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211130*読了
SNSで見て気になっていた小説。
男性同士のラブストーリーとは思っていたけど、思ったよりも性描写があり、お、おう…と戸惑ってしまいました。
ちゃんと確認しておかなかった私が悪いのですがね。
アメリカ初の女性大統領の息子であるアレックスと、英国王室のキャサリン王妃の次男であるヘンリー。
犬猿の仲に思われた二人が恋に落ち、深く愛し合う。
アメリカの20代って日本とはまったく違う過激さを持っているよな…。
彼らの境遇の問題だけではない気がする。
アメリカの政治事情、イギリスの王室事情がどれだけ現実と一致しているかは分からないけれど、用意されている立場ならではの苦悩。
自分は味わうことがないから、客観的に大変そうだねぇ…頑張れ…と、そんな気持ちで読んでいました。
プライベートジェットでロンドンまでひとっ飛びする様や、部屋数多すぎる豪邸に豪奢な寝室とこちらからすると別世界で起きているはちゃめちゃラブロマンスは単純に楽しめました。
ハッピーエンドでしかないって分かってはいるものの、そこに至るまでの展開にはドキドキしちゃう。
アメリカの若者小説というのか、ラブコメというのか、とにかくこういう小説ってたまに読むとおもしろい。
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大統領の息子とイギリス王子が恋に落ちたら…?というポップなティーン向け作品でありながら、同時に社会が服従してきた時代遅れの伝統のおかしさや苦しさを当事者目線で描き出す爽やかな作品。これは10代の時に出会いたかったなあ!
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アメリカ社会や政治、特に大統領選挙の熱狂がすごく伝わってくる。おもしろい!
イギリス王室の描き方はちょっとステレオタイプでは?と思った。
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アメリカ大統領の息子とイギリスの王子。二人のライバル同士の関係が予想外に変化していく……!どのキャラクターも個性豊かで素敵です(^-^)
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もしストレートなら、自分がストレートだと納得するのにこんなに時間はかからないのではないか。
"まさか…愛を返してもらえるとは思いもしなかったから"
"I never... I never imagined you would love me back"
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男性同士の恋愛ロマンス小説とは、これまでのあまりなじみのないジャンルだが、読み始めるとふたりの行方が気になってしまい、文庫本672ページを数日で一気読み。この作品が全米図書館協会が選ぶ12歳から18歳までのヤングアダルトに特に薦めたい大人向けの本10冊であるアレックス賞作品と聞いて、思わずうんうんとうなづく。同性同士の恋愛で一番苦しいのは、社会に認められる難しさなのだと思う。『赤と白とロイヤルブルー』は、セレブの恋愛をコミカルに描きながら、ふたりが葛藤し決断する姿をまっすぐに描く成長物語でもある。
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若くて有能で美しい子たちが大切な家族と友人と一緒に 正しさと愛を押し通す、熱いおとぎ話であり最高のロマンス。最後に愛は勝つ。
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イギリス王室や日本の皇室での出来事を思うと、全くの“ファンタジー”というわけでもないかなと思える作品。
イギリス王子の皇室離脱や、好きな人と結婚したはずなのになぜか最後まで国民の理解を得られなかった日本のプリンセス…。でもしっかりとどちらも自分の思うままにできたという部分で、このお話もファンタジーではないと思った。
というか、この作品は2016年にトランプが当選しなかった場合のwhatif的に見ることができるほど、背景は現実的。作中で語られる映画や音楽も実際にあるものだし、2人のダンスシーンで描写されてるエルトン・ジョンの「Your Song」は思わずかけながら読んでしまった!
正直、私は前半のラブラブぶりは少し辛かった。というのはこれが男同士のラブシーンだからというわけではなく、私がアセクシャルだから。
前半の雰囲気はまるで「僕の名前で君を呼んで」という感じで、これが最後まで続いたらどうしようかと思った。(そんなわけない)
しかし、後半の選挙あたりは一転めちゃくちゃアメリカ!まるで「スキャンダル」みたいな感じ!
2年前のトランプvsバイデン戦を思い出してワクワクしちゃった。アメリカの政治は全く関係ないのに、「あ〜、●●州取られた〜!」「●●州は取ったぞ!」ってめちゃくちゃやきもきしたのを思い出した笑
最後の展開を見ると、世界に認められたのは男同士であり、レズじゃなかったからだろうなという現実感もある笑
本書の中で印象に残ったのは、登場人物たちが自分らしくいることを制限されることに対して、この世で最も酷いこと、と考えいること。
日本では、比較的社会的役割の方が重んじられ、自分らしさは二の次となる価値観の国だから、そんなの日常茶飯事ですが?と。
日本でこんな事件が起こったら、多分一定層が女王のような価値観だろうなと、絶望的な気持ちになる。
アメリカでは大ヒットした作品だが、イギリスでも同じように評価されたのかな?
