紙の本
あのチェーザレの物語とは!
2020/01/02 22:51
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
チェーザレボルジアと優雅なる冷酷を以前に読んでいましたが、はじめにこのまんがの連載が雑誌に載った時にはとても驚いたのを覚えています。
はじめは硬い絵柄でしたが、話の進行でいや、はじめは仮面を被っていたチェーザレの心の動きが出るようになってどんどん絵に動きが出てきました。
チェーザレがこの先どうするのかとても気になります。早く続きが読みたくなる反面、チェーザレの運命を思うと読みたくない気も・・・。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
緊迫する政局。結果を知っている未来人としては「そーなの」ってところだが、その時代に居合わせた人にとっては人間の心の揺らめきに翻弄されて苦しかったろうなって思う。
紙の本
歴史好きには堪えられないが、そうでない人にはもどかしいかも。
2019/07/29 10:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
長患いのローマ教皇が遂に崩御。次期教皇を選ぶためのコンクラーベが始まった。歴史好き、陰謀史観好きには堪えられない場面。
しかし、そうでない人にはチェーザレやアンジェロの出番が少なくて物足りないかも。しかし、この根比べが終わればチェーザレの活躍が始まると歴史好きは知っている。待て、次巻。
電子書籍
コンクラーベが始まる。
2022/04/18 20:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:michaq - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的な話だけれど、この作品13巻を完結してから一気読みしたのでヤキモキせずに楽しめたのだが、これを数ヶ月数年と待ってた読者には酷であったと思うくらいにハラハラする展開である。
電子書籍
教皇選開始!
2020/07/30 08:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロレンツォの死から数ヶ月も経たないうちに、教皇が死去。ローマにて教皇選が始まった。1回目と2回目の投票では、既定の得票数を得るものがおらず、ローヴェレとボルジアの探り合いの様相。手に汗を握る展開で盛り上がる。
投稿元:
レビューを見る
前巻から約4年半。。。
長かった。
もう話を忘れかけているが、まあ何となく。
巻末の解説も役立った。
そして次巻までまた何年もかかるし、その頃には調べたことすら忘れてるかと思い、1492年のコンクラーベの結果がどうなったのかググってしまった。
ふむふむ、なるほど。
てか、チェーザレはまだ全然活躍してないし、もうここまで全て前日譚くらいの感じなのだが、この話あと何年かかるの。
てか、終わりはくるの。。。
投稿元:
レビューを見る
いやもうこの巻が出るのを無茶苦茶待ってた(^^;)。
前巻が出たのが2015年1月というから、かれこれ4年半。
連載再開の噂は聞いていたが、単行本が思っていたより早く出てうれしい限り。
さて、激動の1492年。
病床にあった教皇インノケンティウス8世が遂に没する。教皇崩御となれば、次の教皇の選出である。
いわゆる「コンクラーベ(conclave)」。元々は「鍵を掛ける(cum clavis)」からきている言葉である。13世紀、紛糾して3年もの間、次期教皇が決まらなかった事例を受けて、以後、そのようなことがないように、選出にあたる枢機卿を密室に監禁して選挙を行ったことに由来する。
コンクラーベと聞くたびに、「根競べ」とベタな駄洒落を思い浮かべるのだが、実際、これは神経戦で消耗戦であった。
選出にあたる枢機卿らは全員候補者であり、集まったものの中から次期教皇が決まる。決め方はいくつかあったというが、1492年には、他の多くの場合のように、投票制をとったようだ。
1人3票まで、記名の上の投票である。投票用紙を集め、その場で投票したものの名と推薦者を読み上げる。
3分の2の票が集まらなければ、時間を置いて再度投票である。
・・・密室に監禁された中での記名投票。
懐柔に走るものもいただろうし、陰に日にさまざまな駆け引きがあったろう。
当時の教皇選となれば、今よりも当然政治色は強い。
選挙が長引くことを避けるために、食事も日を追うごとに質素になっていったという。
当事者のストレスはいかほどだったことか。
有力候補は、チェーザレの父、ロドリーゴ(ミラノ派)と、宿敵ジュリアーノ(ナポリ派)。
枢機卿になったばかりの若きメディチ家のジョヴァンニと、それに付き従うアンジェロは弱冠16歳(!)。老獪な古狸たちに翻弄されていささか気の毒である。
各国、各勢力の思惑が絡み合う。しかし、どう転ぶか蓋を開けてみないとわからないのもまた選挙の常。
後世の我々はもちろん、その結果を知っているわけだが、この時点では「神のみぞ知る」。
さて、神の出す答えは。待て次号(*そうなんです、まだこの巻では結論は出ないのですw)
*驚いたことに、本作、2020年にミュージカル化が決定したのだそうで。
いやー、本編も完結していないのに、どこまでをまとめるのでしょうか?? それともストーリーを先取りするのかな?? ひょっとしてもしかしてそれまでに完結する??
