紙の本
登場人物がとても魅力的で個性がたっています
2023/04/30 14:50
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり音楽に詳しくないですが花歌、むっちゃん、リョーチの若い芽が育っていく流れにドキドキしました。爽やかな読後です。
紙の本
個性的な家族
2022/12/11 21:11
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投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
曲を作り、歌う才能がある女子高生が、家族や友達に囲まれて成長していく話かな?と最初は思った。しかし、失踪した父親が、娘の歌を聞いて、家に帰ってくる。なんか、家族は離れていても、見えない絆があるんだなと思ういい話だった。
紙の本
才能たちの集まり。
2018/01/01 17:20
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は女子高生の花歌、ミュージシャンの父が失踪してるという悲壮感アリな家庭環境だけどあっけらかんとした明るい女の子です。
音楽の才能があり、幼馴染たちと曲やPVを作る事に。
友情、家族愛、仲間意識など暖かい気持ちが詰まったストーリーです。
花歌の周辺の人たちが動いて話が進んで行きます。
『東京バンドワゴン』の家族少ないバージョンみたいな感じ?その内、ちょい出ししたりコラボしたりすればいいと思う。
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花歌ちゃん、かわいい。
それに、友人のむっちゃんにリョーチも大好き。
うたおばあちゃんに花おかあさんも。
そんな感じに魅力的な人がたくさん出てくるのに、1番だめだめなのが、ハルオ。
失踪した理由がぴんとこないのは、私がクリエイティブな人間でないからなのか。おまけに、失踪後9年で、直近2年のことしか明らかになっていない。むむぅ。
でも、花歌ちゃんたちの明るい未来を思ってほっこりするので、読後感はいい。
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良かった!音楽が流れてる気がした。
才能のある高校生の女の子が仲間と歌を作りあげていく。
やはり才能のある父親は行方不明。
父親にその歌声は届くのか?
祖母、母、友人、ご近所の人々。
小路さんらしく、家族とご近所の物語でもあった。
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出てくる誰もが魅力的。
余白が多くてもどかしいとこもあるけど
そこがまたいいんだな。
何気に出てきた「LOVEだねぇ」に笑った。
【図書館・初読・12月24日読了】
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天才的ミュージシャンだった父の失踪から9年。秘められた音楽の才能が花開くとき、止まっていた時が動き始める―。幼なじみの勧めで歌をうたうことに真剣に向き合い始めた花歌は、父親譲りの天才的な音楽の才能を花開かせていく。そんな中、父・ハルオの目撃情報が届き…。祖母・母・娘、三世代女子家庭の再生の物語―。
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ストーリーはかなり劇的ではあるものの、物語自体は割と淡々とよくある日常のひとコマを切り取ったように描かれている。主人公の花歌がいちばんのほほんとして見えるのは、祖母のうたや母の花子を始めとする周りの大人たちや、親友のむっちゃんやリョーチのおかげなのだろう。そして、無自覚な才能を引き出せるということは、それもまた才能なのだろう。伝説のミュージシャンで花歌の父・ハルオの失踪に至る心の闇には、さらりと触れるだけだったので、そこももっと知りたい気はしたが、それはまた別の物語になってしまいそうではある。花歌の歌を実際に聴いてみたくなる一冊である。
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天才的ミュージシャンだった父の失踪から9年。17歳の花歌は父親譲りの音楽の才能を花開かせていく。そんな中、父・ハルオの目撃情報が届き…。祖母・母・娘、三世代女子家庭の再生の物語。『Web河出』連載に加筆・修正。
それぞれの立場から語られる物語。そんな簡単に終わるかよと思うけど,それでいいのが小路 幸也って感じ♪
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小路幸也さんの「知らないうちにガッツリ刊行されてて読めてなかったやつがこんなにあったとはっ!!!」シリーズ!?・・・衝撃の第一弾w
天才的ミュージシャンだった父の失踪から9年。
秘められた音楽の才能が花開くとき、止まっていた時が動き始める―。
幼なじみの勧めで歌をうたうことに真剣に向き合い始めた花歌は、父親譲りの天才的な音楽の才能を花開かせていく。
そんな中、父・ハルオの目撃情報が届き…。
祖母・母・娘、三世代女子家庭の再生の物語―。
まったくもって小路さんらしいお話しw
登場人物もいつものバッチリ好感度♪
花歌の祖母のうたと母の花子がいいなぁw
親友のむっちゃんやリョーチもいいしww
花歌の歌を聴いてみたくなる一冊♪
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安定感のある小路さんの本の中でも
かなりほんわかする、いい話だった。
ちゃんとした大人、そうでない大人、年配の人、若者、満遍なく出てきて、人生を語り、決して押し付けず、見守り、必要な時には手を差し伸べて、導く。
花歌ちゃんの歌が聴きたくなる。
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なんて事ない よくあるTVドラマみたいなお話
でも なぜか 面白い
一気読みじゃないけど 楽しく読みきりました。
歌 個性的なボーカリスト
音痴だから 人をつなぐ歌に 憧れる
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★スゲェ! って笑ってます(p.276)。らーらりるらら すっとこどっこい(p.111)
『マイ・ディア・ポリスマン』と近い形式で登場人物たちそれぞれの視点から描かれる。そしてやはり、みんないい人。かつどこかすぐれている人たち。かなり有名だったミュージシャンである父は失踪中だがとくに問題もなく明るく育っている花歌(はなか)にも音楽の才能があるようで歌をつくりはじめ、そしてすべてが動きはじめる。いずれバンドワゴンとのコラボがあったりして?
