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紙の本
夢いつまでも
2019/08/10 08:29
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「平均寿命」に対して「健康寿命」ということがよくいわれる。
「介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間」のことを指すが、「平均寿命」よりはうんと短い。
「平均寿命」が男女ともに80歳を越えているが、「健康寿命」となれば70歳代にとどまる。
寿命が延びることはいいことだが、やはり「健康寿命」が延びるのが一番だろう。
そんななか、80歳で最高峰エベレスト登頂に成功したっていうのを聞けば、さすがに驚く。素直にすごいなと感心する。
それから6年経って、今度は7千メートルに手が届きそうなアコンカグアへの登頂挑戦で話題を呼ぶ。残念ながら、これは途中で断念したが、断念もまた勇気ある決断だったろう。
それがプロスキーヤーの三浦雄一郎さんだ。
本書は「人生の先輩が切実な言葉で伝える語り下ろし自伝シリーズ」の平凡社「のこす言葉」の一冊。
「挑戦は人間だけに許されたもの」というのが副題であるが、本書の中で三浦さんはこんな風に語っている。
「チャレンジしている人から力をもらうということ」は人類の原点なのではないかと。
実際三浦さんが力をもらったのは父親敬三氏。
この本の中ではその父親についても多くのことが話されている。
三浦さんが60歳を過ぎた頃メタボになってどうしようもなくなる。そんな三浦さんを叱責するように父親敬三氏はたくましく生きている。
「力をもらう」というのは三浦氏の実感だろうと思う。
そして、そんな三浦さんの生き方がまた次の世代に「力を与える」。
「夢いつまでも」、本書の最後に三浦さんの自筆でこう書かれている。
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