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初めての、海外ものの、BLの、小説。けっこう分厚い。
たぶん訳者は、BL小説っぽくしない訳を目指したんだと思う。
設定も凄くて、アメリカ初の女性大統領の長男アレックスと、イギリス王室の末の王子様ヘンリーとの恋愛。
早々に恋愛関係に落ち着く。多少のベッドシーンはあれど、私にとっての読みどころは、アメリカーンな若者たちのライフスタイル、ホワイトハウスやウィンザー家のトリビア、大統領選の興奮など。
舞台は2020年で、作中ではオバマまでは言及されている。
コロナがなければ、こんな世界だったのかなと眩しい気持ちになった。
ちなみに、ハッキリと民主党=主役、共和党=悪役。
作中で何度もテキサスの話がでる。私の中で、テキサスは水戸、となんでか昔からイメージがあったのだけど、この本を読んで、やっぱり当たってるなーと思った。笑
これをもし東アジアでやるなら、日本の皇太子と、中国の総統の長男とか…?うん、難しいね。中華BLというジャンルと、いつか比較して読んでみようかな。
作中で触れられるとおり、大統領は自分の意思でなるもの、勝負に勝って得る地位だ。家族は巻き込まれるけれど、アレックスは自分から政治の世界に飛び込もうとしている。
一方でヘンリーは、生まれながらに王子だし、伝統を尊ぶ国で、血筋を重んじる地位から逃れられない。
苦しみは大きいのは当然だろう。
悪役ぽく登場する兄フィリップがいるから、ヘンリーは自由にできるんやで、とも思う。
フィリップの犠牲のもとに、という視点がないのがやや気になる。
湖畔の家に来た時のヘンリー、若者のクラブでクイーンを歌って踊るヘンリーが可愛かった。
全体に、登場する若者たちが優秀かつ、自意識も強くてアメリカーンなかんじ。
ノーラも作中人物なので好意的に読めるけど、近くにいたら大変そう。
いろいろと、すっごいなー。
親世代が、子供の下半身事情に鷹揚なのも面白かった。
日本ではこうはいかないよね。
表紙のイラストがかっこよくて手に取った。
映画も製作中とか。
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初BLロマンス!
でも読むうちにそんな枠は取っ払われ、純粋に二人のロマンスを応援していた私。
イギリス王室の王子とアメリカ大統領の息子。
いがみ合っていたはずの二人が次第に•••
ロマンス小説と言ってしまえばそれまでなんだけど、それぞれの立場をすごく丁寧に描いている。大統領の息子として、王室の王子として。
落とし所はどうするのか、わくわくドキドキ。熱烈シーンもてんこもり(≧▽≦)
描写がうまいねー。頭の中がもう♡でいっぱいw
とても楽しめた。映画が楽しみ。
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主人公が変な恋の駆け引きをせずに
自分の感情に素直で大好きになった!
登場人物達が人間らしくいろんなキャラがいて
どんな映画が好きかなど細かい設定があって面白い。
長めなので根性が必要。。。
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アメリカ初の女性大統領の息子と、英国の王子の恋物語。なんとまあ!壮大な!!
おとぎ話のような話だけど、大統領選挙やLBGT問題、SNSの活用などリアルな部分もありで、無学な私はどこまでがフィクションか分からなくなったり。(お恥ずかしい)
度々出てくるアメリカンジョークみたいなものがさっぱり理解出来ず、「え、これ笑うとこやったん?!」「出た、アメリカンジョーク…違う、怒ってはるわ」な場面が多々あり少し苦戦。翻訳物あるある!
でもそれを上回る胸きゅん度合いで、挫折せずに読了。ヘンリー可愛いよう。
二人のメールのやり取りが楽しかった。砂吐きそうなくらい甘くて、「いやメールで何を言うてんの!」とこっちが恥ずかしくなったけれど。
アレックスの母であり、アメリカ大統領である エレンがお気に入りのキャラクター。
●"そこつ者ディアス、 手の施しようがないほ どロマンティックな小悪党" アメリカ合衆国大統領の声がベッドのなかでくぐもっている。 "一生ものなんでしょうね。 用心なさいよ "
二人がピンチに陥った時のこの台詞が、 母とし ても、アメリカ合衆国大統領としても格好よく て思わずガッツポーズ! 最高に格好良い!
大ボリュームなので読み終わるまでにたっぷり1週間かかったけど、きゅんきゅん、ハラハラと楽しい平日を過ごせた。
2人に幸あれ!!!
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ロマンス小説か。BLか。と読み出せば、ロマンス小説だしBLなんだけど、アメリカ大統領の息子アレックスとイギリスのヘンリー王子のロマンスに並行して大統領選挙が絡んでくる。物語はアレックス目線で進んで行くので大統領選挙側からして、息子とイギリス王子の恋愛なんて、ちょっと待ったどころの話ではない。この2つの事象が絡み合って物語が進んでいく中で、肌の色や国籍、性別やパワハラ問題なんかもさらっと絡んでくる。二人の甘くて苦いだけではないところが面白くてどんどんページをめくってしまう。そしてそんな一筋縄では行かない恋をサポートする周りの人々がとても魅力的で楽しい。いや、クレイジー。予告動画が出ているが、映画もきっと凄く良く仕上がっているに違いないと、今から配信が楽しみである。
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アメリカ大統領の息子と英国の王子の恋のお話。
表紙のかわいらしさと、イギリスのお話がよみたいなーと思って購入したらアメリカの本だったという一冊。
基本、アレックスとヘンリーのラブコメを楽しむ恋愛小説なんだけど。アメリカ大統領選挙の風景や、政治的なやり取りや、イギリス王家の確執や、それぞれの家族の物語や、、、とにかく人間関係の色々が盛り込まれていて、面白い。
どうやら映画になってるらしいので、そっちも見てみようと思う。2時間とかで収まるのかな?というくらい原作は盛沢山。
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繊細な文章で綴られており、登場人物たちの行動や相手への気持ちが美しかったです。
量はありますが読みやすく、10時間くらいで読みきれます。