0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
老後の生き方について、養老孟司さんらしい視点で描かれていて、よかったです。役立つかどうかにとらわれないで、生きていきたいです。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
養老先生の愛猫「まる」ちゃん。
ふてぶてしい貫禄があり、どこかオッサンっぽい風貌、でもそれが無性にカワイイのです。
養老先生の著書は何となく難しそうで手が出なかったけど、エッセイなら読めそう。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみいぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る
養老先生は、大ベストセラーになった方です。でも今まで読んだことがなく、それではいけないと、とりあえず可愛いまるが表紙のこの本を購入。まるが可愛い!
養老先生の本は、哲学的なのに小難しくはないんですね。もっともこの本は、テレビ番組の内容を再編集したものだそうで、小難しい内容は少なめなのかも知れません。
養老先生の本には興味があるけど、なかなか読めない方にオススメです。
投稿元:
レビューを見る
もう過激な言葉は載せない、そののんびりとした語り口の中に密やかな抵抗がある。寝る、食う、遊ぶ、ときどき邪魔をする、そんな猫の生活に私も憧れを持つ。いいじゃない、そこにセレブもロハスも関係ないよ。幸せはこっちだよ。
投稿元:
レビューを見る
ああっと、これって、いわゆる「猫本」じゃありません。養老節炸裂で、お好きな方は、読みはじめると一気なので、もの足りません。ぼくは、何気に久しぶりで、お出かけのバスの中で終わりました。
テレビのインタビューらしくて、いいたい放題で、スッキリ。なにせ、なにせ、もう、葬式も済ませている死んだ人は強い。
でも、ネコの「まる」の写真が、涙がでそうになるほどいい。うーん、やっぱり「猫本」か?
投稿元:
レビューを見る
猫ってうらやましいでしょ
これでいいんですよ
生きていくの
どっちみち大して
変わらないんだから
養老先生その通りです。人間は必ず死ぬ事を確認させて頂きました。
投稿元:
レビューを見る
NHKネコメンタリー猫も、杓子も。で養老孟司氏が話されていたとりとめのない話がまとめられている一冊。
なので、話し言葉で語るように書かれており、するすると読めた。学説的なお話も、経験談も持論も、深い感銘を受けたかと思えば、ちょいちょい挟まれるまるの写真にほっこりしてしまい、最後まで読み終えてみれば、言葉よりもまるの自由で自然な姿ばかりが思い出されてしまう。
これは紛れもなく猫本であると思った。
投稿元:
レビューを見る
ところどころに挿入された飼い猫「まる」の写真に癒される。徒然なるままに綴ったエッセイ。ひとついいなと思ったところは、養老さんの恩師が語った言葉の箇所。教養とはいろんな知識をたくさん知っていることではなく、「人の心がわかること」という一節。
投稿元:
レビューを見る
猫を飼ったことが無いのだが、、、、
養老孟子氏のエッセイというので、手にした本である。
活字も大きく、間々に 猫のまるの写真が導入されていて、読んでいても、楽しくなる。
作者の「人が居るだけで迷惑なもの。それをお互いに許容するのが大人であり社会である」と・・・・
人間 生きているだけで迷惑!なのだと。
作者の「ゾウリムシ」への執着も 「発見」という「自分が
かわる」事だと。
発見があると、自分が生きている事を実感できると。
今朝 ニュースの片隅に、筑波大の先生が、新種のアメーバーを見つけた!と、テレビの一社が、書いていた。
ふと、これも、次のノーベル賞になる発見になるかもしれないのでは・・・・
昨今の新型ウイルス肺炎の特効薬もまだ、五里霧中でなる中、次から次へと新種のウイルスを封じ込める手になる事も・・・
作者は、医者であり、そして、東大医学部教授でもあるのに、病院に行かず、薬も飲まない。
