トランプノミクスへの警鐘
2016/12/26 20:26
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投稿者:もこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上げ相場で浮かれて過大なリスクを取らないようにするための、戒めの本。投資の世界ではリスクとは「価格の変動」を指すとされているが、実際には損失を被ることであり、利益を上げるためにはリスクを取ってより高いリターンを目指すのでなく、相場が変わって下げ相場になった時も損失を限定させるのが基本。そのためには、「安く買って高く売る」を愚直に繰り返すのが一番。今のように株価が上がっている時に読んでおきたい。
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投稿者:撫子の丘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
投資とはこうすれば成功するとかこうしなければ失敗する。というものではないのでしょう。一筋縄にはいかない。
感じ取ることに長けてること、センスも大事なのでしょう。
よりベターな方向に思考をもっていくことにも精一杯なので、ベストな投資思考姿勢は自分にはありえないです。
投資で重要な心構えが網羅しています。
2023/02/07 23:27
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投稿者:vit - この投稿者のレビュー一覧を見る
投資、特に長期的な投資に対する重要な心構えを20項目に分けて説明しています。知らず知らずに実践しているものもあれば、そういう考えもあるのかということもあります。投資をする人ならば読むべき本だと感じました。
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投稿者:ぴょん - この投稿者のレビュー一覧を見る
相場の予測は不可能である。
個々の決断の良しあしは結果で判断されるものではなく「結果オーライ」では長期的には利益をもたらさない。
良書だと思うが。
2016/01/08 17:43
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投稿者:FM - この投稿者のレビュー一覧を見る
投資本としては本当に良書だと思います。面白く読めました。
しかし、投資はあくまで実戦で役に立つか?だと思います。
その点で、本当にこういう理論が役に立つかは、わかりません。
きっと何度も読み返すべき本
2023/07/15 09:18
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
投資会社の共同創業者が顧客に向けて書いた手紙の中から自らの投資哲学の中で大切だと思うことを20個あげて説明している本。二次的思考をめぐらす、バリュー投資を行う、心理的要因の悪影響をかわす、逆張りをする、無知を知る等、どれも大切と思うことばかりでしたが、難しくて一読しても十分に理解できませんでした。きっと折に触れて何度も読み返すことで理解を深めていける本で、その価値のある本なのだと思います。株式市場から退場させられないように、時々読み返したいと思います。
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投稿者:sas - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり深く考えもせずに、何となく株を買うことがあります。
この本を読んで大いに反省しました。
頭を使いつつ、自分の心を律しながらマーケットと向き合わなければならないことを痛感しました。
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投稿者:ぽち - この投稿者のレビュー一覧を見る
トレードの手法というよりは、考え方について書かれた本です。
「安く買って高く売る、多くの人が考える一時的思考の先の2次的思考を考える、など参考になることが多かったです。
20じゃ足りない
2016/09/01 09:59
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
投資がいかに利益をもたらすかは伝わってくる。一方でリスクもあるはずなので、それぞれの局面に具体的な成功事例や対策がほしかった。
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大不況下でも勝ち続ける投資運用戦略と思考法。
この本はハウツー本というより投資哲学、です。
■投資で平均以上の成績をあげるには「二次的思考が必要」。人と同じ行動をせずに先を読む行動をできる。
■投資にはバリュー投資とグロース投資の2つのアプローチがあるが、はっきり線引きすることはできない。グロースは将来性の重視、バリューは現在の価値を重視。
■投資は「良いものを買う」ことではなく「ものを上手く買う」ことである
■リスクは未来にのみ存在するものであり、未来がどうなているのか正確に知ることは不可能。
■サイクルの波がなくなることは決してない
■すぐれた投資家になるためには守りが重要な要素(守りのテニス型)
一つ一つはなるほどーって感じがするけれど、別にそれほど特別な事は言ってないんじゃないの??と言うのが全般的な感想。
ただ、投資の世界のど真ん中にいると見えなくなる事だったりするのかも。
機関投資家じゃーないんだし、別に平均以上の儲けを常に追求する必要もない。大負けしなければいいし、したい時だけ、勝てると思うときだけに投資すればいい。
