新米弁護士の仕事
2022/09/10 20:05
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新米弁護士が先輩弁護士の助言をもらいながら、一筋縄ではいかない依頼者に対峙するリーガルミステリー。
依頼者は大切な人を守るために法律を逆手に取り、木村弁護士を翻弄。
法廷シーンなど派手な場面はありませんが、ヒリヒリするような結末に唸ります。
進取の法廷ミステリー
2022/10/19 11:30
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
連作のリーガルミステリー。
登場人物が巻き込まれる出来事を、法律によって解決する物語と言ってしまえば、元も子もないが、法廷ミステリーなどとは一線を画す面白さがある。
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4話とも、弁護士さんならではの着地点ではないだろうか。
自身は法律を調べるほど切羽つまった状況になったことがないし、
今回、知り得たことを現実に生かす機会も恐らくない。
関係性は異なるけれど、いずれも深くかけがえのない愛の形。
(ここを解説するとネタバレになりそうなので省略)
受けた側の想いが語られないまま、推測で終わる話もある。
届くべき相手の心の支えとなることを信じたい。
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シュールリアリズムリーガルミステリー。
これは面白かった。
中編4つそれぞれオチが秀逸。
この現実であり得そうであり得なさそうでありそうな感じが堪らない。
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4作からなる連作短編。初めて読む作家さんだが,さすが弁護士だけあって,どの作品も外れのない緻密なリーガルミステリだった。全編を通して人は強く,そして怖い生き物であることを実感する。もし続編が出たなら必ず読もう。それほど面白い一冊でした。
あらすじ(背表紙より)
15歳の少女に淫行をしたとして21歳の家庭教師が逮捕された。 家庭教師は示談条件である接近禁止を拒否し、起訴は免れない状況に。困惑する新米弁護士の前に現れた被害者少女は、弁護士を振り回し予想も出来ない行動に出る。法と対峙して生き抜く者たちを、 現役弁護士が感動的に描く連作リーガル・ミステリ!
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前半二編がすごく良かった。導入直後からキャラも問題点もはっきりしていて分かりやすく、まっすぐ話が進み、そしてラストは真っ向から解決策を喰らわせてくるのが読み心地よかった。しかし後半にも恋愛と相続が続いてしまったのが前半とネタ被りに思われて残念だった。もっと丸っきり別の民事トラブルを描いて欲しかった。たとえば保険金詐欺とか騒音問題とか著作権侵害とか。星4つの評価は前半のみ。
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新米弁護士を通してみる人間模様。短編の形になっていて電車などで簡単に読めるのがいい。個人的には黒野葉月は鳥籠で眠らないと三橋春人は花束を捨てないが好きです
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弁護士、法律と聞くと、とてもお堅く難しい印象を受けるが、面白く読み終えた。法律の事にきちんと触れているけれども、わかりやすかった。織守さんの本は数冊読んでいるが、現役の弁護士さんだと言うのは初耳。そりゃあね、分かりやすく書かなくちゃな、さすがプロです。
読んで特に思ったのは、人間の大切なものも、その守り方も人それぞれ。自分らしく生きて、自分のやり方で自分の大切なものを守るのも、大切なんだなぁと。
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新人弁護士木村が4つの依頼に取り組み、法律や弁護士を巧妙に利用する依頼人の裏が解き明かされていく連作リーガル・ミステリ小説。
流石著者が現役弁護士だけあって、法律の抜け穴というか、こんな法律の使い方があるのか!というエピソードばかりで、面白かった。
ただ、ミステリ小説としては、全体的に何かすっきりしない読後感だった印象。「石田克志は暁に怯えない」や「小田切惣太は永遠を誓わない」は、本書で取り上げられている分野の法律にそんなに詳しいわけでない自分でも、途中でオチがわかってしまい、なんでプロの弁護士である主人公が全然気付かないのだろうと感じてしまった。
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新米弁護士木村の成長譚。案件は性犯罪,殺人,離婚,相続。息子の命や娘の親権など目的の為に手段を選ばない人々に振回される。被害者少女が弁護人を利用し法律の抜け穴のような手段で大人を黙らせるのが圧巻。