溺愛アルファに娶られたホテル王【特別版】 みんなのレビュー

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

オメガバースもの
得意ではない分野ではあるのですが、
ホテルが舞台ってところと
それ以上に表紙に釣られた感があります。
これ…かなりすごいですよ。
足に引っかかっているものに
さすが笠井先生と呻いてしまいました。

それは置いておいて。
もっと痛い内容かと思っていましたが、
タイトル通り溺愛アルファが良い仕事してくれていました。
それでもオメガである入間がこれまで受けてきた扱いは
酷くて痛いです‥‥
オメガバースを得意としないのは、この理不尽さが痛いからなんですよね。
（それと出産）
父との件についてはなんかもやもやって感じは残ります。
小野によって救済されはされているのですが、
この程度で良いのかというもやもやは残りますけれど。

タイトルとおり小野の溺愛アルファぷりが甘々でして。
入間はぐずぐずに溶かされていますし
二人の間には痛いところはなくひたすら甘かったです。

☆3.5

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

表だった差別は禁じられているものの、アルファ優位な社会の老舗ホテルが舞台です。

ネタバレがあります。

●各国のホテルで修行し入間の秘書となった35歳のアルファ攻め・小野大和
●妾の子ながら東国ホテルの跡継ぎとして育てられた29歳のΩ受け・多賀入間
○受け視点

多賀一族が経営する東国ホテルの総支配人に、29歳の若さで就任した入間。それは入間の意に反する人事で、αの異母弟が成人するまでの繋ぎであり、父の意のままに働かなくてはならず、入間は心を痛めていました。また、入間の抵抗勢力である重役たちの存在も、悩みの種です。そんなある日、誰も味方がいない入間のもとに秘書候補がやって来ます。入間はその男、小野が運命の相手だと一目で気付きました。でも小野は気付いていないようで・・・

家族との触れ合いも知らず、一族が代々経営したホテルを守るための駒にすぎなかった入間が、秘書としてやって来た小野と出会い番になるお話。

小野がとにかくジェントルマンで、秘書以上の働きぶりに（何か裏があるのでは？裏切るのでは？）と思いながら読んでしまいましたが・・・仕事もプライベートも支える、ただの溺愛系スパダリαでした（これで裏切ったら洒落にならないし、人間不信になって立ち直れない）。

圧倒的なハッピーエンドとはこのことでしょう。

笠井あゆみ先生の修正上等なイラストはため息が出るほど美しさでした。