紙の本
新聞記者
2021/04/15 22:16
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
デビュー20周年を飾る、正義とプライドをかけた新聞記者と警察の攻防を描いた超大作。30年以上有耶無耶にされた幼女をターゲットにした断続的な事件の違和感に気付いた若手記者とベテラン記者、全く違うタイプの二人がタッグを組み警察がひた隠しにする真相にアプローチしていく場面に、各々のキャラの個性が強く出ていてとても魅力的だった。
電子書籍
かなりの長編
2021/06/25 08:32
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投稿者:Masaru_F - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者には珍しい長編。その他は、警察・新聞記者と舞台設定は得意のフィールド。事件も長い期間に渡って発生。社会・警察に存在する闇、権力者によるゴリ押しと忖度などを的確に描写。弱者は口を開かずに死を選ぶ。病気との戦いで死を意識する定年間近の人間の葛藤。盛りだくさん。
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全国紙の新聞記者。千葉で小学2年生の少女が他殺される事件を発端にこれまで似たような年の少女が殺害、失踪事件が連続していたことを突き止め記事に。
警察の深い闇が暴かれそう。(下)も楽しみ。
○○だった―いや本当にそうなのか?みたいなやたらーを連発。リズムが悪くなるような…ちょっとクドいような。慣れれば気にならなくなるかな?
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コロナ禍に起きた小学生の死亡事件。行方不明になってから遺体となって発見されたという。事件を追ううちに過去に似たような小学生の行方不明や死亡事件が周辺地域で相次いで起きていたことをつかむ。全て未解決で、警察は早めに打ち切っていた。隠蔽?犯人死亡?果たして真相とは?
2人の記者が真相を追う。
堂場さんの作品というと、警察をメインにした作品が多いですが、今回の主人公は新聞記者。定年間際のベテランと若手が、垣根をこえて殺人事件を追います。
記者ならではの洞察力や事件のネタを獲得するために奔走する記者の活躍を大いに楽しめました。ネタの裏どりや警察との交流など地道な取材である一方、遺族に強引に取材を申し込んだりと様々な記者の一面を伺うことができ、仕事のハードさも伺えました。
果たして事件の真相は?連続殺人?警察の隠蔽?といった色んな疑惑が登場しますが、前編では何もわからないままで終わります。取材を重ねるうちにそれまでの取材した結果を記事にするのですが、ある悲劇が発生します。
2人の記者の視点で物語は発展しますが、警察側の視点がありません。なので、事件の裏では警察はどんなやりとりが繰り広げられていたのか、気になるところはあります。
今回は、警察の闇を浮かび上がらせる感じで、表現されていますが、新聞は新聞で色んなことが渦巻いているかと思います。「知る」ためなら、なんでも良いというのもおかしな話です。被害者に土足で入ったり、勝手な解釈で他人を惑わせたりと記者の行動には、いささか疑問視するところもありました。
事件の真相が知りたい一方、こうした記者の行動を読んでみると、そっとしておいても良いんじゃないかと思ったりもしました。
これを書いている段階では、下巻は未読なので、どんな展開になるのか楽しみです。
連続殺人?それともそれぞれ単独の殺人事件?
警察はなぜ早々に切り上げたのか?
異動したり、がんになったりと状況は様々でしたが、下巻ではまた協力するのか?
下巻が楽しみです。
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千葉と埼玉。江戸川を挟んで少女の失踪、殺人事件が発生している事に新聞記者が気付く。
警察は沈黙を続けている。むしろ捜査に消極的にしか取り組まない。
遡る事30数年。政治家と警察の癒着を記者が暴いて行く。
記者の一人は定年前で胃癌の手術を受けていて、再発を恐れながら記者魂に着火して頑張り通す。
面白い。
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堂場氏の作品は何時も楽しみにしている。今回は新聞記者2人、殺人と行方不明事件それも小学生の女の子、警察との闘い?しかし現在の実際の警察ではこんな事は起こらない。でも小説としては至極面白い!
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30年前の事件から現在まで5人ぐらい幼女が殺された。警察はなかなか事件のことに関しては言わないが新聞記者若手の古山と定年前の松島はこの事件を追っていく絡み付いたぐちゃぐちゃの紐を解くようになかなか難しく最後は古山も転勤になリ松島は前胃がんの手術をしたのが再発したのか?
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06月-18。3.0点。
全国紙、千葉のミニ支局長の主人公、近隣で幼い女の子が行方不明になり殺害される。一方、同じ新聞社で埼玉の若手記者、県境で同様の事件があり、未解決なことを重視、ふたりで事件を追う。。。
警察の怪しい動きを追う二人。そんなに大っぴらに隠蔽するのかな。下巻に期待。
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新聞社と警察、ともに県境を越えると意識が薄れるという共通点に着目した未解決事件モノ。警察側にもキーマンがいるともっとバランスが取れそう。そこは下巻に期待。
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千葉と埼玉、二つの県をまたいで起こっていた女児殺害・行方不明事件。30年以上にわたって繰り返されていたその事件が同一犯によるものではないか、と考えた新聞記者。しかし警察の反応は芳しくなく、むしろ何かを隠蔽しているようにも思える。定年間近の松島と異動を控えた古山、二人の記者が事件の真相に迫ろうとする警察小説にしてメディア小説。
「県が違うから別の事件」って……いや、犯人はいちいちそんなこと考えないでしょ! とまず突っ込みたかったのですが。警察ってそういう考え方なのでしょうか。しかし捜査の怠慢であっても許せないと思ったけれど、隠蔽って……恐ろしいなこれは。真相に迫ろうとする記者たちの身も心配になってきます。どんどん不安だけが募るけれどあまり新事実も出てこない上巻。だけど終盤の展開からいっきに下巻に雪崩れ込んだ後は劇的な展開がありそう?
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上・下通じて
ネットなどに押しやられ存在感が薄くなった新聞記者たちの奮闘。
ベテラン記者と若手の記者が組んで、30年来続く女児誘拐殺人連続事件の真相に踏み込んでいく。
上からの圧力によって操作を緩めるなんてことは警察にはあってはならないと。
本格的な事件もの、ぐっと楽しませて貰った。
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上巻としては良い終わり方だと思う。ある事件を新旧の記者がそれぞれの立場から取材し、すり合わせていく様は読み応えがあった。終盤にいくつも爆弾が投下され下巻に向けてのテンションを上げてくれた。下巻では広げた風呂敷を萎ませないでいてくれることを願う。
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新聞記者が、ふとしたことで未解決の殺人事件が周辺で7件あることに注目する話だが、刑事ではないのに、刑事ではないからこそ出来ることもあると感じさせる。
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初読の作家さん。本筋にそれほど関係ないと思われる情報の説明がやや多く、流れをそいでいるように思えますが、徐々に真相に迫っていく感じはいいですね。下巻の展開に期待!
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堂場さんの新聞記者物は久しぶりかな。出足から結構面白くて、久々に読むのを止められなくなる。しかし、犯罪が超悪質なのに、隠蔽??? いくらなんでもやり過ぎなような気もするんだが、後半どう進むかとても楽しみ