サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇 みんなのレビュー

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
一般書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー95件

みんなの評価4.2

評価内訳

95 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

「神はここにいる」

2010/03/04 02:07

8人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みどりのひかり - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今、映画で話題の「人間失格」が収録されているこの本ですが、今日は「走れメロス」のことについて書いておきたい。

「安吾と太宰」ということで、昔よく比べられ、私も三十数年前、四十年近く前、両者の本を読みました。どちらかというと

安吾

の方に夢中になりました。安吾の書いたものは比較的記憶に残っているのですが太宰の方は当時よく分からないままに読んでいたように思います。記憶にもあまり残っていません。

 「走れメロス」は7年くらい前に、小学校の音楽の教科書に、あらすじと、歌が載っているのを見ました。(歌は、作詞 あだち やえ、作曲 岡部栄彦。出版社は忘れました。でも作詞作曲者が判るので特定はできるでしょう。4年生くらいの教科書だったと思います。)
 この「あらすじ」はある意味もとの太宰治の原作を離れていて、それでいて感動のある素晴らしいものでした。

引用しますと、


 人々を苦しめていた国王に立ち向かったメロスは、いかりにふれてしょけいされることになってしまいました。
 ふるさとに残した妹の結こん式のために、メロスは三日間だけ時間をのばしてくれるようにたのみました。王はメロスの身代わりに友達をとらえておくことを条件に許したのでした。


と、このように始まります。妹の結婚式をすませ、もどる途中に出会った障害により、メロスに残された時間は刻一刻とせまってきます。

最後の文章は次のようになっています。


 友情のあかしに命まで投げ出した友達のもとへ、メロスはかけこみました。「しょけいされるのはわたしだ。メロスはここにいる。」



 この最後の文章が簡潔でいいですね。
「メロスはここにいる。」は

「神はここにいる」

と聞こえて来ます。背景の絵には、二人の傍らに、はりつけ用の十字架が燦然と輝いて立っていました。


 太宰の原作は、このような終わり方ではないですね。メロスは間に合わないように行くことをチラッと思った一瞬があったこと、友は一度だけメロスを疑ったことがあったことを告白し、自分を殴ってくれと二人とも言い、それぞれ一発づつ殴りあいます。


 でも、この音楽の教科書の「走れメロス」はそんな場面は載っていません。

 身代わりを頼んだ瞬間、いやそれ以前から、友はメロスが帰って来ようが来まいがかまわないのだ。そんな間柄だから「メロスはここにいる」が「神はここにいる」に聞こえるのだと思う。

 隆慶一郎が書いたらどうなっただろうなと思う。音楽の教科書のメロスになるような気がする。


このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

人間失格

2015/08/09 08:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やなぎだ - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んだ中では人間失格が一番好きでした。
自分と重なるところを見つけて憂鬱になりながらも読み終わるとずっしりとした充実感があります。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

歳を重ねたからこそ

2019/07/19 20:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たまみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

40年ぶりに「人間失格」を読みたくなり購入。当時は10代、しかも教材で強制的に触れたこともあり、ジメジメ、難解な印象のみ。読み返してよかったです。人生経験も手伝ってか、主人公に共感できるところもあったのに驚いています。現在10代後半の我が子にも向き合って欲しい一編です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

多彩な短編集

2018/09/17 18:32

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:朱里 - この投稿者のレビュー一覧を見る

太宰治の代表作『人間失格』は全体に漂う陰鬱さとともに、読んでいて時折ドキリとするような心理描写に思わず惹き込まれてしまった。その一方で『富嶽百景』のような穏やかな雰囲気の作品も収録されており、太宰治の多彩な魅力が感じられた。
個人的に『トカトントン』が不思議な雰囲気の中に共感してしまう場面が多くて好きな作品です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

名作を読みやすく

2019/03/05 00:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

作品解説や年譜付きであるばかりでなく、現代仮名遣いに直されていおり、外来語の書き方(「スウプ」など)に原文の古めかしさが仄かに残っていますが、おおむね読みやすく、注も丁寧で、読みながらわからないところを調べる手間が省けました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

学生時代が懐かしく

2016/03/17 22:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ガンダム - この投稿者のレビュー一覧を見る

久しぶりに太宰作品を読みました。まだ完読はしていませんが、私は作品のなかに込められたユーモア的な部分が好きで愛読しています。何度読んでも
面白い。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/10/18 14:17

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/06/14 09:50

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/07/18 21:08

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/10/03 16:18

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/11/27 18:27

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/12/28 19:16

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/09/25 12:56

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/12/04 10:16

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/05/21 16:30

投稿元:ブクログ

レビューを見る

95 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。