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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
トヨタ自動車の豊田章男社長について、多面的に描かれていて、興味深く読むことができました。期待したくなる企業人です。
豊田家の社長という重荷を背負う人間を描く一冊
2020/09/03 23:16
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
気がついたら、日本を背負ってしまったトヨタ自動車の創業家にして、現在のトヨタ自動車の社長である、豊田章男氏の生い立ちから現在までの姿を描く一冊。豊田家という重荷を背負って生きてきたことは語り尽くせない事が多くのが、滲んでいるし、結局はトヨタ自動車に入り、そこでの周りからの目も辛かっただろう。そして、社長としての一つのハイライトはアメリカでの公聴会に呼ばれたことだ。これも当初の対応が甘かったこと、アメリカビッグ3を抜いてしまったことでトヨタが標的とされたこともあったが、なんとかあの危機を乗り越えたことでトヨタはこの10年間を業界トップとして、君臨することができたのだ。惜しむらくは、モビリティカンパニーへの転換を打ち出した背景がこの本を読んでも分からないことだ。おそらく、豊田章男氏にしか見えていない世界があって、日本が世界一の大きな領域を持つために打ち出したものかと思っているが、これほど密着した取材ができているのであればその点を深掘りして欲しかった。全体としては、この本を読むと、日本を代表する企業のトップはやはり不断の努力を積み重ねていることが分かり、力が湧いてくる。
基本的には美しいことしか書かれてはいないんだけど、今の日本で最も顔の見える社長だ、ということは事実
2021/05/05 14:12
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投稿者:オオハシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
週刊東洋経済で連載されていた記事を同僚が全回をPDFにして回覧してくれていたのであらかたは読んでおり、かつ直近の電子版が無償回覧されていた時期にもある程度読み進めていたので改めての物理本として4月で読み切れました。
僕は名古屋で生まれ育ってトヨタが好きだし、確かに傲慢だという話も耳にしたりするが、やはりものづくり企業としてTPSを推進したりトヨタは好きです。
そしてなんとなく好きだったのはなんだっけ?というところはこの本でやっぱりわかりました。「産業報国の精神」これも僕は大好きな企業である松下さんの精神と一緒、Integrityな企業であることを第一としている。あぁそういうことなんだ、と。
もちろん企業小説なので「トヨトミの野望」や「逆襲」とは異なって基本的には美しいことしか書かれてはいないんだけど、今の日本で最も顔の見える社長だ、ということは事実なんだと思うし、トヨタに努めている友人からの社内情報でもやっぱりいい話はいろいろ聞いている。トヨタイムズも大好きです。
モビリティカンパニーへの転換を宣言し、WovenCityでのNTTとの協業、澤田社長もめっちゃIntegrityな人ですしね。 と、さておき、やっぱり読後感も元気が出たし、がんばんなきゃな、とは思いました。
(あ、またトヨトミの逆襲読みなおそうかな…)
さてはじめにから抜粋
『章男は、勝つために何をすべきかを突き詰め、ストイックに追及するアスリートの特性を有している。目標を定めて努力を惜しまない。溢れんばかりの情熱、前を見て突き進むひたむきさ、誠実かつ真剣に取り組む真摯さなどが、社長業へのエネルギーの根源であることは間違いない。』
経営者の「覚悟」
2020/10/18 18:48
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投稿者:ロビン - この投稿者のレビュー一覧を見る
一番感じたのは経営者としての覚悟がある事。例え上手く行かなくても下がる事なく進んで行く、社長自らか率先して取り組む姿と、現場寄りの進め方に、今まての社長との違いを感じる。そして時代とともにに変化していっていること。覚悟があれぱ、できる事は沢山あることを学びました。社長に限らず、誰にても当てはまる事ではないでしょうか。
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2020/03/19東洋経済 無料配信
①社長がいかにして作られるか
②やはりITに精通したものが、勝つ
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3世というトヨタを継いだ人の考え方がわかる。
どれだけ努力しても親の七光りだと言われる。評価をされるのは死んだ後。
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【豊田章男は、”突然変異”ですよ】(文中より引用)
日本を代表する企業のトップを務めながら、常に変革の必要性を訴え続けてきた豊田章男。誰もが知る企業のあまり知られていない経営者の実像に切り込んだ作品です。著者は、日本の代表的企業を数多く取材してきた片山修。
