血のつながらない親族
2023/03/02 23:02
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投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「大家さんと僕」の続編です。
相変わらずユニークな大家さんと、
大家さんに対する反応が面白い矢部さんのお話です。
今回は大家さんの戦時中のお話や
大家さんが足を骨折してしまい、入院したりします。
前回は、1階には必ず居た大家さんが居ない日々。
できるだけ、お見舞いに行こうとするも
大家さんは家を売って、施設に入ることを選びます。
病院で看護師さんに
「ご親族の方ですか?」と聞かれ、あたふたする矢部さんに
「血のつながらない親族」
と返す大家さん。つい泣きそうになりました。
もう、大家さんと矢部さんは親族なんです。
この絆は、ずっと続いていく。
大家と借主の関係を超えた、素晴らしい本でした。
大人だからこそ、お年玉キャッシュバックが嬉しい
2022/02/08 04:47
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投稿者:クーニー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
ちょっと距離感が近い二人のその後。おせち料理に鰻に中村屋カリーに季節のフルーツ等々を頂く日々は贅沢と思いきや、お家賃払ってるのに肉体労働に駆り出されたり。相変わらず振り回されてますなあ。
シリアスだけでなく、お笑いもちりばめつつ、それでもやはり最後はしんみりとしてしまう。特に戦争体験と年齢差があるからこそ、二人の生きる基準は同じではない。時には上手く線引きをされても、困った時は、出来る範囲以上に助ける矢部氏が精神イケメンに見える。
大家さんのBG(ビジネスガール?)時代のパワハラ反撃エピソードも勇ましい。前夫と矢部氏の共通点が絵だったとは、何故かそういう人々を引き付けてしまうのも人生とは面白い。
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投稿者:マルタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大家さんと僕の物語の続編で完結編です。
前作より少し厚く、読み応えがあります。
大家さんの毒舌が好きで、うるっときたり笑えたり。
漫画を読まない方にも読んでほしいです。
孝行息子ならぬ孝行借りて?!
2023/06/10 20:20
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作も読みましたが、お二人の思い出の数々。
しかも、大家さんが出版を我が子の事のように喜んでくれて、本当に良い波長の関係。
晩年に自分のことがマンガになって、親切な大家さんとして世の中に知られるとは思っても無かったでしょうから、大家さん孝行をなさった感じですね。
矢部さんの温かい心も伝わってきます。
これからの矢部太郎さんに注目
2021/06/25 16:42
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投稿者:えりどん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大家さんと僕を読んで、これからの続編も読みたくなり購入しました。
前作は、クスッと笑えるストーリーが多くほのぼのと楽しめましたが、今作は前作ほどなく、しかし終盤は涙が止まりませんでした。
完結なのが残念で、更に今の僕みたいな新作が発売される事を期待しています。
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投稿者:まんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
これからを先に読んでしまったのを凄く後悔してます。
話題になってたのですがあまり読む気がしなかったのですが読むと凄くよかったです。
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「ぼくと大家さんこれから」
が出ました。
大家さん、相変わらず頭脳明晰、辛辣で的確でカッコいい。矢部さん、蹴散らしてますね
(^○^)
このかたが、いまに生まれていたらなぁ、どれだけ活躍できたことか、と思います。
マシンガンズの「ゴミ清掃人の日常」もそうだったけど、お笑い芸人さんて回転早くて地頭良くて、オチのつけかたがうまいのね。
最後の最後まで本当に上手でした。
図書館は買い!
でしょう。
2019/07/31 更新
*** こちらは以前もご紹介しました。以下は、2019/06/26のご紹介内容です ***
まだ発売されてないけど(^o^)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
カラテカ矢部太郎『大家さんと僕』続編発売 1冊目の反響から大家さんとの別れを描く http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/oricon/entertainment/oricon-2138218?utm_source=dmg&utm_medium=1
矢部太郎、『大家さんと僕』ブレイクとこれから「新たな気持ちですべてできたら…」
https://www.oricon.co.jp/news/2138533/amp/
2019/06/26 更新
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完結ということで、大家さんの、あの出来事も描かれていて、だんだん重い内容もあるのだけど、それでも、どよんと重くなりすぎないのは、大家さんと矢部さんの人柄なのだろうな。
プロジェクターの話、ナイスすぎる!
