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投稿者:451 - この投稿者のレビュー一覧を見る
恐竜には夢がありますね。
分類、絶滅、ティラノなどの復元図の変更、鳥への進化。
イラストも素敵です。
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
実に冷静な恐竜の解説本です。きちんと現実を見ている感じがします。しかし、ワクワク感が足りないかなと思いました。
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2018/08/25:読了
最新の恐竜の研究は、ずいぶん変わってきていることが分かったけど、少し専門的・マニアックすぎ。もう少し子ども向けの情報の方が読みやすい。
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子供時代「恐竜」はヒーローだった。あの巨大な大きさ、圧倒的な怪物感!今恐竜はスズメと同種だという。
北村雄一さんは1969年生まれの日本大学農獣医学部卒のサイエンスライター兼イラストレーター。
最新のデータや研究を背景に今一番信頼できる恐竜図鑑だ。
19世紀に初めて恐竜の化石が発見された。
当時はキリスト教の影響が強い時代で、恐竜は悪魔のような印象だったに違いない。
子供の頃鮮やかな恐竜図鑑のそのおどろおどろしい絵を覚えている方も多いだろう。
だが、骨格を詳しく調べて行くと、そんな風に口から歯がはみ出てよだれがだらだらと流れてる訳ではないらしい。
最新のデータから描かれる恐竜は、口はちゃんと閉じられ、どちらかというと、微笑ましい表情だ。
そして最新の研究では多かれ少なかれ、恐竜は羽毛を持ち鱗も持っていたものが多いらしい。そこのところはイラストレーター泣かせのようで、現物がはっきり化石に残る個体が少なすぎてあっさりと描いている。
また、ティラノザウルスは走れない、、、のも、骨格からわかるらしい。足の大きさ太さ、爪のでき方、今は多くのデータ研究でかなり我々の子供時代とは違ってきてる。
勉強やテストはないが、今一度恐竜を勉強しようという向きには実に良い一冊です。大きさも新書版。
内容の流れも実に読みやすい!
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恐竜について子供時代に知っていたことが今の研究成果でこんなに変わっているとは驚いた。恐竜と爬虫類に違いがある、恐竜の3つのカテゴリー(鳥盤類、獣脚類、竜脚形類)の違いなど今まで読んだ恐竜の本の中では一番分かりやすかった。惜しむらくは、ジュラシックパークネタをもう少しいれて欲しい。あの映画の中の恐竜像がどこまで本当なのかを専門家の目で解説してもらいたかった。
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新書の恐竜図鑑。
三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の三区分でそれぞれ恐竜の種を詳しく掘り下げる。
凄く楽しかったけど、ちょっと読むのが大変だから、図鑑の方がいいかな。。。
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詳細は、こちらをご覧ください
あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
→ http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1122.html
1章を読んだところ、すごく面白い。
小さな新書なのに イラストが 本から飛び出してきそうな迫力。
文章も 面白い。
通して読んでもいいし、気になる恐竜を拾い出して読んでもいい。
拾い読みしているうちに どこを読んだかわからず、くり返し読んだり 飛ばしたりしているかも。
たぶん 好きな恐竜は数回読んだ気がします。 楽しい本です。
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三畳紀からジュラ紀、白亜紀の各時代の大まかな歴史の説明と、それぞれの時代の恐竜たちがイラスト付で紹介されています。
“図鑑”というタイトルに重きを置くと、紹介される恐竜の数にがっかりするかもしれませんが、陸、空、海といった活動場所、肉食、草食といったカテゴリで考えれば、各時代の代表的な恐竜がバランスよく紹介されているのでないでしょうか。
