紙の本
他の視点
2019/02/22 13:04
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あ~やっぱり本編はあれで完結だったんだなぁ。
深行視点での三編の短編と、真響視点での一編の中編です。
「泉水子」を外側から見てるのは新鮮な感覚ですが、それだけに残念ながら「彼女」は登場しません。
結末は読者の想像力で、なんて言わないで、もうちょっと読みたいんですけど、だめですか?
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
早川さんかー!
なんか納得。
いきなり新しいキャラ出て来て好きってなっても思い入れないから早川さんでよかったですよ。
電子書籍
『小説屋sari-sari』での連載
2020/11/03 19:31
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投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在は廃刊(電子配本のみのため休刊ではない)の雑誌で連載されていた模様。
うろ覚えだが、月村了衛みたいな「ワレまだ息しとったんか?」的なのから三浦しをん、我孫子武丸、結城光流みたいな定番がごちゃっ!と並んでいた。
よく分からないメンツ、表紙からダイレクトに「迷走してます」が伝わってくる構成が今も印象深い。
取りあえず前巻では青姦には及んでいなかった。だからどうしたw
本巻で明かされる衝撃的な真実。
真響の祖父は孫も手駒に過ぎず、実は真響自身も父が真実どんな仕事をしているかは知らないのであった…。家族とも疎遠でよくヒネた育ち方をしなかったものだ。
“山伏組織”もまだまだ全容が見えないが、いずれも負けず劣らずのマジキチである。一番狂っているのは早川(仮名)と断言できる。
しかし戸隠は登山にスキーでなんべんも行ったが過疎のイメージが強いのに、意外にスタッフ多いなw
学業も運動も見た目も完璧だが、その内実は橋の下で拾われてきた子(深行)、有能な手駒でよかった孫(真響)、そして泉水子から存在を忘れられた子(高柳)。
泉水子は相変わらず九頭竜神さんが食べたがっていて毎日が綱渡り。高柳に至っては終章で影も形もなく忘却されている…。失踪したのか?本当に一文字も出てこない。
唐突に出てきた久世、彼も得体の知れないモノに操られていたりと後付け感が凄まじい。もうこれ以上膨らませるのは無理だろう。
想像以上にブラックで精神を蝕まれそうな高校生活、だからこそ正気を保っていなければならないのかも知れない。
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終巻からの続編的な話もありますが、ミユキくんの高校入学当初の話など、本編で描ききれなかった話も収録。
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泉水子ではなく、深行視点での本編中の補完話や、真響視点での後日談というのに驚きました。
泉水子は今回は最初から最後まで主役にならず。
活躍はしますけど、彼女視点では描かれない。
他の人から泉水子がどう見えていたのか分かって興味深かったです。
深行視点も嬉しいサービスでした。
泉水子と離れている時の話でしたから余計に。
後日談は宗田家が中心の話だったから、泉水子や深行はサブキャラ扱いでしたけど、ゆったりとですが何だかんだで仲良くしてるようでよかったです。
泉水子の言動に一喜一憂してるげな深行が見られただけでもよかった。
振り回されてるのは彼の方の模様。
二人揃って「ココア」で動揺するのも可愛かったです。
後、さり気にポチが不憫だったのも癒しでした。
彼、真響の恋の相手にすらなれないのか……本当に不憫だ……
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■宗田真響、一族の運命全てを負う少女。RDG最終巻、その後のストーリー!
正月明け、学生寮に戻った宗田真響はルームメイトの鈴原泉水子の変化に気がつく。「相楽と休み中に何かあったのだ」祝福すべきなのに、なぜか喜べない真響。泉水子の相手が深行と確定されれば、泉水子を中心とする「チーム姫神」の中で、忍者の家系宗田家と陰陽師の家系高柳家とのバランスが変わってくる。そんなある日、横浜のスケートリンクで合宿が行われることになるが、これは宗田家がスポンサードとなりチーム姫神、及び真響が隠れ蓑に婿候補と報告した深行を見定めるために仕組まれたものだった。大殿である祖父が本気で彼女の婿取りに乗り出したと聞いて、うんざりする真響。そして始まった教室に現れたインストラクターは、アメリカ留学中の真響の従兄弟、克巳だった。彼は真響に結婚を申し込むが、彼女に対する執着が悪霊を呼び寄せてしまう。ファン待望、RDG新刊ついに文庫で登場!他に「影絵芝居」「九月の転校生」「相楽君は忙しい」も同時収録
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久しぶりのRDG。深行目線と真響目線のお話たち。いつもの泉水子も健在で彼らの世界にすんなりと入れた。同じ教室で話してるような聞いてるだけのような、それが楽しい。
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なんか知った話も(も、です)あったなぁ、と思ってたら、単行本で読んでた(笑)。
おさらいになってしまったけど、以前読み流してしまってたところがはっきり腦に入ってきた。
早川、恐るべし(笑)(笑)(笑)。
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夢中になって読んだのは『勾玉三部作』だけど、シリーズ6冊分の積み重ねのせいか、荻原作品でいちばん印象深いのが、『星降る夜に願うこと』のラストシーン。このラストシーンがたまらなく好きな私にとって、本作は待望の後日譚だ。
真響の視点を通して読むからこその、これまでと違った真響への印象を抱いたり、やっぱりねと答え合わせをしたり、本作ならではの楽しみ方ができたけれど、何よりも「その後の2人」を見ることができて、着実な変化を知ることができた。ファンとしてただただ嬉しい!
