の駒。犯人の手がかりである駒の持ち主を探すうちに有名棋士にゆきあたります。
捜査にあたる刑事たちの今と、棋士の昔と時間を行きつ戻りつしながら核心に迫って行きます。
後半のスピード感がすごい。
なかなか繋がらなかった駒と棋士との接点が急速に近づく気配にどきどきしながら読みました。
棋譜とかは全然分からなかったので読み飛ばしたけど、きっと棋士の性格とか出てる手なんでしょうね。
ルール分かったらもっと楽しめたんだろうなって思いました。
電子書籍
棋士とサスペンス
2020/07/12 18:40
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
という入り方が面白い。ドラマは最後の方しか見れなくて、なんのこっちゃ?なところもあったので、原作を読んで補完したい。
紙の本
TVドラマ嵌って原作を読んで、また嵌る。
2019/10/14 23:51
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋をテーマにしたミステリー。実は、本作を原作としたテレビドラマが面白く、それなら原作もと手に取った。つまり、謎の結末は知ってしまったうえで紐解いたわけだけど、面白さは変わらず。知らなかった将棋の深い世界は、本を読まなかったらよくわからなかったかもしれない。経糸たるミステリー自体も秀逸だけど、将棋という横糸が物語に深みを醸している。
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半年ぶりの柚月作品。
藤井四段の出現で、まさしく世の中、将棋ブームが到来している中での出版。初出はもっと前になるが、かなりのタイミングの良さを感じる。
ストーリーもミステリーと言うより、1人の棋士の物語であり、500ページを超える作品ながら、一気に読ませる作者の力量はさすがとしか言いようがない。将棋に詳しくなくても、登場人物それぞれの人間模様はきちんと伝わってくる。
始まりこそ、刑事たちが犯人を追い詰める為に山形に降り立つところから始まるが、この作品は将棋に魅了された男たちの物語。ラストで事件の真実が明らかになった時は、かなり切ない。
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面白かった。だけど、虐待とか育児放棄とか、幼少期に辛い思いした話とか切なくなる。親から離れたら絶対幸せになってほしいと願うのに、読んでて辛かった。
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大好きな柚月さんの新刊。
今話題の将棋界を舞台にした作品。元・奨励会でプロの棋士を志していた刑事・佐野とベテラン刑事・石破のコンビが、埼玉の山中で発見された白骨化した遺体と一緒に発見された名匠・初代菊水月作の錦旗島黄楊根杢盛り上げ駒、7つの所在を確認していく内に、世間をにぎわしている異色の棋士・上条桂介に行き着く。
この上条の人生が平行して描かれているが、人の出会いとは・・・と考えさせられた。
私はラストの終わり方が好きだ。
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最近の柚月作品は業や因果について考えさせられる話が多くてちょっとやりきれない気持ちになる。それでも一気に読んでしまうのだけど。
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警察小説では昨年の「慈雨」がよかったが、今作はそれを上回る。将棋と事件がうまくからみあっている。犯人はだれなのかはもう序盤から明かされているのだが、どうしてそうなったのかが少しずつあかされる。主人公のパートと刑事のパートが繰り返され、先が気になってページをめくる手が止まらない。主人公は子供時代から語られ、刑事のパートは現在から過去をたどる。切ない人間ドラマだった。
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将棋ブームでもあり面白かった。
指し手だけ書いてあるんだけど、駒の配置図(?)なども載せてくれたら分かりやすかったと思う。
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発見された死体の真相を抉るミステリー小説。
カテゴリーとしてはミステリー小説だと思うのですが、警察小説でもあり、クライム小説でもあったと思います。
身元不明死体発見からの現在進行形のパートと、異端の棋士の身上を物語るパートから構成されているので、どこでクロスするのか、犯人は?動機は?と引き込まれていきました。
相変わらず骨太な展開ですが、女関係がきれいにまとまっていましたがけれど、もっと男は女に対して節操がないと思います。
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ここが良かったとか、特別琴線に触れる部分は少なかったように思う。
そしてかなりの長編だ。
しかし、飽きることなく、気がつけば読み終わっている。
物語全体が醸し出す重厚感がある。
将棋のみならず、あらゆる場面が勝負ごととして捉えられるからかもしれない。
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将棋に憑かれた男達の生き様死に様。
辿り着きそうで、まだ霞がかった真相を掴みたくて、止まれない。
まさに一気読み以外できないミステリー。
圧巻の560P超、あっという間に読める。
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ひさびさに手応えのある推理物を読んだ。
最初は将棋?と疑問に思って読み進めめると
捜査と並行して、遺体が胸に持っていた名品の駒が
何らかの意味を持って登場してくる。
将棋の駒自体にそんなに価値のある物が存在するとは
全くこの小説を読むまで知らなかった。
貧しかった少年が辿る将棋との出会い、幻の名品と言われ将棋の駒を巡る数奇な少年の運命は、果たして
幸せだったのか。
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うーん。なんというか、思っていたミステリーとはだいぶかけ離れた作品。これはなんというか、人1人の壮大な物語というか、運命に翻弄された天才棋士の物語です。
天才棋士の上条桂介は、東大出身で、外資系の企業に就職した後、3年で退職するも、自分でソフトウェア会社を立ち上げ、年商30億のITベンチャーの旗手となった。その後引退し、プロ棋士となった異端児。
山中で白骨死体で見つかった側には名駒が置かれていた。その駒は上条の持ち物ということで捜査の手が伸びるが・・・。
もちろんミステリー要素も多分に含まれていますが、それ以上に上条の人生の壮絶さを思わずにはいられません。
私は将棋は全くの無知ですが、それでも十分に楽しめる作品です。それにしても柚月裕子。上手いなぁ。