紙の本
「俺達は囮になってやっているんだ」
2019/06/25 10:15
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投稿者:きん☆ぎん☆すなご - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなかの緊迫した砲撃戦です。物語は、始まったばかりでどこへ向かってどんな話なのか、はっきりしませんが面白くなりそうです。近代史は、特に苦手ですので史実がどうのって知識はゼロです。
電子書籍
シベリア出兵を舞台に
2021/06/07 19:12
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
大義名分のない各国の思惑で混乱を極めたシベリア出兵を舞台にしっかりとしたストーリーと絵柄で描き出している。当時の大陸浪人の傲慢ぶりも描かれていてなかなか良い。時代考証の点で、日本兵の髪型(帝国陸軍は坊主頭のはず)記者の腕章(当時は右横文字のはず)が気にはなったが大きな問題ではない。
紙の本
良いきっかけに。
2019/05/18 20:19
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投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなかに興味深いテーマだと思います。
おそらくは興味を持って調べた人間しか知らない史実。
それをこう言った形で、その一端でも知ることができるのは良いことだと思います。
砲兵軍曹の乾と記者の巽。
乾が中心で巽は合間に。
冒頭、二人は戦場で顔を合わせますが、それ以降は別々に。
第七師団師団長、藤井中将の命により、黒木大尉、セミョーノフ上級大尉の下で砲術を教導することになる乾たち。
列車で移動し、チタ奪還へ...
始まる戦闘、しかし、言葉が通じず、被害も。
この作品により、この時代の背景に興味が出てきました。
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シベリア出兵の日本軍を描く安彦和彦最後の連載作品。
「虹色のトロツキー」とほぼほぼ同時代の出来事でいいのかな。まずはそちらを読み返してみようかな。
革命後のロシアの混乱に乗じた戦争行動ってことでいいのかな。
とりあえず、列車砲ではないけれど、装甲列車での砲撃戦はテンション上がります。
いいよね、列車砲。
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かなり有名なアニメ作品等で知られる安彦良和が手掛けた作品ということで、画の感じも好く、「アニメ映画になった場合の画面の感じ」さえ想像してしまうような構成で、「1918年」という作中世界に入り込んだ…
本作の主人公は2人だ…帝国陸軍の砲兵である乾軍曹…<浦潮日報>という、ウラジオストクの日本語新聞で活動している巽記者…主にこの2人の若者が経験する「1918年」の色々な事という物語である…
“シベリア出兵”は、酷く大雑把に一口で言えば、ロシア革命後の混乱の中に「国際協調介入」という動きが在って日本もそれに参加したものの、独自な思惑で“深入り”して長い戦いになってしまったというものである。雑多な諸勢力が各々に動く中で合従連衡が在って、激しい戦闘も繰り広げられた。
本作は、そういう状況を押さえながら、軍人として現場に身を投じる乾軍曹と、色々なことを考えながら情勢を見詰めて記事を書こうとする巽記者という2人の物語が展開している。事態の推移の中で動く、様々な作中人物達も各々に面白い。
本作では「1918年の戦闘」の描写が少し面白い…“装甲列車”という、少し大きな砲を列車で運んで前線陣地の様に運用するというのや、騎兵隊の突撃というような様子が出て来る…どういう時代の、どのようなやり方であっても、戦闘というのは凄惨なものだが…
未だ「vol.1」なので、「物語の起こり」という部分になる。今後の展開が楽しみだ!!
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日露戦争とシベリア抑留は日本でよく知られているが
その狭間になるシベリア出兵は日本の歴史の中でブラックボックスになっている。これは右派左派それぞれに都合の悪い内容であり、尚且つ複雑怪奇な第一次大戦の要素が絡んで
歴史評価が難しいからだろう。ここら辺の混沌ブリはファーストガンダムが生まれた環境に似てるかも。
日露戦争後に日露関係は劇的に改善され、日露協約は第五次に至って日露軍事同盟になっていたことは余り知られてない
その裏協約は「日露でアメリカのアジア侵入を排除し中国を管理」するという驚愕的内容。その内容の閣議中に明治天皇が昏倒しそのまま保留 明治天皇崩御、ロシア革命と激動の歴史の中に消えていった日露同盟の可能性。これを表現してくれたら星5だねー。池田勇人を書いた疾風のハヤト並みに期待。
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2020.6.28
NHKこころの時代~宗教・人生~「わかり合えないをわかりたい」
『機動戦士ガンダム』などのアニメ作品を手がけた漫画家・安彦良和さんは1947年、北海道生まれ。学生運動、虫プロでの修業時代、ガンダムへの思いなど、半生を語る。
『機動戦士ガンダム』でキャラクターデザインやアニメーションディレクターを務めるなど、多くのアニメ作品を手がけてきた安彦良和さん。41歳のとき、漫画家に転身。歴史などを題材にした硬派な作品を数多く描いてきた。キリスト教三部作と呼ばれる『ジャンヌ』『イエス』『我が名はネロ』では、宗教の本質に迫り、話題に。クリスチャンではない安彦さんが描きたかったものとは。その半生をうかがう。
(2019年5月初回放送)