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hontoレビュー

みんなのレビュー14件

みんなの評価4.0

評価内訳

14 件中 1 件~ 14 件を表示

看護学校時代に受けた追試は数知れず、実習先から強制送還、反省文はいくつも書き

2025/01/27 14:48

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投稿者:KeiM - この投稿者のレビュー一覧を見る

国境なき医師団に英語で応募した助産師女性。

劣等生と銘打って入るけれど、看護資格をとってから助産師への学校へも通い、そして受けた追試は数知れず、実習先から強制送還。


そこから運を味方に卒業、国家試験に合格し、助産婦に。

日本での職歴は4年、そのあと6か国赴任したころに書かれた本です。
おべっかと建前で書かれた本ではなく、現場とのトラブル、現地事情、医療、そして仕事がメイン。


パキスタン、イラクやレバノンの難民キャンプ、地中海の難民ボート、南スーダン...。

次々に入れ替わるスタッフに対して、現地が新しい意見にその都度対応するなんてありえないな、と逆に納得してしまう。

人間関係の大変さと設備の悪さ、そして女性の意思はないものとされる発展途上国の事情も悲惨。

スタッフ側のある日の話し合いでも印象的でした。

自分の意見をぶち込むレバノン人、ドイツ人はルールを盾に反対し、アメリカ人は自国のテオリーと重ねて話す、フランス人は自分の意見を言ったうえで「みんなは好きにすればいい、でも自分の意見は変わらないよ」、スイス人が意見をまとめようとして、イタリア人は「お腹が空いちゃった」 &日本人は静寂と観察。

これは単なる一度の風景。次回は違う風が吹く。
医療の話も経験を積み、マネージメントも波瀾万丈。
現場の混乱ぶりに反して、医療職がどんどん尊く見えてくる。

人間関係やいろんなことにモヤモヤする時読んでます。
そして、人にはいろんな考え方があるんだと思い知り、もうちょっとがんばろうかなと思える本でした。

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女性達のおかれた過酷な情勢があらわになる

2019/04/02 07:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る

「国境なき」と活動している人たちに感動を与えられる。人は、どこの国でも変わらない人権を持ち尊重されるべきであり、命が守られるべきだが、人権・命の重さが、国境があるが故に違っているのが現実だ。しかも国情によって多くの人たちが困難を抱えている。日本での学校教育で、「現代世界」というべき教科がないので、国境を海に囲まれている日本人は他国の人々に思いをはせることが、あまりないのではと感じている。
 
国境なき助産師の著者が派遣される国々は、紛争や経済的困難を抱える国々だ。本書でもパキスタン、イラクやレバノンのシリア難民キャンプ、地中海での難民ボートの救助活動、南スーダンでの活動が報告される。
 パキスタンでは、多産が女性の価値であるなかで、ある出産では、母体が危険な状態に陥るなかでも子宮の摘出を拒否する夫。「子どもが産めない女性に価値はない」と思われている文化によるものだ。
 レバノンの男尊女卑、職業のヒエラルキーがつよい中で男性薬剤師との確執も。
 難民船救助では、ゴムボートに300人近い人がすし詰めで救命胴衣もつけずに漂流している様と救助後の船上の様子など、実際の見たままが語られる。アフリカからの難民船上の女性達の少なくない人が、レイプや売春の強要に合っていたことに心が痛む。南スーダンでは、出産で死亡する女性に「自然淘汰」という言葉が使われる。「病院で出産できれば違ったかも知れない。『仕方がない』で終わらせば前に進めない」という言葉は重い。助産師という仕事上、また本人も女性であることから、世界の女性達のおかれた過酷な情勢があらわになる。
 
著者は、医療者の大事な活動は「声を上げられない人の代わりにその現状を世間に伝える仕事が重要だ」「海外に行って援助してきました。はい終わり」ではなく、個人から聞いた話を世間に発信し、関心を高めてもらう、時には政府にも訴えると言う。人命に国境などなく、すべての人の命が大切にされるための大事な活動だ。
 
大事な活動だが、そこには多くの国の人々、個人が関わっている。人間社会にある些細なぶつかり合いも、ユーモラスに、明るく記述され、本書が本音で語られているのは、救いであった。高潔な人だけが行っている活動ではないといっているように感じるからだ。
しかし、驚きは初任給の記述だ。手取りで11万円。あまりに低すぎるだろう。やはり、高潔な人々であったか・・・

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2018/12/11 13:23

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2019/03/13 18:31

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2019/09/07 11:38

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2019/09/19 08:51

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2021/06/05 17:40

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2022/08/14 19:52

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2022/09/19 18:35

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2022/11/09 00:57

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2023/06/22 10:36

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2024/05/10 09:50

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2024/08/17 22:12

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2024/11/26 13:49

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