そして、あれ以上のラストはないだろうと思うのに、つい欲が出てさらなる続編を期待してしまう。
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本編で深行と泉水子の恋の進展に身悶えした人は絶対読むべき!!
短編の深行視点で進む話はもーー身悶えもの。
あんなポヤポヤした泉水子ちゃんを見てたら色んな意味で深行は心配にもなるしいじめたくもなる…
氷の靴ガラスの靴と言う中編は真響視点だけど完全に公式続編だろ!
と、思わずにはいられない。
本編でも思ってたけど、本当に宗田兄弟には幸せになってほしい…特に真響には絶対幸せな結婚を!!
頼む、荻原先生…この続きも書いて下さい!!
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念願の荻原先生の新刊!
そう、この丁寧な文章、丁寧な心理描写!
短いのですぐ読み終わってしまうのがもったいなかったですが、満足の一冊でした。
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深行くんのツンとデレが、なんとも楽しい。
しかし、彼らまだ高校1年生なのよね。真響の大人びた思考も、泉水子ちゃんの一生懸命さも、なんか色々な意味ですごいです。
ほんとまだまだ、続きが気になるけど、ひとまずはここまで、なのかな。
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6巻で完結した、RDG(レッドデータガール)の短編集。
相楽深行の視点から描かれた3つの短編と、宗田真響の視点から描かれた中編が1つ。
短編3つはこれまでのお話で、中編の方は6巻から後の話。ほとんどがその中編で構成されています。
鈴原泉水子視点から離れて相楽深行視点に移ると、まあやっぱりねという感じではありますが、色々と話の展開が変わってきますね。まあ、それはいいとして。
この本の表題にもなっている、「氷の靴 ガラスの靴」です。
お互いの気持ちを確認した鈴原泉水子と相楽深行の心の変化も面白いですし、宗田真響と宗田真夏の兄弟と戸隠の話をより深掘りしています。
そして、真響がチーム姫神としての決心を固めた話。
ここまで来ると、続編も進められるんじゃないかなという気がするんですが。実は、伏線ばかり張って、本体の話はないのかなという気もしているのですが。
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外伝?が出ていたことを全然知らず、ようやく読んだがほぼ内容は忘れていた。
つまらないわけではないが、まあまあ。
真夏がいるから、読める。
ほかの連中はとても親しみを感じられる相手ではない。
とはいえ、さすが荻原さんで、スルスル読んでしまう。
短編3本と中編1本。
金持ちの変な学校のイベントはいろいろ意味不明で、80年代のアニメみたいだ。
本編では明かされない、シッカリ自分と周囲が見えている、如才無い高校生たちの心理に、感心する。
が、30代になった自分から見れば、子供がこんなことしなくてもいいんやで?となる。大変だねー。
しかし、キャラクターたちの心理は激しく動くわりに、ストーリーは地味にしか動かない。
本編でもジリジリさせられた。
感想
一言でいうなら、
忘れてた、悪くないけどできれば雪政と紫子さんと大成さんの話が読みたいだよおおおお。です。
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真澄とおじいちゃんが再会できたのには泣いてしまった…本当に良かった
シリーズ最終巻を読んでから時間が経ってしまったので
だいぶ忘れてるところも多かったけど
自分もまた彼らに再会できて良かった
そうか、真響は早川先輩に…?ふふ
高柳は相変わらずお呆けちゃんでかわいかった
頑張って修行してね
深行の覚悟もかっこよかった
泉水子が選んだなら、自分にとってもどうでもいいものじゃない
…アツイじゃあないか
目的のために自分を押し殺しがちなカップルだから
ちゃんと幸せな時間も過ごしてくれたらいいなと思う
心情としては、チーム姫神が最後の答えにたどり着くまで、読んでみたいけど
作者さまは書く気はないのかな…残念だな