・・・見に行けるかどうかはわかりませんが、続報を楽しみにしていたいと思います~。
投稿元:
レビューを見る
11巻から4年ぶりの12巻か。
細かな物語は覚えていないw
画と展開だけを楽しませてもらいます♪
投稿元:
レビューを見る
待ってました、もうリリースされないと思っていたのに。今回も勉強になりました。歴史や史実を学ぶ近道は漫画だなあと改めて実感。イメージ+ストーリーでばっちり記憶されるから。
投稿元:
レビューを見る
ほぅ、コンクラーヴェって、こんなんだったん!?勉強になる。
それにしても、スローペース。次の巻が出るのは、また数年後なのか?こっちが死ぬまでに終わってくれるのかなー?中途半端に期待してしまう。
投稿元:
レビューを見る
教皇選。
読んでてわくわくするわー!
1回目でジョヴァンニがボルジアに入れたの良かったわー。アンジェロの喜び具合も。てかアンジェロとチェーザレ様ちゃんと連絡取ってんのね。安心。
さぁ、ヴェネツィアのおっちゃんの真意がどうだか気になる次巻。
投稿元:
レビューを見る
「星は誘えど強制せず・・・か」
占星術がまだ生き残っていたの時代。
レオナルド・ダヴィンチが、ナポリ国王に進言する前の一コマのセリフ。
遂に、コンクラーベまでたどり着いた。
チェーザレの歴史にとってはまだまだこれから。
終わるコトが見えない進み方なのが心配だけど。
教皇選のやり取りにワクワクしてしまう。
人間が神の代理人を選ぶ仕組み。
なんとも皮肉な選挙方法だけど、人間らしさたっぷり。
「イエスの代理人」に選ばれる事。
その欲望に忠実なのが、枢機卿に必要な素質の一つ。
いや、そこに手が届きそうな場所に近づいたら、どんな人も「欲」から「夢」をみるのだろうな。
そんな人生の瞬間があることが、コンクラーベであり、人間であり、ある意味、崇高な瞬間なのかも、しれないですね。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりの新刊!ある意味、チェーザレという風雲児の活躍はここから。
…あぁでも次はいつになるんだ…コンクラーベ長い…
投稿元:
レビューを見る
ローマ教皇が亡くなり、コンクラーベが行われる。コンクラーベは教皇選出まで長時間を要することが多く、日本語の「根比べ」がどうしても頭にちらつく。コンクラーベは枢機卿の派閥力学が働くが、派閥と言っても上意下達で一糸乱れず動くものではない。枢機卿は誰でも教皇に選ばれる可能性があり、自分が「教皇あるかも」と思うこともある。
投稿元:
レビューを見る
借りたもの。
コンクラーベの描写が丁寧。聖なる場所で渦巻く思惑――権力争い――が俗で、その不気味なコントラストが読者をひきつける。
前巻で教皇の前で暴力沙汰をしたボルジア(怪物)とローヴェレ(猛獣)。既に始まっていた教皇選……
そして遂にインノケンティウス8世が崩御する。
外ではミラノとナポリが陸海軍を展開し、
コンクラーベのため緋色の衣を纏った枢機卿が列を成して粛々とシスティーナ礼拝堂に入っていく…その静謐さが伝わる描写。
強い陽射しを受ける建物の外から入場、陽の光があまり入らない薄暗い階段を上がり、木の板で仕切られた王者の間に入場し、扉が閉まり、鍵で閉ざされる。
そこで枢機卿らによる投票――駆け引き――が行われる。それまで外の世界で行われていたスペイン、フランス、イタリアの名門貴族らの血縁や同盟、金銭による駆け引きが、俗世から切り離され、コンクラーベ投票用の聖杯の中で煮えたぎる。
ボルジアとローヴェレの一騎打ち…後はいかに中立派を取り込むか……そうした駆け引きが夜が更けても続いている。
老人の方が死にやすい(次の教皇選に繋がる)、強力な派閥に属さない人の方が無難……
教皇候補でなかった人間が、うっかり選ばれる可能性もあり、枢機卿自身もまた途中経過に一喜一憂する。
そんな老人たちの思惑に巻き込まれるジョヴァンニ。己の意思を通しきれない不甲斐なさ。
その傍に居られずとも重苦しい空気を察するアンジェロ。
ヴァチカンの外で、神のみぞ知るその結末に、もし父が教皇に選出されるなら……「教皇庁をぶっ壊す」と決意するチェーザレ。