ってスタンスが一番いいなーと思うなー。守りのテニス型で行こっと。
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具体的な投資手法について書かれた本ではない。投資哲学について書かれている。景気動向は考えても無駄だが、個別企業の業績は判るというのは僕の経験とは逆だ。再読したい本である。
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2次的思考をしている人は多くいると思うが、それを使えている人は少ないのではないだろうか?意識して行こう。
バリュー株(割安株),グロース株(成長株)に投資する。
リスクとは何か,哲学的なまでに考える。
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市場、周囲に惑わされず、逆張りで行動すること。
サイクルは繰り返す、リスクが存在しないと思うことが最もリスクが高い。
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世界一の投資家として知られるウォーレン・バフェットが、「極めて稀に見る、実益のある本」と絶賛。彼が本書を大量購入し、経営するバークシャー・ハザウェイの株主総会で配布したと知り「即買い」しました。
原著は『THE MOST IMPORTANT THING :Uncommon Sense for the Thoughtful Investor』。2011年アメリカで出版され、ニューヨーク・タイムズ紙のビジネス書部門でもベストセラーにランクインしたそうです。
著者のハワード・マークスは、運用会社オークツリー・キャピタル・マネジメントの共同創業者兼会長を務める方。同社は高利回り債(ハイイールド債)と不良債権への投資を得意とする運用会社としては世界最大級(運用資産残高約6.2兆円)であり、「リーマン・ショックで最も稼いだ運用会社」として知られる「逆張りファンド」です。
本書は、著者が過去20年間にわたり書いてきた顧客向けレターを核として記したものになりますが、読み始めて「はじめに」出てくる以下の文言に目がすぐ留まりました。
本書の内容がもし「とてもおもしろかった。これまでほかの本で読んだことすべてを裏づける内容だった」と感想をもらす者がいたら、私は本書が失敗作だったと感じるだろう。私の狙いは、読者がこれまでに触れたためしのない投資に関するアイデアや思考方法を伝えることにあるからだ。「そんな風に考えたことはなかった」と言ってもらえたら本望である。
さて、本書の内容は?
本書は「投資のマニュアル本」や「ざっくり読んで、テクニックを身につける」類の本ではありません。
「じっくりと熟読して、思考方法を自分のものにする」タイプの本です。
著者曰く「本書は、私の投資哲学の声明文」。
個人的に印象に残ったフレーズの中から「厳選」してメモしておきます。
我々は理論をあくまでも決断の手がかりとすべきであり、理論そのものに支配されてはならない。また、理論を完全に無視すれば、大きな過ちを犯しかねない。
むしろ、投資アプローチは固定化したり、機械的に当てはめたりするのではなく、直感的に決め、状況に応じて適応させていくことが肝心なのだと声を大にして言いたい。
(バリュー投資とグロース投資の)どちらのアプローチを採用するのかは、割安感と成長性のどちらかではなく、今日の本質的価値と明日の本質的価値のどちらかを重視することではないか。
株価水準について正しい見解を持っていても、意志が固くなければ、あまり役に立たない。誤った見解の持ち主の意志が固い場合、状況はさらに悪化する。
資産の質の高さには容易に気づくことができるが、割安であることを察知するには鋭い洞察力が必要とされる。このため、投資家はしばしば客観的に見た資産の質の高さを投資機会と勘違いする。
投資の世界で最も重要な学問は会計学でも経済学でもなく、心理学である。
理論上、リスクはボラティリティと定義されているが、その枠組みにとらわれずに、最も重大なリスクは損失を出すリスクであることを理解しなければならない。
損失を回避することは自ずと全体の収益力を高める。
投資で成功するには、一般的な見方と相容れないために居心地の悪さを感じるポジションを貫き通す必要がある。
以上の文言を見るだけでは、ちょっとその良さをお伝えするのが難しいですが、ペンシルベニア大学ウォートンスクールを成績優等で卒業し、シカゴ大学経営大学院でMBAを取得後、金融の世界に入った著者ですから、効率的市場仮説等の理論はもちろんおさえたうえで、「リスクコントロールの重要性、投資の一貫性と損失の回避、効率性の低い市場への特化、マクロ予測や相場予想に依存しないこと」を特徴とした「ディフェンシブ」な投資戦略の考え方が随所に散りばめられており、私には大いに参考になりました。
まさに、手元に置いて何度も何度も反芻したい含蓄ある言葉で溢れた一冊です。
投資経験が相応にある方に、特にオススメします。
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久しぶりに読んだ投資本だけれど、バフェットが自社の株主総会で配ったというだけあって、彼の投資理念とも多いに通じるところのある良書だった。お手軽なハウツーや確実に利益を上げられる手法などは書かれていない。著者が40年のキャリアの中で築き上げてきた投資哲学、リスクについて知っておくべきことや賢明な投資家が市場に臨むにあたって心がけるべき態度などが綴られている。特にリスクについては金融理論とも違う現実的な解釈がなされていて、参考になった。