サイン会も、まぁ、そうなるかしら、とw
ほんわか大家さん、安らかに、、、
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前作の続きというか、少し、エピソードはかぶっている部分もありつつ、大家さんの死を受け入れるまでという感じ。
前作よりかなりよかった!!のは、矢部さんの伝えたいことが明確にわかったから。
前作は日常の面白いことを淡々と伝えてくれていた漫画であったけど、今作は同じような出来事でもそれプラス矢部さんの優しい気持ちが随所にあふれていていた。伝えたいこともよくわかった。編集さんの誘導もよかったのかもしれない。
読んでいて優しい気持ちになれる。
個人的には
吉本の給料割合について大家さんに説明する部分が
ツボだった。色々あるかもしれないけど、いいタイミングで売れてよかったね。と思ってしまいました。
今後も矢部漫画に期待!一発漫画家にはならずに色々挑戦して欲しい。
あと3回は読み返したい。
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大家さんと僕のやりとりが、本当に微笑ましくてほっこりします。
お茶目な大家さんはいつまでも心の中に残って、ちょっと疲れた時などに思い出し、元気になれそうです。
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大家さんの茶目っ気たっぷりな所も、矢部さんの素直な優しさも、密度の濃い時間を過ごした出会いもきっと必然で、こうして本にしてくれたこと、大家さんも喜んでいるだろうなぁとホロっとしながら読んだ。まだまだ読みたい。
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前作に比べ矢部さんが本作で何を描きたいのか、その軸がさらに明確になっている気がした。
大家さんが語ってくれる、市井の人が体験した戦時中の話。季節の移り変わりを共に楽しむ姿勢。人との付き合い方。
大家さんと過ごした日々で、矢部さんの人生も彩りが鮮やかになり、逆に、矢部さんとの時間も大家さんの人生を更に深きものにしている様子が伝わってくる。
矢部さんはきっと、少しずつお別れが近づいていることに気づいていて、だからこそ大家さんとの限りある時間が更に輝いていて。
最後、別れたくなくて家を買うと言い出し、断られた時、いろんなことを受け容れたくなくてあがいている自分に気づき、自分が恥ずかしくなるシーンは胸に迫りました。
別れのシーンも、お二人らしく、ほのぼのとかわいらしく、だからこそ悲しみが伝わってきました。
大家さんとの時間を描くことで、大家さんを売り物にしているんじゃないかという葛藤もおありになったのかしらと思いますが。こんな素敵な大家さんが、いて、矢部さんとの貴重な大切な時間を、見せてくれてありがとうございましたと言いたいです。
そして、品のない先輩、なぜ彼が出てくるのだろうと前作では違和感を感じてたのですが、本作で意義がわかりました。
きっと先輩の言葉は、矢部さんの中に確かにある認めがたい気持ちを反映したものだったり、逆に自分のことばかり考えて視野が狭くなってた時に、それを広げてくれるセリフだったり、大家さんと僕の二人の世界の外からの…客観的な視点だったのかなぁ。なんて。
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大家さんが亡くなってしまったことを聞いていたので
大家さんを思い出し一つ一つを噛みしめながら読み進めていきましたが、ラストはおぼろげに描かれているのに
それが更に悲しい思いになり涙が出そうになってしまいました。
以前よりも矢部さんが大家さんに心を寄り添いながら
一緒に行動していて、大家さんも出かける時には特に
その時間を大切に楽しんでいる姿がとても微笑ましかったです。
戦争を知らない世代では、
普段普通に生活している時には戦争のことは思い出す
ことは殆どないですが、大家さんは戦争を体験したので
日常生活の上で常に戦争の事を思い出されていて
とても辛いような気がしてしまいました。
売れない芸人さんの言った言葉で
枯れた花は咲かない。
でもそこから学べること。
美しさは沢山ある。大家さんはただ下っているんじゃない。
ゆっくりと景色を楽しみながら下っているんや。
急いだ上りでは見えなかった景色を違う角度から
ゆっくりと見ているんや。
という言葉がとても印象的で素敵な言葉でした。
親子でもなく友達でもなく世代を超えた
心の触れ合いがとても良く、こうゆう体験は
のちの人生を過ごす上でとても貴重だと思わされました。
大家さんのことはもう描けないと思いますが、
これだけの心温まる素晴らしい作品が描ける才能があるので
心の整理がついてからでも良いので、
別の漫画を描いてみても良いかとも思いました。
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『大家さんと僕』続編。
大家さんは亡くなってしまった……。
悲しい、けど、最後の、まるで熟年夫婦のようなやりとりがこそばゆいなあ。
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読者がこれだけ寂しんだから矢部さんのお気持ちを考えると辛い。
大家さんと矢部さんの出会いをおすそ分け頂いて、ほっこりさせてもらいありがとうございます。