とっても分かり易く、スラスラと読む進められる宇宙についての書かれた一冊です!
2020/06/05 10:38
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、宇宙物理学者であり、宇宙論やインフレーション宇宙論の提唱者としても知られる佐藤勝彦氏による非常に分かり易い宇宙について書かれた書です。私たちは誰もが、「宇宙はいつどのように始まったのか?」とか、「宇宙の未来はどうなるのか?」とか、「宇宙は一つだけなの?」とか、様々な疑問をもっています。現在、宇宙を探る技術は以前と比べ、各段に進化しており、様々な謎が解き明かされてきています。同書は、こうした現在の科学技術の成果を踏まえ、宇宙についての謎を解き明かしていこうという一冊です。同書の内容構成は、「序章 宇宙はなぜこんなに魅力的なのか―宇宙論への招待」、「第1章 宇宙はどんどん大きくなっていた!―宇宙膨張の発見」、「第2章 昔の宇宙はミクロの火の玉だった!―ビッグバン宇宙論の登場」、「第3章 宇宙は倍々ゲームで膨れ上がった!―インフレーション理論の大活躍」、「第4章 宇宙は無から生まれた!?―量子重力理論が語る宇宙の始まり」、「第5章 宇宙は無数にあった!?―第二のインフレーションとブレーン宇宙論の衝撃」、「第6章 宇宙は将来どうなるのか?―宇宙の未来の姿を探る」となっており、誰でも理解でき、スラスラと読み進めていくことができる、とっても興味深い一冊です!
ひも理論について知りたくて購入
2020/12/22 19:35
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投稿者:うさぎさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生から遠ざかると新しい物理の知識に出会いにくくなります。簡単にしっかりと記述されているので大人にもおすすめです。
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「宇宙はいつどのように始まった?」「宇宙の未来は?」「宇宙は一つじゃない?」…ブラックホールの直接撮像や重力波検出など天文学史・物理学史に残る世紀の大発見が続く一方、未だ科学者たちの興味を引きつけて止まない未解明の謎が山のようにある。138億年の壮大な宇宙の歴史の旅に、一緒に出かけてみませんか。
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現在、5冊の本を同時に読んでいる。
勿論「同時に」といっても両手に5冊を広げて読んでいる訳ではないが。
僕はよくこういう読み方をするのだけれど、その中に1冊は箸休め的な本も含める。
本書もそんな箸休め的に読んでいた一冊。
佐藤勝彦氏の著書は判りやすいものが多く、僕自身、この方が書いた相対性理論の本を読んで物理学に興味を持った。
よって、「これまた判りやすい本だろうな。しかも14歳から、となっているし」という軽い気持ちで箸休めに選んだのだけれど、結論から言えば、箸休めとして読むにはちょっと難しい。
でも、「じゃ、きちんと読んでみるか」となると、物理学が好きで、ある程度の冊数を読んでいる身としては、ちょっと物足りない。
実に中途半端というかなんとういうか(そもそも箸休めで選ぶこと自体が失礼なのだけれど)。
それでも相対性理論やビックバン、インフレーション膨張といった宇宙学を判りやすく解説してあるので、物理学へのとっかかりとしてはいいかも。
ただ、相対性理論を知りたい! という方にとっては、同じく佐藤勝彦氏が監修した「『相対性理論』を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界」が絶対のお勧めです。
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はじめて宇宙に関する本を読みました。
「相対性理論」や「ブラックホール」等のどこかしらで聞いたことのあるような単語から、今まで全く聞いたこともないようや言葉までたくさん知ることができました。
今まで天文学に対して若干の興味はありましたが、
中々自分自身の中で、それらの本を読むことはハードルが高かったです。
全体的に一つ一つに分かりやすい説明や図が添付されてあって私的には分かりやすかったですが、後半のほうが頭が混乱する人もいるかもしれません笑う
この本を読んで宇宙に対してより一層興味が湧きました。まだまだ分からないことだらけかもしれませんが、だからこそ知りたい、知った時の喜びは大きいのかもしれませんね。
著者をはじめとした、日夜天文学を研究されてる全ての方に敬意を込めて感謝したい気持ちです!
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益田ミリさんの漫画が冒頭にあってうれしい。できたら、途中にも挿入されていたらもっと嬉しい感じです。このほのぼのした雰囲気が宇宙論には似合うような気がしてきました。宇宙論をわかりやすく解説していて、8割くらい理解した気持ちになって読めました。でも、どうしても自分の世界でしか捉えられないから、9次元とか10次元の世界って、創造もつきません。それは私たちが3次元の世界に閉じ込められているからだそうです。漫画の主人公が紙という2次元に閉じ込められているようにって言われると、人間にはまだまだ、とんでもない未知なるものがあるのだろうって気になります。
来週、宇宙論講座を受けるための予習にはぴったしのいい本でした。私は壮大な冒険小説のように読んでいました(^^;
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大学ビブリオバトル・オンライン大会2021予選会inいこまで発表された本です。
2021.10.23
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いゃ〜この本は素晴らしい。この著者がインフレーション理論を発見した人であることさえ知らなかったのですが、実に分かりやすく宇宙の誕生のことを書いています。
中学生並みの頭脳しかない私にとっては、このレベルから語ってくれるのは大変ありがたい。それでいてレベルは決して低くなく宇宙が膨張している様子を克明に語ってくれる。いきなりビッグバンではなく、真空エネルギーによるインフレーションの後に、熱エネルギーによるビッグバンが起こったという説明でやっとインフレーションが必要だったことの意味を理解した。宇宙背景放射とか暗黒物質とか重力波とか訳のわからないことについての整理もできた。
宇宙について知りたい人にとってオススメの一冊です。
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「ランアケア超銀河団 局所銀河群 銀河系 オリオン腕 太陽系 第三惑星」
地球の住所です。うーん、長くてびっくり。
丁寧に順序立てて説明されていて、例もわかりやすくストンと納得できる内容です。
全6章のうち5章あたりから、暗黒エネルギー、暗黒物質???
私の頭は必死に理解しようとフル回転です。
表紙から中学生向けの本だと思いきや、私は途中から苦戦しました。
益田ミリさんの10ページ程のマンガが、ホッとします。
宇宙に興味のある方にお勧めです。
もちろん、中学生にもお勧めです。
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以前益田ミリさんの「夜空の下で」という宇宙に関連するコミックエッセイを大変面白く読んだことがある。
本作も益田さんの名前が入っていたので同様のコミックエッセイだと思って購入。
けれど益田さんの絵は巻頭の「138億年38億年の向こうへ」と題した20ページ程だけ。
あとは宇宙論研究者である著者佐藤勝彦さんの真面目な宇宙に関する宇宙論!
これが結構理解するのが難しい。
「14歳からの宇宙論」というタイトルから中学生程度の宇宙観で理解できるものと思っていたのに71歳の私が知らない現実と言葉だらけ。
そもそも私の考えている宇宙というものが本来のものと大変違うのだということに気がつくという程度にしか理解が及ばない。
著者曰く14歳という年齢が「目に見えず、直感が通用しない世界の存在に気づけるようになる年齢なのだそうだ。
宇宙を理解するにはまさにその気づきが必要なのだと。
であれば14歳をはるか昔に過ぎてしまった私には少々理解しにくかったのも仕方ないかもしれない。