豊田章男氏がここまで好奇心をかき立ててくれる人物だとは......。「本家」の責任感と「反骨」の気概を備えた異端の人としてとても印象に残りました。多くの読者が印象に残る言葉の数々と出会える一冊でもあるかと。
でも評者はペーパードライバー☆5つ
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週刊東洋経済で連載されていた記事を同僚が全回をPDFにして回覧してくれていたのであらかたは読んでおり、かつ直近の電子版が無償回覧されていた時期にもある程度読み進めていたので改めての物理本として4月で読み切れました。
僕は名古屋で生まれ育ってトヨタが好きだし、確かに傲慢だという話も耳にしたりするが、やはりものづくり企業としてTPSを推進したりトヨタは好きです。
そしてなんとなく好きだったのはなんだっけ?というところはこの本でやっぱりわかりました。「産業報国の精神」これも僕は大好きな企業である松下さんの精神と一緒、Integrityな企業であることを第一としている。あぁそういうことなんだ、と。
もちろん企業小説なので「トヨトミの野望」や「逆襲」とは異なって基本的には美しいことしか書かれてはいないんだけど、今の日本で最も顔の見える社長だ、ということは事実なんだと思うし、トヨタに努めている友人からの社内情報でもやっぱりいい話はいろいろ聞いている。トヨタイムズも大好きです。
モビリティカンパニーへの転換を宣言し、WovenCityでのNTTとの協業、澤田社長もめっちゃIntegrityな人ですしね。 と、さておき、やっぱり読後感も元気が出たし、がんばんなきゃな、とは思いました。
(あ、またトヨトミの逆襲読みなおそうかな…)
さてはじめにから抜粋
『章男は、勝つために何をすべきかを突き詰め、ストイックに追及するアスリートの特性を有している。目標を定めて努力を惜しまない。溢れんばかりの情熱、前を見て突き進むひたむきさ、誠実かつ真剣に取り組む真摯さなどが、社長業へのエネルギーの根源であることは間違いない。』
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トヨタの社長、豊田章男を語った本。
3代目のお坊ちゃんと揶揄する人もいるが、とてつも無いプレッシャー、孤独に晒されながら、大企業トヨタを引っ張って行く姿は本当にすごい。大企業で過去にない利益を出したとしても危機感を持って対応して行く姿には本当に素晴らしい。他の会社の社長も是非見習うべき存在だと思う。
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トヨタの名に恥じぬ章男氏だと、新ためて思う。このコロナの環境の中、今出来る事を我が社でも行おう。 当社も先代からの企業理念がしっかりあるが風化しない様よう、また単にカネ儲けに走らぬよう気を引き締め経営していきたい。
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豊田社長の人物像、創業者一族としての苦悩、取り組んで来たこと、取り組もうとしていることはよく理解できた。
ただ、事実や起きたことが中心に描かれていたように思われ、膝を打つような表現が少なく、途中からやや退屈に感じてしまった。
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日本で最も優れたリーダーとは?を探究。創業家だからこその苦労、社長としての試練は想像を超える。試練の中で悟り、幸福を感じ、腹が座る。本当の持続的成長のためには成長の方法も常に変化していかなければならない、など、考えさせられる点が多かったが、あまりに凄すぎて感じられきれなかった。。
・道の探究。報国のための安全と改善の追求。徹底した現地現物。イチローに通じる生き方
・経営者としての成長。下積み時代を経て、自ら責任をとる決断ができる。リコール問題や大震災でのリーダーシップ
・松下の世襲とは違う、創業家が残したもの
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企業の社長の顔は、新聞やテレビからでは分かりにくい。トヨタがリコール問題で米国で叩かれて、公聴会の後が先か、章男社長が涙ぐんでる映像が流れた記憶がある。その時、何があったのか?自動車産業もコロナ禍で、大きな波を被っているけれど、このトヨタは、きっと耐えて、進むのだろうと。ひたむきで不屈の姿が眩しい
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豊田章男さんの人間味あふれるお話、エピソードがよかったです。こういう方が会社の社長、会長をやられている会社の車は乗っていて楽しいですよね。
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日本一の大企業トヨタの御曹司である豊田章男氏のドキュメントヒストリー。
トヨタという会社は知っているが、私は車に乗らないし全くと言っていいほど自動車自体に興味もない。
それでも日本を代表する会社であるトヨタという企業で、豊田家という血筋をもって生まれてきたが故の苦悩や努力はとても興味深かった。
著者である片山氏の文章は抜群に読みやすく、そのままドラマや映画にしても良い位です。
日本に限らず世界の未来がどうなるかはわかりませんが、トヨタの未来がどうなっていくのか行く末が楽しみです。