紙の本
良い意味で裏切られた
2019/05/29 20:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじを読むと、1人の幽霊が物語の中心となって話が進むのかと思いましたが…
良い意味で裏切られたと感じました。
表紙のイラスト…ラストで「そういうことだったのか!」とわかるというか…
これ以上言うと、ネタバレで驚きもなくなってしまうので…ネタバレしない程度に細かい感想を伝えるのが難しい作品です。
ただ、冒頭~中盤にかけては、そんなに怪奇現象などの幽霊要素は起きないため、そういう展開を望んでいる方は、しばらく退屈するかもしれません。
とはいえ、最後まで読むと、ほっこりする作品でした。
児玉さんの性格は、ライトノベル要素が強めなので、ちょっと合わない人もいるかもしれないです。
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【第25回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞! 感涙必至の幽霊ごはん物語】
「最後に食べるものが、あなたの作るカレーでうれしい」
家賃四万五千円、一部屋四畳半でトイレ有り(しかも夕食付き)。
平凡な大学生の俺、七瀬浩太が暮らす『深山荘』は、オンボロな外観のせいか心霊スポットとして噂されている。
暗闇に浮かぶ人影や怪しい視線、謎の紙人形……次々起こる不思議現象も、愉快な住人たちは全く気にしない――だって彼らは、悲しい過去を持つ幽霊すら温かく食卓に迎え入れてしまうんだから。
これは俺たちが一生忘れない、最高に美味しくて切ない“最後の夕食”の物語だ。
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読みました。
山口県出身の作家さんと聞き、読んでみました。
時間が優しく流れるお話でした。
山口弁がちょっとだけ出たり。
地方での大学4年間の捉え方。
そうだなって思いました。
中高生にも読んで欲しいです。
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おいしいご飯の出る深山荘。ややお人好しな主人公の周りで怒るちょっと不思議なお話。
しかしちょっとじゃないな。よく考えたらホラーですわ。それでも絆されてしまうやさしさがある話。
最後のお話、皆でご飯作ったり、ケーキ作ったり、楽しそうでですね、本当私も此処に混ざりたい気分でしたよ。これは居心地よいよなあ、と思いました。納得。
あと最初の話から何かずっと沙羅ちゃんがお気に入りでした。かわいい、いい子。時々間抜けだけども。
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ここまで優しさだけを叩き込んだお話は随分と久しぶりだな……という印象。
登場人物のひとりひとりが、個性的でありながらも根幹で底抜けに優しくて、言葉の選び方が根底の思慮を思わせる感じというのか。大好き。
とても判りやすい、読みやすい、お話だったと思う。
そう思うのは、やわらかくてかわいい、カバーイラストのお蔭もあったとは思うけれど。
絵師さんとの意思疎通はどこまでしたのかなぁ。一章の半ばで「ああなるほどそういうことか」って感じました。素敵な仕掛け。
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ファンタジーなストーリーですね(笑)
深山荘には幽霊が出るっと言う噂があるとか。
大学生達が生活する深山荘、個性的な人たちで面白かったです。
でも最後には予想しなかった出来事が……。
読みやすい物語でした。
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アパートにすむ大学生たちの、少し愉快で少ししんみりした優しいお話。美味しいごはんが食べたくなる。
2022/10/18