紙の本
1年次終了?
2021/05/31 07:18
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投稿者:Ap - この投稿者のレビュー一覧を見る
美大って、絵画科は絵を学んで、彫刻科は彫刻を学ぶっていうような、薄っぺらいイメージしかなかったけど、コレ読んでると、どの科に入っても『自己の表現方法(=芸術?)』を学んでいることが分かる。
己の中身を外に出す、いかに相手に分からせるかを学んでいる訳で、それまでただ『課題』を描いていただけの主人公が迷走した訳がようやく納得できた巻。
他のメンバーの講評も読みたかったです。
電子書籍
意外にそこらにいそうな世田介くんのような人にもフォーカスされていた
2022/02/16 16:51
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
悩みっぱなしだった八虎の芸大一年生の終わりは進級制作で悩んでいた、というこの巻の話。
芸術はおろか絵を描くこと自体、学生の頃の図画工作や美術の授業以上のことをやったことがない者からすると、八虎の悩みの表面的なところでは共感や理解しにくいところがあり、一見するとチマチマと悩んでいるモノローグとかが続くと、世田介くんではないがやや鬱陶しい感じもしてきてしまう。このマンガの始めの頃の八虎はもう少しストレートに感情を発露させていたように思う。それが、藝大生になった前後からはいろいろと屈折していくようで、絵を描く楽しさから遠ざかってしまっているように見えた。
だが、八虎の悩んでいることを美術という枠組みを外してみると、意外と若い人や人の若かりし頃に考え悩むことに共通していることではないのか思えてくる。昨今の表現の仕方だと「自分探し」みたいな言い方になってしまうのかもしれないが、そんな薄っぺらな言葉では言い表しにくい、時代や世代を超えた若者の悩みのように思える。
だから、このマンガは美術という少し特殊な世界を扱っているにも関わらず、多くの人々の共感を得て人気があるのだろう。
なんてことまで考えながら読んでしまったら、八虎は藝大一年生を終わることになってしまっているではないですか。まだまだ悩むだろう八虎はどうなっていくのか楽しみだ。
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猫屋敷先生
2021/12/31 09:02
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投稿者:うみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫屋敷先生ムカつきますね〜
テイクテイクばかりで疲れてるのが分かります。
自分がそうするのは自分で選んだから(と言っても社会圧力からそうする方が゛賢い゛選択なんだろうけど)いいけれど、生徒にもテイクの姿勢を求めるのは違うんじゃない?
今まで生徒の心と製作のバランスを心配していた先生達から一転、対比になってますね
紙の本
価値のものさし
2021/12/12 12:03
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
八虎と世田介も、もう進級のための制作である。
ふたりがぎこちない交流から、絵を描くこと(創作)とは・・・、美術とは、アートとは・・・を考え、たどり着く姿が良かった。キーワードは「ものさし」。
美術、芸術に限ったことではないのだろうが、いろいろな「ものさし」があっていいのだ。
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ほんと、いいです!
若い時に突き詰めて考えて、悩んで、行動して、壁にぶち当たって、もがくことは大切なんだと思わされます。
「コスパ」とか「ゆる〜く」という言葉の真逆の美大生たち。
そういう彼らこそが美しいです✨
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絵画のみにフォーカスしていた受験編から一転、藝大編では彫刻など多種多様な美術の形にスポットライトを当てていて、
八虎くんが自身の世界を拡張するなかで改めて絵画に焦点を絞る構成がとても素晴らしい
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藝大の先生の圧力が怖い。成長して欲しいんだが、潰したいんだかよくわからない闇を感じる。
その人が将来どうするかは自由だろうに。
しかし、芸術とは何ぞやという事をいろいろと考えさせられて面白い。
未だによくわからないけど。
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藝大一年目の学生二人の葛藤、というよりは『自分の価値観に気づかされる』過程を描く作品です。
実際絵を描くシーンはほとんどありません。絵を描くまでに、
自分は何を創りたいのか?
そもそも絵である必要はあるのか?
自分を絵に駆り立てる原動力は何なのか?