▼簡単なメモ
【一行目】高校生? 十七歳? そうかぁ、もうそんなになるんだねぇ。
【茜】美紀の娘。小学二年生。
【市川】ジャズ喫茶犬狼都市(キュノポリス)のマスター。
【今藤享一/いまふじ・きょういち】グラフィックデザイナー。リョーチの兄。ナンバーワンアーティストとしてハルオをあげる。
【うたお祖母ちゃん】岩崎うた。六十七歳。花歌の祖母。理想のお祖母ちゃん。
【えっちゃん】花歌、むっちゃんと仲がいい。
【楽器】《たぶん、楽器を演奏することを人生の一部に選んだ人って、感情を表に出すことが普通の人より上手なんじゃないかな。そんな気がする。》p.37。《楽器を持ってその場に入っていくと、それだけで子供たちの瞳が輝かないかい。キラキラとさ》p.47
【廉清/かどせい】小料理屋、主人の清政は男気がある。
【喫茶サンスーン】古い店。
【恭一】→今藤恭一
【犬狼都市/きゅのぽりす】博多のジャズ喫茶。澁澤龍彦の小説と関係あるかどうかは不明。マスターがハルオを見かけたらしい。ハルオはウィリー・ネルソンをリクエストしたらしい。ぼくもDVDは持ってます。
【恋】《恋だよ恋! LOVEだねぇだよ!》p.121。どっかで聞いたセリフやなあ。《世の中の歌は、全部ラブソングだって言い切った人がいるけど。》p.123
【幸一】佐々岡幸一。むっちゃんの父。四十五歳。獣医。ジャズが好きで防音ルームを持っている。ハルオとは小学校、中学校で同級生だった。
【紺野マイカ】スタジオミュージシャン。ハルオのアルバムにいつも参加していた。
【Cちゃん】志津。一年のとき花歌と同級生だった。特別仲のいい友人がいることがわからないと言ったらしい。成績は常に学年トップで孤高の人。
【皺】《男の皺は刻まれていくけど、女の皺は面取りをしていく。大根の角を丸くするみたいに、皺の面取りをしていく。そうやって、全体に甘くなっていく。》p.136
【進】むっちゃんの祖父。うたお祖母ちゃんの昔馴染み。
【トラちゃん】十四歳のおばあちゃん三毛猫。あまりかまってくれないけど名前を呼ぶと必ず返事をしてくれる。
【似合う】《似合ってるってことは、適性があるってことだ。》p.215
【花歌/はなか】主人公。十七歳。ギターは上手い。集中したらなんでもできるくらい能力は高いが集中力は高くない。無意識のうちにヘンな歌を歌ってる。おそらく音楽の才能は高い。
【花子】宮谷花子。花歌の母、ハルオの妻、うたお祖母ちゃんの娘。四十二歳。すごく真面目な人で公務員だがハルオ関係ではときどき突拍子もないことをしでかす。
【ハルオ】宮谷春男。花歌の父。ミュージシ��ン。失踪中。《生きる力を、あの子は自分で持っていたのさ》p.51
【藤代】興信所所長。美江の元カレ。
【マーチンD-35】ハルオが残していったギター。いまは花歌が弾いている。
【増岡】喫茶サンスーンのマスター。
【美紀】ハルオが居候している家の主。
【美江】水野の母。世話好き。
【水野雅行】恭一の友人。博多在住。
【宮谷春男/みやたに・はるお】→ハルオ
【みゆちゃん】いつも花歌にぎゅーって抱きしめられている。
【むっちゃん】佐々岡睦美。十七歳。花歌ととても仲がいい。愛嬌があってかわいい。中学からずっと吹奏楽部でアルトサックスを五年吹いている。演奏者としてよりもアレンジャーないしは指揮者としての才能がある感じ。祖父は獣医、父も獣医、母は獣医の看護師?
【頼子/よりこ】むっちゃんの母。
【ラク】お祖母ちゃんの口ぐせ《どうやったらラクになるかを考えるのはいい。でも、どうやったらラクできるかを考えるのはよくない。》p.12
【リョーチ】今藤凌一(いまふじ・りょういち)。小学校からずっと同じ学校で仲がいい。兄の恭一がグラフィックデザイナーでその影響もありMacを使いこなす。映像の才能がある。
【ロウさん】市川のことかと? 若い頃はミュージシャンで、ハルオのアルバムを出した会社でディレクターをしていた。