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百貨店の外商の世界を描いた人気シリーズ第3弾はいきなり文庫。今回は、静緒ヘッドハンティングされるの巻、かな。今回もとても楽しませてもらった。が、敢えて苦言を呈すと、詰め込みすぎ。静緒が超多忙なのはよくわかるが、お客様のバリエーションの他、親のこと、同居人のこと、友人のことが次々と降りかかる。都度、静緒が教訓と結論めいたことを考えてくれるけどそれがひっきりなしなので疲れる。あと、作者=静緒になってしまっているように見える。それと章立てするなら各章のボリュームは揃えてほしい。今でも静緒はクビを覚悟しているようだが正社員は簡単にクビにならないし、実績もあるのだからやや不自然。外商というお仕事を通して、百貨店や物、サービスを提供することから見えてくる社会問題という切り口はとても面白いのでそこを読者が納得できるようにじっくり描いて欲しかった。後半の静緒の失言はちょいちょい面白かった。お客様は数千万円というお金をポンと使える人だけれど、そこと静緒の対比がもう少し見たかったな。何もかも順調にいきすぎてやや物足りなかったです。
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発売日当日に購入する程心待ちにしていた其の三。
重ねてきた周りの人との信頼関係も強くなるが、不惑の歳の心の揺れが絶妙。
仕事が大好きな女性の話はとても面白い!
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電子書籍でさくさく読めた作品
兵庫県在住なので
あーここはという風に実際の場所とリンクさせながら読むのが楽しい
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待ってた続編。静緒がちゃんと評価されてるのが嬉しかったし、桝家との同居が順調なのも嬉しいし、桝家の気持ちが嬉しすぎる、、、。もどかしい。仕事のことも転職してしまったら続編ないのでは?とヒヤヒヤして、転職して欲しいけどずっと物語を読みたい気持ち。羽鳥さん登場も最高!お別れは辛かったけど。君斗もすき。静緒が仕事しすぎてわたしも仕事がんばろって思えるからこのシリーズだいすき。〜のようなものでいいし、私は私。きっちりと型にはめられるとしんどい。最近よく実感するな、、、。
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待ってました、シリーズ第3弾。
毎回外商の仕事を通して、華やかな世界が覗けるのがとても楽しい。本来商品を売る仕事、なはずなんだろうけどそこまでする?って疑うようなことまで本当に何でもありなんだなぁ…
今回は、静緖が本気で転職を考えるわけだけど何が正しくていつどうすべきかなんてすぐ分かることじゃない。
そんなとき、焦りばかりが募るけど、とりあえず今を大事にすればいい。最後の桝家の言葉はそういうことかな。
「おいしければいい。生き方も。付き合い方も」
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百貨店外商のポジティブ社員を主人公に、業務で関わりを持つ「上流階級」との交流と、お金持ちであっても様々な悩みを抱える人たちのエピソードを散りばめながら、主人公の充実した日々と成長を綴っていく。
この小説の建てつけでいえば、「上流階級」の人々の描き方は、「普通人とは桁の違う金銭消費活動」の窓口である外商さんの目から見えるもの、という限定された側面になるだろう。高殿は、主人公にコンシュルジュ的職能を発揮させて、そこからお金持ち達の素顔に迫る、というアプローチをとっているようだが、やや強引だな。「上流階級」も、たまたま、不労所得を多く得ている人々、というだけであって、その描き方にはいろいろな切り口があるはず。ということは、この小説は「上流階級」のゴシップ的なエンタテインメントではなくて、キャリアウーマンのお仕事小説ということなのだろう。
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「鮫島さんは、モノを売るというよりは、気遣いや優しさを売っているんですね」
堂上の、静緒評だ。
だからこそ、お客様から厚い信頼を寄せられる。
著作権争い、子供の受験、美容整形まで、徹底的にお客様に寄り添う。
それだけではない。
お客様の急な引っ越しに伴う大量の買い物に協力してくれた、全ての関係者に心づけを渡す。
流石。抜かりはない。
桝家との関係もどんどん良くなってきたし(恋愛に発展しないところがまた、良い)、静緒ががむしゃらに頑張ってきたこれまでがこの先に繋がっていくようで、この先の物語も読みたい。