ふとしたはずみて気づく。
そのワンシーンワンシーンをしっかり切り抜いてくれるから好きです。
ページをめくる指が何度か止まるほど、心にくる一冊です。
楽しいか?聞かれると、楽しくはないかもしれませんね。もっと違う言葉がふさわしいです。
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今回のポイントは岡本くんと世田介くんが仲良くしているのを見てしょんぼりしちゃう八虎と、夢崎さんの「かつあげかぁ?!」です。
ブルーピリオドだなぁ、と。青い青い。結局八虎はこの1年、技術的な点での習得はほとんどなかったんじゃないだろうか。それ以前のメンタルの部分で立ち止まってずっとモヤモヤしていたのが、どうにか一歩、世田介くんと一緒に踏み出せたのかな、という区切りの10巻目だったかな、と。そういう時間も無駄ではないと思うし、そういう時間を過ごせることが「ブルーピリオド」の特権なのだろう。
それぞれ苦手としていた教員にもある程度向き合えるようになった。槻木教授に関してはただ厳しいだけというか、ちゃんと自分に向き合ってない学生には、彼の側からも向き合わなかっただけの話で。いつまでもウダウダしてないで、ちゃんと学んで作品作れよ、というのはその通りなんだろう、と思う。猫屋敷先生のほうがどうにもならん感じ。自分が美術界で歪められてしまった現状を、学生にも押しつけようとしているというか。彼女を掘り下げる話が今後出てくるんだろうか。
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よた〜〜〜〜〜〜。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。
40話泣いたね。
アートを全くかじってない私ですが、
自分の心が震えて生きてて良かったと思える程に幸福を感じるときは この八虎とよたみたいな、考えてること思ったことが伝わった瞬間?共感できた瞬間?というかコミュニケーションがとれた瞬間であり、それが描かれていて、わかるという感動もあったし、よたが報われるんじゃないかとも感動した。
よたの話は胸が苦しくて、母親の言動が特につらかった。
一番近い人から、信じたくないほどに感性が違って分かり合えないかもと心の距離を感じるのはさみしいよね。
でもよたは自分で心を整理してる、すごいよ。
教授、講師の先生方の言わんとすることが、まだ一人一人がどんな人かわからなくて読み込めないから恐ろしいし計り知れない、八虎と同じ風に読者も感じられるってことなのかな。
作中出てきた女性画家、まんま小松さんじゃん!と思ったら小松さんの絵がそのまま出てきたのでびっくりしむした。こんな作品協力あるんですね。
八虎が初心を思い出すところは心震えました。
自分もこういうの忘れてなかったか?と省みる。
小手先のものに惑わされて捕らわれて焦って…。
自分にちゃんと向き合うの大事だな。これでいいのかわからなくても結局は自分がやり切ったと自分に思えるところまでいくのが精神衛生上いいのかもしれない。
そこの道のりキツイけど。
と思っても、それは独りよがりとか進歩ないと教授は言うんか…
これから先の八虎の歩む道が楽しみで仕方ない。
よたの進級制作の絵、好き。
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世田介くんも八虎くんもひと皮むけたという感じ。
二人とも、感じたことを感じたまま、その気持ちを大事にしていいということに気づけたというのはすごい前進ですね。
また、観ようによってはこれまでの伏線?が回収されたっぽい感じにも読めます。
いろんな物差しにはこれまで出てきた物差しがたとえられています。好み、技術力、歴史、金、家に飾りたいか
・・・まるでこれまでの復習のよう。
また、1巻で森先輩が「りんごもうさぎの体も青くていいんだよ」と言った時のうさぎってなんとなく出てきたたとえだったと思っていましたが、ひょっとしたら今回の世田介くんの話につながっていたのかな?二人で渋谷でオールの朝も例の青い朝ですし。なんてったって世田介くんがうさぎの絵を通じて”わかってもらえた”と泣いたのは1巻での八虎と同じ反応。
八虎くんも自分の好きなものが見えてきた感じ。これからまたどんな作品を生み出すのか楽しみになってきました。
この巻では猫屋敷先生と世田介くんのやりとりが印象に残ります。
「何者かになる」ことにこだわる猫屋敷先生と
「何者かになる権利はあっても義務はない」と言い切る世田介くん。世田介くんに1本!って感じですがむしろ猫屋敷先生の内面になにかコンプレックスがあるかのようにも思えます。なんだかんだ言ってもこの先生もまだ若いしね。
YOASOBIの「群青」のように
「好きなものを好きだという 怖くて仕方がないけど」
というフレーズが浮かんできます。「群青」の歌詞はこの作品の本質を突いているとあらためて感じられました。
佐伯先生久しぶり♬
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世田介の回、八虎が何だかんだアプローチするも玉砕、どんな声がけが正解なのかわからない
いい話だな、すごく気づきがあるし反省したりしながら読んだ
みんないい芸大生だ
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1年生終わるのはや〜!!!!!前回今回は世田介くんの話だったけどよかった。八虎も周りの人に影響されて考え方広がってくの良い〜!!!次の一年生で浪人した人たちが入ってくるのか気になる。楽しみ。
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ついに来たヒロイン世田介くん深掘り巻。「絵を描くの好き?」の続き。
うさぎ小屋。小学校とかではなく、なにか施設のようなところのようだ。
岡本くんの底抜け感。
きねみさんのバレー部根性。
現代アート≒とんち。
世田介くんと渋谷でオール、「10年後も思い出す日だと思う」とか言われてぇ。
鳥獣戯画風の扉絵。
宮下さんがんばれ。
小野冴夏の喋り方わたわた。
佐伯先生の再登場。
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正直ずっと世田介くんを「めんどくさい奴」と思ってたが始めて応援したくなった
人間は その人の人間性とか、どうしても視覚からの情報に頼ってしまったり、情報に頼ってしまったり(噂など)しがち…気をつけてはいるが してしまう
天才だって苦労してる
天才だって悩んでる
天才だって恵まれてるわけではない
天才だからといってその分野が天才にとって好きな分野とは限らない…
色々考えさせられる漫画ですね…
自分も会社では
筋トレキャラ…ジム通いキャラですが
筋トレは五年ほど前からあまりやってないですし…自分は自宅トレーニーなので、ジムには行きませんが
どんなに直接「今鍛えてません」「ジムは行かない」と断言しても ずっとこのキャラです
なんでも情報にたより
情報に踊らされ
関係ない人を間接的に傷つける世の中
人間は頭良すぎたのか
開発してきた物が人間の能力では扱いきれない物になってるのか…
考えさせられます