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まず最初に述べる必要があることはタイトルについてだが、「図鑑」とあるがこれはしっかりとした図書である。内容としては文章がほとんどで、ときどき図を用いての説明もある。この図も恐竜の歩き方や骨格構造などの再現図など、新たな知識につながるものが多く非常に読みやすい本であるった。この本は大きく分けて5つの章にわかれていて、第1章では恐竜全般についての生息時代、骨格また大まかな分類わけについて書かれている。この章の内容はある程度勉強し知識のある大学生ならば安易に理解することができ、恐竜に関する知識だけでなく地学全般の復習にもなった。次に第2章から第4章までは順に三畳紀、ジュラ紀、白亜紀に主に生息していたと推測されている恐竜たちを約40種類についての最新の研究をもとにした各恐竜の再現図、発見された地層、発掘された時期、また、それらの結果から推測される各恐竜の生態行動などを著者の意見も添えて説明されている。最後に第5章では今でも多くの説が出ている課題「恐竜はなぜ滅んだのか」についていくつかの説が紹介されて結びとなっている。
この本を読み終えて第一に感じたことは、タイトルから想像していた内容に比べ予想以上に深く詳しく説明されておりかなり多くの内容が学べたということだ。私自身、昔から恐竜は大好きである程度の知識は持っていると思っていたがこの本に書かれているような専門的な内容や新説については全く知らなかったので、恐竜はそんなに詳しくないという方にも恐竜が大好きだという方にも是非とも読んでほしい1冊でした。 (地球惑星科学コース 3年)
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幼少期の文字情報を絵でアップデート、あるいは補完する。まさに大人の恐竜図鑑。
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商品に「大人の」とつけるのは、実はジジババ向け、と教わった。
ジジババはシニアとか言われるのが嫌だけど、大人と言われると納得するんだって。
僕はまだ50歳にはなっていないので、シニア的大人ではないと思いたいが、この本には見事に捕まってしまった。
著者は恐竜について「わかっている今」を、とても冷静に伝えてくれる。文章だけでなく、絵も添えて。
この絵が、ときにリアルであり、ときに妙にホンワカとしているが、ともかく文章と絵の両方がそろって、本書の魅力が完成する。
少年時代に刷り込まれた恐竜の知識は、残念ながら違っていた、というのを大人になって知ったのだけど、これがまた、大人(シニア?)の脳はアップデートが難しく、いつまでたっても恐竜脳は、かつての恐竜脳のままだ。
絵の魅力の前に、恐竜の知識を本書にならってアップデートしておこう。
僕の年代なら、誰もがブロントサウルスを知っているだろう。ところが、ヤツらはもういなくなっている。絶滅していないのではない。そんなヤツいねえよ、となっているのだ。
マーシュ博士というオッチョコチョイの仕業である。彼は、とにかくせっせと恐竜を発掘して、あまり詳しく調べないまま新種として発表する。
1877年、アパトサウルス。1879年、ブロントサウルス。ブロントサウルスの化石の状態が良くて、これが有名になる。もちろん僕も知ってる。
だが。1903年。大人である僕がまだ全然生まれていない1903年。この2種は同じだと気づいた別の研究者がいた。若いアパトサウルスと、大人になったブロントサウルスは同じだったのだ。マーシュ博士がオッチョコチョイだったということがわかり、だったら先につけられたものが有効になるので、ブロントサウルスは無効化され、アパトサウルスが残った。
1903年に。
おかしいなあ、1971年に生まれた僕はブロントサウルスを知っているんだけど。
簡単なことで、学者の世界では受け入れられていたが、博物館の展示や一般向けにアップデートされなかったからだって!
で、ここで納得したいのに、なんと、2015年になって、アパトサウルスとブロントサウルスは違う、という論文が出た。唆るぜコレは!
ところが著者は、これはどうにも弱い、ブロントサウルスはアパトサウルスのままでいい、という。
つまるところ、恐竜の知識は常にアップデートが必要なのだ。
こんな感じで、本書は僕の恐竜知識をグイグイと塗り替えてくれる。それには著者による絵も随分役立っている。
僕は漫画を読んでもほとんど吹き出ししか読まないし、テレビは見ないがラジオは大好きだし、という具合にビジュアルよりも文字に固執するが、しかし、だからこそ幼少期に刷り込まれた文字情報を払拭することができるのは、残念ながら同じ文字ではなく、絵なのだ。
日本のサイエンスライターが、パキケファロサウルス(美味しんぼの富井副部長みたいな恐竜)は頭突きをしなかった、と書いたために、ネットでもそういう情報が多く出回っているという、日本語でだけ。英語で検索するとそんなことはないという。アップデートばかりがえらいのではなく、昔の情報のまま、頭突き説に親しんでもらいたい、と頭突きの絵もある。
ああ、興奮して長く書いてしまった。いいから読んでよ。