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著者の代表作がまた一つ
2014/11/13 01:56
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
書名が表しているように、およそ250ページの単行本一冊に不条理ギャグが溢れんばかりに詰め込まれている。
吾妻作品を構成する三要素――ギャグ(殊に不条理ギャグ)、SFマインド、美少女(美しいというよりは、かわいい)のうち、不条理ギャグを前面に押し出し、かわいい女の子を添え、時折SF色を交える。
「○月○日 ~をする(or した)」で始まる各エピソードが、一コマから数コマ、数ページと長さもまちまちに、次々と繰り出され、そのすべてがありふれた日常を離れた不条理な世界だ。
帯の推薦文で高橋留美子が「一人大喜利」と表現しているが、正にどれだけ不可思議な世界とギャグを生み出せるかという「一人ネタ出し合戦」といった印象。
例えば、「飛び出す絵本を読む」では、ページをめくる度に様々なものが飛び出してくる。
また、海上を漂流しているときには、続々と多種多様なものが姿を現す。
一コマだけのネタが、いくつも連続して繰り出されると、その非日常的なめくるめく不条理世界に取り込まれていくかのようだ。
ここで、その不条理性に「なんで」と問いかけてはいけない。
目の前に描かれているものは、見たままそのものでしかなく、「なんで」という問いは無粋でありナンセンスである。
ここは、この日常を離れた無秩序で不条理な混沌世界に身を委ね、存分にそれを楽しむのが正しい読み方というものだ。
実際、僕は、次はどんなネタが飛び出すかと、うきうきしながら楽しく読んだ。
帯の文句に「最高傑作」とあるが、著者の代表作の一つに加えるに十分な傑作だ。
ちなみに、本書後半から著者(の分身)が、胸に「SOBER」と書かれた黒いTシャツを着ているが、これは以前鬼束ちひろのHPで、販売されていたもの。
(sober…シラフの、酒・薬をやってない)
(カバー裏に、「著者判断によるボツ原稿」が掲載されている。本書がただ勢いだけで描き進められたのではないことの証左である)
虚構と現実
2017/03/30 09:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
入り乱れた奇妙な味わいの絵日記になっている。アルコールの誘惑に負けることなく、健康的な創作活動を続けてほしい。
さすがの吾妻ひでおです
2015/03/02 13:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tomyam0702 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どのページも、可愛くてなさけなくていて高尚なシュールさがすばらしい。『失踪日記』の衝撃を上回るのは難しいかな、とは思いますが。
カオスノート
2015/04/12 12:40
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投稿者:REON - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当にカオスだ。支離滅裂だ。吾妻ひでおの世界観。また他の漫画も読んでみたい。