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今回も楽しませていただきました
物語を通して富裕層の世界を覗ける気分
でもそれだけでなく
いろいろ考えさせられること多めでした
終活のこと
家族のこと
居場所のこと
わたしを生きること
「これが、私です」
と言えるような人生の送りかたが
できているだろうか、と
何をもって、そう言い切ることができるのか
これからも考え続けていくしかないみたい
まだまだ静緒の快進撃を見たいので
物語が続いてくれることを願いつつ
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コンサルに対するあこがれが膨らむ
コンシェルジュとか、誰かをサポートするのって憧れる
の、ようなもの、風でいいのだね
自分を持つのは難しいと思っているけど
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第3弾
お得意様の子供の中学受験からSNSの誹謗中傷対応など、外商員もそれはそれで大変なのだ。でも一回に1千万円分とか買い物してもらえるのなら苦労の甲斐はあるのかも。普段縁のない世界を見せてもらえるという意味で、こういうのが小説の醍醐味なのかも。
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お仕事小説でありつつ、LGBTをより自然な形で描く。
ストレートの女性との生涯の共同生活を望むゲイの男性がその生活形態をどう整理するかと悩むなど、切実でありつつどこか突き抜けている。
ある意味、「正欲」を超えた世界がそこにある。
世俗離れした金額が普通に消費されるのも爽快。
作者も内心ストレス発散しているのではなかろうか。
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単にモノを売るだけではなく、サービスを売ることでも得意先を開拓する主人公。実際の外商はでどんな感じなんだろうと思いました。
縁遠い世界なので、確かめようがありませんが…。
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全く縁のないセレブの生活が描かれて、外商のお仕事小説とともに興味深い。外商ってこんなことまでするの?という驚きと、それが次のイベントのアイデアになるのも面白い。
気になっていた桝家との関係も良い展開になって、この新しい形がうまく収まるところを見たい。
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ドラマ化大ヒット作、待望の書き下ろし続編
神戸の老舗、富久丸百貨店芦屋川店で敏腕外商員として働く鮫島静緒。日本一の高級住宅地のセレブ相手に、きょうも奔走する。
美容整形に興味があり静緒に試させる女性投資家、息子の中学受験に静緒を巻き込む元CAセレブ主婦。「強い」宝石を集めるイラストレーターの訴訟事件……。そして、プライベートも落ち着かない日々の静緒にヘッドハンティングの話が。同居するゲイの同僚・桝家修平の反応は?
ドラマ化もされた話題作の続編を、「トッカン」「シャーリーホームズ」シリーズ、『政略結婚』など大ヒット作連発の著者が書き下ろしたハイクラスエンタメ!
解説は、読書家で書評エッセイの連載や、新聞の書評委員もつとめる、女優の南沢奈央!
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相変わらず日々大忙しの静緒である。(どうしても頭のなかは竹内結子さんに変換されるので、複雑な思いにはなるが)物語のなかでは、一日24時間では足りなそうなほどパワフルである。外商部のお得意様に、ここまで深く寄り添う必要があるのか、とも思うが、だからこそ、新しい企画も生まれてくるのだろう。プライベートでも揺れ動く年代であり、親のこと、自身の行く末、立場、などなど、惑うことばかりなのが悩ましい。そして、それを隠さないのも静緒に人間味を感じ、親しみを感じる所以だろう。桝家との関係も、名前がないだけで、極めて良好で、出会ったころとは全く違って、ベストな状態に見える。これからどんな風に走り続けるのか、まだまだ見守りたいシリーズである。
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上流階級面白かった!
カテゴライズすると把握が楽。しかし無理に当て嵌めようとすると自分がバグる。
本物でなくてもようなもの、近いものでいいのかもしれない。←完璧主義やめよう。
人生はめまぐるしすぎて、母親にならねば。妻にならねば、私というものがなんなのか分からないまま、おわってしまう。あなたはそうならないでね。
↪︎これは覚えておきたい。感動した。