恐いのは、ちょっと体の不都合の時に、病院へ行きなさい!という奥さんだけ・・・(笑)
なぜか、老人=役立たすのイメージであるのだが、鷹揚に構える作者の話と、この愛猫まるの写真を見たら、春の日のひだまりを感じるようであった。
投稿元:
レビューを見る
こちらもまるという猫がかなり登場する。まるは「ものさし」なんだそうだ。『もっと成長を、もっと効率を。そんなものを必死に追い求めた結果、世の中はわけのわからないものになつてしまいました。しかも、誰もがそれを進歩だと信じ込んでいる。ヒトのよくはキリがない。かたや、猫に限らず、動物は足ることを知っています。どちらが馬鹿で、どちらが幸せなんでしょうね。』
無用なものも必要であるなど、養老さんらしい意見が随所。まるの存在が大きいですね。猫ずきはこうして生き方の参考にしているのかもしれない。少し高いところから小馬鹿にしている感じが少しクセがある。
投稿元:
レビューを見る
『ヒトの欲にはキリがない。かたや、猫に限らず、動物は足ることを知っています』―『吾輩はまるである』
「唯脳論」を読んだのは何時のことだったか。全ては脳の機能に帰結するという考えかと思いきや、あくまで脳を意識などに直結する機能を持つ身体として捉え、ホムンクルス的なものとして位置付けないというのが新鮮だったように思う。その後の著作も含めて著者には「考える」ということはどういうことなのかを随分と示唆されたように勝手に思っている。
『今は極端で、なんでも言葉にしようとする世の中ですよね。言葉にすると変わらないものになるから。情報化社会ってそういうことです。変わらないもので埋め尽くしていく。そうすると意外にわからなくなるのは、生きているとはどういうことかということなんですね』―『日本語は「悪魔のコトバ」』
時に養老孟司の言葉は紋切り型に響き、結論に辿り着くまでの細かな論理展開を省略するあまり乱暴に聞こえることもある。しかしその背景にあるのは、自分の頭で試行する手数を踏まないで解った気になることへの批判であろうと思う。頭で試行するとは身体の鍛錬と同じこと。自分の思考だと思っていることが単に記憶という脳の機能の一部に保存された情報であることに気付いていますか、と常に問われている。
『脳は、非常に適応性が高い。だから、変わるんです。でも、人間はそれに気づいていない。感覚を通して変わっても、自分が変わったとは思っていないんです。それは意識が騙しているんですね』―『脳みそを変える』
もちろん、養老先生の言うことが全て正しいと考える必要はない。しかし人の意識や思考を脳という臓器の機能を通して捉え、何故そうなっているのかを考え続けてきた先人の知恵は傾聴に値する。
投稿元:
レビューを見る
まるの世界から、人間の世界のおかしなところを指摘していく養老先生。
固定観念から脱却したいと思う人には、また一つ別の考えを得られる本だと思う。
投稿元:
レビューを見る
読みやすさ★★★★★
学べる★★★★★
紹介したい★★★★
一気読み★★★
読み返したい★★★
虚無。諸行無常。
まるの日常と養老先生の視点が凝り固まった脳を解きほぐしてくれます。
あー、私、脳が凝ってたんだなー、と気づかされます。
やっぱり今の世は何でも行き過ぎなのだと。
死ぬまでには養老先生の境地に至りたい。
投稿元:
レビューを見る
養老先生、猫の ‘まる‘ (最近、亡くなりなりましたが)を見ながら、あれこれと。 腹が減ったら飯を食い、気が向けば一緒に散歩する、眠くなったら寝てしまう。それでいいじゃないか、役立たず、けっこう、と。良いですね、養老節全開であります。曰く、マイナンバーは、情報に置き換えられた、皆さん自身ですよ、本人はノイズ、なんですから、とも。そうかそうかと納得感多々あり、★四つかな。
投稿元:
レビューを見る
この達観した感じがすごく好きです。
まるとの付き合いや世の中の色んなことを、違う角度から見せてもらった気分です。
「個性を伸ばせとおっしゃいますが」「役立たずでいいじゃない」が特に面白かったです。