ゆらぎ荘の幽奈さん 15 みんなのレビュー

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投稿者：求道半　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

葛城ミリアは小学生である。
　彼女が通う学校名が知りたければ、第十五巻は必ず読まなければならない。
　コガラシの知り合いから命を狙われた幽奈の素性が満を持して明かされる本巻では、ゆらぎ荘の住人ではない葛城ミリアの出番が殊更多く、入浴シーンも、寝姿も、何人かの同級生の後姿も、見られる。
　ミリアのライバルの信楽こゆずも、中学生の仲居ちとせも、ミリアと一緒に湯に浸かり、三人とも上半身が丸見えである中で、高校一年生の伏黒夜々だけは首まで湯に浸かり、胸が隠れているのは例外的な扱いだが、巨乳の持ち主のみを礼賛しないのは、本作が良心的な作品である証だと言えるだろう。
　幽奈の素性を知らされた所で、読者の心には、コガラシの両親の居場所や、ゆらぎ荘の女将さんの正体、幽奈の未練の内容等、氷解しない疑問が山積する。本巻では、久方ぶりに、男の新キャラクターが何人か現れ、コガラシと対面する。多くの少女から言い寄られるコガラシの身辺は、常に、騒がしく、男に構っている暇など無い筈だが、コガラシの元には男女を問わず、続々と、猛者が現れる。
　葛城家と幽奈との関係は、ミリアが初登場した段階で、その真偽は不明ながらも、読者に提示されていた。
　その答え合わせの時間である。
　ラフィーネ女学院の面々と再会したい読者もいるかもしれないが、ミリアが在籍する小学校はラフィーネ女学院の付属小学校ではない。

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投稿者：JUN　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

過去というか前世なのかな…
幻との接点がすごく切ない
愛が強いのって狂気と紙一重なんだなと
しみじみ思った

師匠、成仏できてよかった！

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投稿者：氷狼　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

幽奈さんの正体も分かり、これで終わり...と思ったら、まだまだ続きそう。

後半はそれぞれのキャラにフォーカスしたお話が。
かるら嬢はとある決意をした様で。
チビッ子二人の術比べ。 浮かない顔のミリアちゃんの過去と現状とは。

それよりも問題は最後の展開。
彼女は何を決意したのか？
そして、このままこの後は彼女の物語に突入か。 コガラシとの関係をとうとうはっきりさせる時が来たと言うことか。
今回の決戦よりも気になる...

巻末のは、ふざけすぎ。 この分で☆-1。

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投稿者：カボチャ王子　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

幽奈さんの過去がどんどん明るみになる長編がクライマックスを迎えて大団円。
バトルパートのインフレが過ぎるが、少しずつ話を畳みにきているのかも。