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投稿者:michaq - この投稿者のレビュー一覧を見る
プリニウスやフェリクスのようなローマの人間、シキリア生まれのエウクレス、そして船旅で出会った男の子はフェニキア?娼館にいた短髪のプラウティナはブリタニアといろんな地域から登場してくる人々。人々の扱われ方の違いでローマが全ての中心だったと分かります。
プラウティナが登場した事に少し安堵しましたが、ネロとの関係に不穏な空気を感じて今後の展開が気になります。
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても高度な文明が発達していたローマ。でも、辺境に対する無知や異郷扱いは、中国と似ていて笑えます。なんて楽しい旅。
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何だかんだでようやっと読み終わった6巻。プラウティナやネロが久しぶりに出てきて久しぶりにローマなシーンもありました。しかし、主人公たちはアフリカ……温度差が激しい。
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プリニウスの優雅な放浪は博物学的興味がなければ次第に飽いてきます。不思議少年もストーリーに幅を広げる目的でしょうが、タッチも違い、浮いた感じです。ローマの大火から時代は緊迫しますが、ここで何か変化をつけて欲しいところですね。
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前回取り上げてから2年近く経った。いつの間にかその間に3巻も進んでいた。言うまでもなく、プリニウス「博物誌」から想を得た一世紀ローマ時代の博物記録なのだ。いろんな発見があるので、この辺りで記録する。以下の箇条書きは、素っ気ない書き方をしているけど、素っ気ないマンガでは決してない。緻密な描写は驚嘆に値するし、誠実な描き方に2人のローマ愛を感じるのである。
4巻目。
・ポンペイ噴火の17年前に起きたポンペイ大地震の描写が、素晴らしい。水道の枯渇、深海魚の打ち上げ、赤い月、大量の羊の死骸、鳥の大群、そして起こる大地震。大地震は62年に起きたそうだが、詳細な記録が残る文化が既に確立していることの凄さ。
・キリスト教の微かな伝説化が始まっており、1部ユダヤ人は、その教えを持つことで迫害されていた。
・ネロは、無知の皇帝で、2人目の妻のポッパエアの陰謀で起きたようになっている。
5巻目。
・マケドニアで採れた磁石。雌の磁石は赤みがかかって強く、青いのは雄で弱いそうな。
・エチオピアでは言葉を持っていない未開民族がいて、胸に顔があったり、足が紐のようになっている。事実と嘘を取り混ぜた話が横行している。
・ネアポリスの港(ナポリ湾北岸)の現代的なこと。
6巻目。
・「博物誌」からの1部抜粋、「生命のないものを模倣する動物」「ウミウサギという毒をもつ海洋物」
・元カルタゴの土地のキャベツ。
・砂漠ではラクダの糞を燃料に使う。これは現代的な知恵。
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しばらく放置していたけど、再開。知識を求め、書物に書き留め、また書物を集めるというのが、なんというか気持ちが盛り上がるなぁ。当時は、今とは書物の価値が格段に違っていたのだろう。女性のポジションというのも、またあれこれ考えるところがある。現代よりも平等寄りだったかも、と思わせるところもある。実際のところ、どうだったんだろうね。ローマ人の物語も併せて読みたくなるな。マンガは続いているようなので、また読み続けよう。
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アフリカの旅を続ける中で旧交を暖めるプリニウス一行、ローマでは、皇帝ネロが妻と側近に利用され、孤独の闇に落ち徐々に錯乱していく。混迷を深める巻でした。