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投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
劉備、関羽、張飛の三馬鹿も、曹操も死んで三国史演義的には第四部でメインパートは終わってるけど、本作の主人公は諸葛孔明なので、孔明が死ぬまで話は続く。
原作にそう書いてあるからしょうが無いのだろうけれど、結構なんだかなぁの展開で、語り手も、なんだかなぁと思いながら語っている節がある。
メインキャストはどんなに苦境に落ちても最後は「あちょー」と叫ぶと敵が勝手に吹っ飛んで切り抜けてしまうのは、今どきのバトルものの漫画にも通じる。(まあ、趙雲が死ぬまでですけれど)
地図が付いているんだけれど、文中に出てくる地名がほとんど載って無くて役に立たない。
前にも書いたけれど、本が厚すぎる。なぜ上下巻に分けないのか。文庫本の携帯性が損なわれている。こんなことでは益々電子書籍に持って行かれてしまうぞ。本屋を潰す気か。
酒見版三国志最終回
2020/10/21 19:41
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投稿者:再版 - この投稿者のレビュー一覧を見る
酒見賢一版三国志最終回、劉備没後。
曰く、三国志演義は曹操と孔明の物語なのだそう。横山光輝は曹操物語と規定していました。個人的には、横山光輝に近く劉備の死までだと思います。
なので、七擒七縦や秋風五丈原にはあまり魅力を感じない。
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これにて終わりにそろ。
三国志はやっぱり、面白いね。ここまでぶっとんだ設定でも、劉備は劉備で、曹操は曹操で、孔明は孔明として生きて、舞台から消えてゆく。
これからも「孔明のヨメ。」を読んでいくし、三国志から完全に離れるわけじゃないけど。
まずは酒見さん、お疲れ様でした(^^)
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【酒見版『三国志』、ここに完結!】盟友を亡くし失意の孔明は、魏を倒すため北伐を決意する。蜀と魏が五丈原で対陣する時、孔明最後の奇策が炸裂する! シリーズ完結。
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諸葛孔明死す。
蜀に集まった英雄は、皆いなくなってしまった。
ひとつの時代に、多くの英雄が現れ、歴史を動かしてきた。
互いに切磋琢磨して、輝きを増したのだろう。
冒頭の、三国志をラーメン店の勢力争いに模した話は、分かりやすくて、面白い。
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劉備亡き後のお話はどうなんだろう? と思いながら読み始めましたが、南方成敗も滅法面白かったです。
結局最後まで読むスピードは衰えませんでした。
最後の方、しんみりしてしまうのは仕方がないですね。
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評価は5巻を通してのもの。
様々な三国志の中でも特異な世界観の三国志。この第5巻は、流石に主だった登場人物も物故して、孔明の切れ味も鈍りがちになるが、最後にキラリと光り輝いて歴史に名を残します。
中国人にも判官贔屓ってあるのかな。現代の中国人にはない気がしますが。
案外、初めて三国志を読む人に本書はおすすめかもしれません。語り手(作者)が時折入れるチャチャが的を得てる気がします。
流石に全巻読破すると充実感はあります。その分星0.5プラスかな。
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酒味三國志、堂々完結。変態孔明もついに五丈原に散る。「ときどき、しんみりといい顔をする人でした」と語った孔明にゾッコンです。また三國志が豊かになりました。
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第2巻の長坂坡の戦いまでは凄まじく面白かったのだけど、その先はふつうの三国志演義になってしまったって感じだな。それが面白くないことはないのだけど、1巻2巻の面白さがあまりにも鮮烈だったために、どうしてもね。
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この最終巻では、劉備の遺児、劉禅を戴き、南方への遠征、そして五度に渡る北伐の末に、孔明が落命する件が描かれる。
私にとっては、マイ・ファースト三国志。
出師の表はかろうじて「聞いたことがある」レベル。
五丈原の戦い、「死せる孔明、生ける仲達を走らす」はこのことであったか、という体たらく。
第四部がなかなかしんどかったこともあり、読み通せるか心配だったが、冒頭の「ラーメン屋三国志」によるここまでのあらすじのおさらいで助かった。
劉備死後の孔明は、自分の柄に合わないことをやらざるを得なくなっている感が強い。
普通(!?)の三国志ものを読んでいたら、孔明の晩年はなかなか読んでいて寂しく、つらかったかもしれない。
が、酒見版では、天才軍師も変態軍師として、徹底的に戯画化される。
孟獲との七たびに及ぶ戦いも、どこか面白いお話として楽しめてしまうのだ。
どうしよう、もう他の三国志になじめないかもしれない。