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電子書籍
愛の物語でした
2021/06/15 10:28
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひーたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
奇跡の泉にまつわるお話。騎士イグナーツと修道騎士ヨシュカ。
2人が結ばれるまでの話ではなく、結ばれてから様々な困難を乗り越え、アヴァロンの東にあるという、恋人の国に着くまでのお話。
ヨシュカの気高さと誇り高さに身悶えしました。
物語のラスト。案外、楽園ってこいういとこなのかも、と納得しました。
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死者を復活させる《聖ルドヴィカの泉の奇跡》、イグナーツとヨシュカ編
2021/03/24 19:27
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
聖ルドヴィカの泉の奇跡の物語(1)
死者を復活させる《聖ルドヴィカの泉の奇跡》の「金」は、イグナーツとヨシュカ編。
泉で、難易度が高い「蘇りの魔法」を行うイグナーツとヨシュカ。
戦闘で死んだ恋人を互いに魔法で蘇らせて、戦いから離れるという流れ。
敵対しても、死別しても、イグナーツとヨシュカの二人が貫く執着愛は、凄みと迫力あります。
殆どが、二人の恋に関わる障害と苦しみの描写で、ハッピーエンドの旅立ちは描写1行だけ。
じっと辛抱して悶えたい人向けの小説だと思う。
10才から一緒の二人は盾兄弟を誓った恋人同士。
でも王位継承騒動で、二人は敵味方に裂かれる。
別れの日、斬り殺してと願うヨシュカに、「生きろ。いつか必ずまた会える」とイグナーツは説く。
戦闘中、密かに逢瀬を重ねる二人の夢は「戦いが終結したらアヴァロンの東へ旅しよう」。
でも和平交渉は決裂。戦は激化。
ヨシュカが死ぬとイグナーツが蘇らせ、イグナーツが死ぬとヨシュカが蘇らせる。
死んだ筈の二人は戦闘離脱、真の恋人だけが着く「アヴァロンの東」へ向かう。
アヴァロンの東に行った後の二人について
非売品なので、読了した人のネタバレがありがたかった。
★コミコミスタジオ2冊セット購入特典小冊子「風の噂に伝え聞くには」
アヴァロン:(Avalon、またはアヴァロン島)
ブリテン島にあるとされる伝説の島。 アーサー王物語の舞台。
アヴァロンは美しいリンゴで名高い楽園で、ケルト語でリンゴの「abal」に由来する
「恵みの島(Isle of the Blessed)」
フレイヤ:(Freja, Freyja)
北欧神話の女神、美、愛欲、豊穣、魔法、戦闘、死を司る女神。
修道騎士:
中世のローマ・カトリックの修道会の修道騎士団のこと?
正式名称は「キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち
(ラテン語: Pauperes commilitones Christi Templique Solomonici)」で
日本語で「神殿騎士団」
ルドヴィカ:
「福者ルドヴィカ・アルベルトーニ」 (en:Beata Ludovica Albertoni』(1671年 - 1674年)
貧者に対する献身で人々に福者として崇められた、奇跡を起こし、空中浮揚や恍惚を体験した女性苦行者。
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ちょっと心を落ち着けて再読
2022/01/12 15:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み応えのあるとてもいいお話のはずです。痛くて辛い場面でばんばんページを飛ばしてしまったので、後ほどもう一度読み直すつもりです。読み飛ばしたはずなのに、チラッと目にしてしまった辛い場面が夢に出て、眠れなかったくらい、心に残るお話です。
いっぱい絡んでくれてるのが救いです。堂々と契れる関係も素敵な設定だと思いました。書評によると銀の方が内容は穏やかなようなので読むのが楽しみです。銀読んでからまた心が軋む金に帰ってきます。
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夢物語の中の妙なリアル
2022/10/02 06:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えなか - この投稿者のレビュー一覧を見る
BLです。BLが文化的に自然な形である世界。魔女がいたり、司祭家族の不思議な力があったり、奇跡の泉があったり。そういう非現実的な世界なのですが、辛い環境や歯痒い状況、双方の葛藤、結末、などがただの夢物語ではない、そこに生きる人のリアルさを感じさせる物語でした。
結末には賛否ありそうですが、当事者が納得しているのなら良いのではないかな。とはいえ、その後が気になるのですよ。泉を絡めなくて良いのでその後の物語が読みたい…泉が絡まるならもっと読みたい…。もっと読みたいぃ。そんな中毒性のある世界です。
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