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出て来る人間がいずれも一癖も二癖もある人物ばかりという展開に唖然でした。
2018/06/21 09:17
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
出て来る人間がいずれも一癖も二癖もある人物ばかりという展開に唖然でした。ということで初めは勝手にドタバタ人情喜劇と思って読み始めたが、途中で若林夫人が「プリズンホテル」を「プリンスホテル」と勘違いするという場面で初めて気づいた。何と舞台は、任侠団体専用ホテルであり、そのオーナーは世間一般には悪人に分類されるが、実は義理人情に篤い生粋のヤクザ(総会屋)という設定だった。そして、そこで展開される人情劇は確かに笑い話みたいではあるが、人間の心情をうつしだした一筋縄ではいかないお話でした。夏・秋・冬・春の4部は各々独立したお話と勝手に思っていたのだが、どうも全4部を通じて大きな人情劇が展開される予感。このハチャメチャ物語の今後の展開も見届けたい。
痛快な面白小説
2021/05/04 03:05
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
これ面白い!紹介いただいた読み友さんに、まずは感謝っ^_^!ヤクザの経営する旅館が舞台。そこで働くホテルマンも当然ヤクザ。そこに熟年離婚を考えている夫婦や一家心中を図ろうとする家族など、訳ありのカタギが宿泊に来て、あれやこれやと展開するストーリー。極道の人たちの礼儀正しさが笑えます。ただ、女性の扱いが、時代背景もあり旧時代的で、ちょっと残念。最後はキュッとまとめすぎた感がありますが、次巻も楽しみな面白小説でした。
笑え、泣け、感動できる不思議な物語!
2016/03/06 08:56
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、浅田次郎氏の人気シリーズの一冊です。任侠ものの内容なのですが、そこには単にその世界が描かれているのではなく、その世界に生きる人々と偶然にもそれにかかわってしまうことになる人々の関係性といいますか、共感性ののようなものが見事に描かれています。この小説には実に様々な人物が登場しますが、それぞれが個性にあふれ、その個性と個性がぶつかる接点に任侠者が経営する任侠者専用ホテルが位置づけれています。このいわゆる「プリズンホテル」のもつユニークな世界へぜひ、遊びに行ってはいかがでしょうか?