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紙の本
「本当は怖い童話」系と違って意味で大人向けな童話
2021/08/09 23:25
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の昔ばなしを題材にしたミステリー短編集。
一寸法師は「一寸しか扉が空かない家の中で人が死んでるかどうか確認できなくない?」という疑問があり、それが最後まで解決されなかったので微妙な気持ちになった。
いや、ホントあのせいで死んでるのを知ってるよねが犯人だと思ったからね!
ただ、つるの倒叙がえし以降の三遍のトリックは昔ばなしのファンタジー要素もありながらなかなか本格寄りで面白かった。
次作の「赤ずきん」を先に読んでしまったし、あちらのほうが短編連作形式で繋がりがあって面白かったけど、こちらの方が後味悪くないかも。
紙の本
発想がおもしろい
2021/07/31 08:45
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
続編のほうを先によんでしまったのですが、おもしろかったので、こちらも読んでみました。
どれもダークな感じですが、一つ一つは短めなので気軽に読めます。昔話の設定をつかった、新たなミステリという感じでした。 発想がおもしろいな、と。
紙の本
素晴らしい発想力のミステリー
2020/11/07 20:07
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当によくできているなぁと思いました。一寸法師や花咲か爺さんなどの昔話を題材にしたミステリー。この発想力に拍手を送りたくなります。この人?動物?は犯人でないやろと思って読んでいると見事にやられます。また、トリックもなかなか。軽いノリで読める割には、結構ガッツリ、ミステリーしていました。
紙の本
読みやすい
2020/10/18 14:18
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投稿者:しろくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりのミステリー小説。本屋大賞のみだしに目が止まって購入。一章毎に完結してるから、寝る前にちょうどいいボリューム。皆性格が良くて容姿も美しいイメージのグリム童話がリアルな感じも◎
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粒揃いのよく練られた短編集
2020/03/03 00:21
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投稿者:K.ザムザ - この投稿者のレビュー一覧を見る
全5編の短編集。どれも単純な謎解きではなく人間の業の深さを描いている。個人的には最後の『絶海の鬼ヶ島』が特に傑作だと思う。登場キャラの名前が「鬼太」とか「鬼広」とかみんな「鬼○」なので紛らわしいという難点はあるが、伏線回収が見事。
紙の本
あの話のその後だったり裏だったり
2019/08/11 19:51
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「一寸法師」「鶴の恩返し」「桃太郎」「花さか爺さん」「浦島太郎」など誰もが知ってる日本昔話のその後や裏話です。
っていうかしっかりミステリーになってて、なかなか面白かった。
紙の本
予想外の流れ
2019/04/20 18:14
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投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔話を改変したお話は時々見ます。その中にも、登場人物が殺される話はありました。が、ここまでゴリゴリのミステリー仕立てはあまり無かったのではないでしょうか。
この本の凄いところは、「よく口頭で聞く昔話」の概要は変化させないまま(「出来事の全てを語っていたとは限らないが」というものもありますが)、事件を起こしてしまうところです。
花咲かじいさんは、衝撃でした。まず、爺さんが死んだ時点で、とても悲しかったです。イヌの奮闘がまた涙を誘います。衝撃のラスト。
鶴の恩返しは、思わず読み返しました。コテコテのミステリー小説でした。「倒叙返し」って、なるほどね。
桃太郎で、全部まとめてきましたね。この話自体は、そこまで好きじゃなかったけど、この本のラストを飾るには良い作品だったのではないかと思います。